話しやすい人を評するときに、『話しやすい人』と言うよりも『フランクな人』と言う場面が多いのではないでしょうか。

この記事では、「フランク」とはどんな意味があるのかや、意味や使い方、類語や対義語、英語表現などについて解説していきます。
また、フランクな人が好かれる理由についてもお伝えしていきます。
日常でも使う言葉なので、この機会に正しい意味や使い方を理解しておきましょう。

この記事の目次

フランクとはどういう意味?

フランクには「①率直なこと」「②遠慮のないさま」「③気取らないさま」「④嘘がない」「⑤本音本心で接すること」という意味があります。

率直

フランクとは、「率直」という意味があります。

率直さを持っている人は、周りの人に向かって含みのある言い方はせずに、相手にとって分かりやすい表現で率直に伝えます。

聞いている側にとっても理解しやすくなるため好感を持たれます。

相手に言い難いことがあるとき、言いたいことを遠回しにする人がいます。

しかし、フランクな人は、相手に伝えたいことを遠回しにせずに率直に分かりやすく伝えることができるのです。

そのため、聞いている相手は勘ぐる必要もなく、素直に受けとめることができます。

相手に伝えたいことを率直に話すことができるのは、見方をかえると、相手を信頼しているからこそ出来ることかもしれません。

遠慮のないさま

フランクとは、「遠慮のないさま」を表すこともあるでしょう。

フランクな人は、相手に言い難いことを伝えたいとき、遠慮せずに伝えたいことをハッキリと話すのです。

また、初対面の相手にも遠慮せずにどんどん話しかけたり、質問したりするので、話しやすい雰囲気があります。

気取らないさま

フランクとは「気取らないさま」を表す表現でもあります。

自分に自信があるフランクな人は、自分の本心を隠す仕草は必要がないため、気取る必要がなくなります。

自然体で相手とコミュニケーションをとるため、相手の人からは話しやすい人という印象を持たれます。

気取らずに自然体で振る舞う人は、周りの人からはフランクな人という印象があるでしょう。

嘘がない

フランクには「嘘がない」という意味も含まれるかもしれませんね。

自分に自信を持っているフランクな人は、自分を飾る必要がないため、周りの人とは嘘のない言動で接します。

また、自分を守るための嘘を使う必要もありません。

自然体の振る舞いができることから、周りの人からは好印象を抱いてもらえます。

本音本心で接すること

本音本心で接することもフランクという意味を持つでしょう。

日々の生活の中で繰り広げられる様々な人間関係において、自分を隠さずに表現しながらコミュニケーションをとれる人はフランクな人だとみられます。

人と接するとき、自分が本音や本心を隠すと、相手が感づいて相手も本音本心を隠してしまうことがあります。

このことは、人間関係を築く上で大きなマイナスになることがあります。

反対にフランクな人は、周りの人との人間関係を日頃から大切にしますので、相手とは本音で接することで、信頼関係とともに快い関係を築いていきます。

フランクの使い方と例文

フランクな振る舞いは、時として誤解を招くことがあります。

フランクには、『あけっぴろげ』や『遠慮がない』、『おおらかさ』などの意味があります。

そのため、人同士がコミュニケーションをとる場面の雰囲気によっては、マイナスな印象を相手に与えることがあります。

例えば、仕事の場面でお客様など大切な人との会話において、フランクな態度で振る舞うことで、相手に不快感を与えることもあるでしょう。

相手との間で緊張感を伴うコミュニケーションの場面では、フランクな言動は、相手にマイナスな印象を与えて、軽い人と思われてしまいます。

フランクな言動は、大切な人との初対面の場面や緊張感を必要とするときには、マイナスに働くことがあるのです。

一方、私生活の中での友人関係など緊張感を必要としない場面や初対面ながら親交を深めたい人との人間関係づくりの場面では、フランクな言動が潤滑油となって、スムーズな関係作りに大きく効果を発揮することがあります。

