苦手なことに立ち向かう勇気や、難しいと思うことに取り組む方法や姿勢というものを知らないで生きるというのは、ずっと逃げ腰の人生となってしまうのです。
「苦労は買ってでもしろ」
日本のことわざでも「若いときの苦労は買ってでもせよ」というものがありますよね。
”買ってでも”ということは、それが自分の目の前に現れたからしょうがなくする、という以上に、苦労をわざわざかってでるほどの積極性がありますよね。
それくらい、苦労をした方がいいということです。
特に、若いときに苦労することは、必ず貴重な経験となって将来に役立つことだから、それを求めてでもするように、ということです。
若いときに苦労した人は、それだけ自分を鍛えてスキルアップさせ、そしてそれは自分の成長になっていきます。
それが後の人生に大きなプラスとなってくれる、という昔の人の知恵なんですね。
「選択に迷ったら難しい方を選べ」
さらに、人生に迷ったとき、進むことのできる道が幾つかあるときなど、「選択に迷ったら難しい方を選べ」というアドバイスを聞くこともあります。
「迷った時には困難な道を選んだほうがいい」という言われることもありますね。
無茶をしたり、自分をかいかぶりすぎて、限界をわきまえずに行動することとは違いますが、いつもラクな方、ラクな方へと進むのではなく、難しいと思える方に挑戦することによって自分を鍛える事ができる、ということですね。
いつもいつも、最上級に大変な険しい道を選ぶことが正解、ということでもありません。
そのように自分の限界をわきまえずに、そしてちゃんとした計画がないままに行動することによって痛い目を見ることだってあるからです。
でも、大変だとか難しそう、努力や困難に取り組むことが求められるとわかったら、すぐにそれを諦めるとか、その道を排除しようとすることは、自分にとってプラスにならない、ということも覚えておきたいと思います。
あえて難しい道を選ぶ人もいる
難しいことから逃げたくなるのは、みんな同じなのかもしれませんが、勇気を持ってプライドを捨ててまずは挑戦してみる、取り組んでそれを乗り越えてみせようと、あえて難しいと思える道を選ぶ人もいます。
それは、自分にとってそれがプラスとなることを確信しているからでしょう。
苦手なことや、あまり得意ではないこと、すぐには上手にできないことから逃げてていても
自分は成長できない、ということを知っているわけですね。
なので、自分のためにもあえてそれにチャレンジしてみるわけです!
難しいことにチャレンジするのはメリットも多い
難しいことにチャレンジしてみたときに、必ずしも成功する、すべてがうまくいく、自分の期待通りになる、ということはないかもしれません。
しかし、自分が思っていた以上に収穫があったり、今まで知らなかったこと、気づかなかったことを知ることができたり、結果はやっぱりそれほど出せなかったとしても、チャレンジしたことによって別の方向で自分がレベルアップしている事に気づくこともあります。
それで、挑戦することには確かに価値、メリットもあるわけです。
だからこそ、そうするようにとのアドバイスやことわざが昔からあるわけですね。
難しいことをチャレンジすべき17個の理由
では具体的に言って、難しいことにチェレンジすることのメリットとは一体何なのでしょうか?
努力したり、挑戦したり、苦手なことを克服することは、自分にどんな影響や変化を与えてくれるのでしょうか??
1.人間として成長する
自分にとって苦手なこととか、人よりあまり上手にできないこと、そしてそれをするのに人一倍努力が必要なこと、やりたくないと思うことをするのって、すごく力が入りますよね。
でも、それをする必要が出てきたときにそれにどう取り組むかは、その人が人として成長するかどうかを左右するようです。
もし、いろいろと言い訳をしてそれから逃げるなら、それまでの話です。
逃げちゃえば、それでその時はラクかもしれませんし、問題は当面はなくなるかもしれませんけど、実質その人が成長しているわけでも、問題が解決することもありません。
努力もしないで、それから目をそむけているだけなので、何もそこから得るものはなく、ただ自分がそこから逃げたという事実が残るだけです。
その時はまだ立ち向かう力がなかっただけ、ということもあるかもしれませんが、また別のときに同じ問題や苦手な事に直面して、もう一度それに向き合わなくてはいけない日がくるかもしれません。
もし、難しいと思える事に取り組むなら、それは自分の足りないところ、できていないところに目を向け、それを改善する努力をしたり、自分にはなかったスキルを身につけるチャンスになります。
つまり、大変だと思える事、難しいと思える事こそ、人として成長するチャンスなのです。
誰だって、すべてを完璧にできているわけではなく、苦手とする分野ややりたくない、と思えるような分野があります。