では実際にフランクの使い方を見ていきましょう。

彼女の性格はフランクだから付き合いやすい

フランクの持つ意味には『ざっくばらん』、『あけっぴろげ』、『率直』など幾つかあります。

これらの意味の中で、どの意味に注目するかにより、フランクな人を目の前にした時の受けとめ方は異なってきます。

フランクの意味を『あけっぴろげ』『素直』『気取らない』と捉えている人にとっては、彼女のフランクな性格をみて付き合いやすいという印象を受けることでしょう。

フランクな付き合いなので気持ちが楽だ

気軽な友達付き合いを望む人にとっては、フランクな付き合いは、大いに歓迎できることでしょう。

しかし、将来を託すような大切な人間関係を築くときには、フランクな付き合いよりも、メリハリのハッキリした曖昧さのない付き合いができる人が適することもあります。

相手との間に利害関係が生ずるような人間関係では、フランクな付き合いでは、責任の所在が曖昧になりトラブルの引き金になることがあります。

フランクな付き合いを望むなら、相手との間に利害関係がなく、対等な友達感覚で気楽な関係を築くように心がけましょう。

フランクな付き合いは、人同士の上下関係を必要としない、対等な関係を築くときに効果を発揮して、楽な気持ちで快い関係を築くことができます。

この店はフランクな店主が盛り上げてくれる

お店の経営の勝負所は来客数と言えます。

多くのお客様に来ていただくためには、お客の心をいかに掴むかが大きなポイントになります。

お客の心を惹きつける大きな要素として、店主の人柄が大きな影響を与えます。

店主の人柄が醸し出す雰囲気が、お店の雰囲気を決めると言っても過言ではありません。

フランクな店主が醸し出す雰囲気は、どんなお客でも気軽に受け入れる温かさを持っていることでしょう。

お店に限らず、職場などの雰囲気は、その場にいる人の人柄からにじみ出てくる空気感や言動で大きく左右されることが少なくありません。

店主がフランクなお店であれば、お店の雰囲気が気軽に楽しめる印象を醸し出していることが想像できます。

気張らずに心おきなく店に足を踏み入れることができるでしょう。

フランクな人が好かれる10個の理由

フランクな人という言葉は、誰からも好かれる人という印象を与えます。

フランクな人は、人への好き嫌いがなく、こだわりもないため、誰からも好かれる雰囲気を醸し出しているのでしょう。

では実際にフランクな人が好かれる理由についてご紹介します。

1.社交性があるから

周りの人からフランクな人と思われている人は、初対面の人とでも臆することなく気楽な雰囲気の中で人間関係を築いていくことができます。

気楽な雰囲気の中では、フランクな人が醸し出す安心感が相手の心に伝わります。

そうすると相手も安心した心理状態になることで、警戒心が消えて、お互いの心が通い合いスムーズに無理なく人間関係を築くことができるのです。

フランクな人は、初対面であっても相手に圧迫感や緊張感を与えることなく、自然体でいます。

そのため、社交性がある人としてみられる傾向があります。

海外の人に比べると日本人にとって苦手な社交性を身につけることは、誰でも容易に出来ることではありません。

この点、フランクな人は、人をみる目を持ち合わせているため、相手の性格を刺激しないようにして警戒心を消して、スムーズな関係づくりが出来るのです。

誰とでも気軽に話をする

フランクな人が持つ特徴の1つに、人への選り好みがないことが挙げられます。

人それぞれに様々な性格の人がいますが、フランクな人は、人が持つ性格の違いを意識せずに誰とでも同じ目線で接し、同じ接し方でコミュニケーションを築くことができます。

相手の人柄の違いに関わらず、誰とでも気軽に話をしますので、相手も警戒心を抱くことなく気軽に心を開き会話を交わすことができます。

フランクな人の心の奥には『誰とでも親しくなりたい』という気持ちが根付いていますので、他の人とでも気軽に話をする振る舞いが自然に出てくるのかもしれませんね。

2.自分から積極的に話すから

フランクな人は、色々な人と知り合いになることが好きな傾向があります。

ですから、初対面の人とでも知り合いになれるチャンスがあれば、自分から積極的に話しかけることをします。

初対面の人に自分から話しかけるときも、相手に安心感を抱かせるように気軽な空気感で会話を向けることができるのです。

そのため親交が深まるのも早く、快い関係になることができます。

自分に自信がある

フランクな人は、自分の人柄を周りの人から受け入れてもらえるという自信を持っています。

ですから、相手の人柄や雰囲気により、態度を変えたり話し方を変えたりすることはしません。

フランクな人特有の大らかさで、相手の心を包み込んでしまいます。

これは、フランクな人は自分に自信があるから出来ることです。

自分に自信を持っている人は、相手を詮索することはしませんので、相手に安心感を与えることになります。

安心感を感じ取った相手は、フランクな人に心を開くことが出来るため、お互いに無理せず自然な雰囲気の中で知り合い関係になっていくことができるのです。

3.話し上手で聞き上手

フランクな人は、相手の心を和ませることで、お互いの『心の距離感』がなくなり、お互いに相手の話す言葉に親近感を持って耳を傾けることが出来るようになります。

また、自分の話ばかりするのではなく、相手に興味を持って質問したり、話してもらえるように会話を広げることが上手なので、話し上手な人という印象を与えます。

こうして、フランクな人は、話し上手で聞き上手という印象を周りの人に与えるのです。

会話していて楽しい

人は自分の話に真剣に耳を傾けてくれる相手とは、話が弾み楽しくなるものです。

フランクな人は、相手の人との関係を大切にすることから、相手の話しに真剣に耳を傾けますので、『話していて楽しい』という印象を与えるのでしょう。

フランクな人は、相手に会話の楽しさを自然体で伝えることができるのです。

4.仲間意識が強いから

フランクな人は、人との『輪』を大切にしますので、周りの人たちと快い関係を築きたいという欲求を常日頃から抱いています。

このため、周りの様々なタイプの人に気軽に話しかけて、仲間を増やそうとする意識が強いです。

またフランクな人は、人への選り好みがないのでどんどん、人の輪を広げることができるのです。

先輩後輩の関係より仲間意識

フランクな人は、年齢や性別、立場の違いで接し方を変えることはしません。

広い心を持っていますので、いつも同じ態度で接することができ、相手を先輩後輩という狭い見方はしません。

様々な立場の人や様々な人柄の人がいる中で、『対等な同じ仲間』という意識が定着していますので、相手を先輩後輩とみるよりも『同じ仲間』という意識が強く働きます。

ですから、フランクな人は付き合いやすいと言われることが多いのです。

5.誰にでも平等に接するから

フランクな人は、人の違いよりも共通点を見出そうとしながら、誰にでも平等に接することを心掛けます。

そのため、フランクな人を目の前にした人は安心した気持ちで、フランクな人と良い関係を築こうとするのです。

フランクな人は色々なタイプの人と接することが好きな傾向があります。

ですから、多くの人と知り合いになりたいと常日頃思っていて、初対面の人とでも知り合いになるチャンスを見逃しません。

誰とでも平等に自然体で話しかけることができるフレンドリーさを持っているのです。

後輩にもフレンドリー

フランクな人は、年の差に拘ることはしませんので、後輩であっても対等な『同じ目線の位置』で接して話しかけます。

後輩の立場の人は、緊張することなく心を開いて自然体で接することができるようになります。

こうして、後輩にとっては、年の差を全く忘れさせる程の解放された気持ちでフランクな人と友達感覚で付き合うことができるのです。

6.話しやすいから

フランクな人は、周りの人や初対面の人と知り合いになるために抵抗感もなく積極的に接していく傾向があります。

様々な人と知り合いになるために、初対面の人とも自然体で話しかけることができるので、『話しやすい』という印象が強いのです。

特に初対面の人とコミュニケーションをとる際には、話しやすい雰囲気を醸し出すことは大切なことです。

7.初対面の人とも打ち解けるのが早い

フランクな人は、初対面の人と接する時も、初対面という肩に力が入った言動をすることはありません。

平然と落ち着いた雰囲気で、相手に緊張感を抱かせないのです。

相手の人は安心して心を開くことができるため、多くの時間を要せずに打ち解け合うことができます。

フランクな人は相手の人が初対面であるかどうかには、全くこだわりを抱いていません。

初対面であることを意識し過ぎると会話も堅苦しい空気になりますので、礼儀は忘れずに和んだ雰囲気にすることが大切です。

人見知りしない

人見知りは、相手に自分の本当の姿や本心を知られたくないときに、自己防衛本能として起こす行動です。

この点、フランクな人は、自分の本心や本当の姿を隠すことはしません。

色々な人と接するときには、相手に信頼感を寄せながら会話をするので、自分の本心を隠すような人見知り行動を起こすことはないのです。

8.その場の空気を明るくしてくれる

フランクな人の特徴の1つに、物事をプラス思考で考える傾向があります。

ですから、場の空気が張り詰めていても、明るく和らげる雰囲気を作り出すことができるのです。

人々の持つ雰囲気でその場の空気がつくられるため、オープンな雰囲気を醸し出すフランクな人がそこに居ることで、場の空気は和み明るくなります。

こうして、フランクな人は、周りから好感を持って歓迎されます。

話の中心になることが多い

初対面の人が多く集まる場では、お互いに周りの人の様子をうかがうことに終始して、会話が弾まないことが少なくありません。

特に日本人は、初対面の人に話しかけることに神経を使い、オープンな気持ちで話しかけることが苦手な人が多いように思います。

ですがこのような場面でも、フランクな人は自然体で周りの人に話しかけることが出来るので、いつの間にか話しの中心になることが多いのです。

初対面の人が多く集まる場を盛り上げようとするとき、フランクな人が居ることで、場の空気が和み、初対面の人同士の会話が盛り上がっていきます。

そのため、盛り上げたい場にフランクな人が居るか居ないかで場の空気が全く違ってきます。

9.気遣いができる

フランクな人は、人それぞれの持つ雰囲気や人柄を瞬時に感じ取る敏感さを持ち合わせています。

ですから、相手の人柄や雰囲気に応じた接し方が無理なく自然にできるのです。

相手への気遣いは、相手に気づかれずに自然な振る舞いの中で行うことで、相手の心を安心感で包むことができます。

【気遣い上手な人については、こちらの記事もチェック!】

みんなの様子を見て話を振る

会話があちこちで繰り広げられる中で、会話の輪に入れずに浮いてしまう人が居ることがあります。

そんな時フランクな人は、場全体の皆の様子を見渡して、会話の輪に入れない人が居ると、タイミングを見計らって当人に話を振り、会話の輪に誘い込もうとします。

人との関係を大切にするフランクな人は、周りの人々への目配りと気配りが無理なく自然体でできます。

ですから、人が集まる場の雰囲気に乗れずに浮いた存在の人が居ると、フランクな人はオープンな面を活かして、浮いた人を場の雰囲気に馴染ませることができるのです。

10.ありのままの自分を見せている

フランクには『あけっぴろげ』や『率直』という意味があるように、相手と面したときは、相手の立場や人柄、雰囲気に関わらず、ありのままの自分を自然体で見せて接します。

誰と接するときでも態度や言動を変えることなく一貫しています。

フランクな人は、自分に自信を抱いていることから、相手の人のタイプに関わらずに自分の本心と本音を見せて接するのです。

ですから、信頼感を持った人間関係作りに多くの時間を要せずに築くことができるのです。

裏表がない

相手の年齢や立場によって態度を変えることはしないので、周りの人の目から見ると、裏表のない人という印象があります。

フランクな人は、『裏』と『表』を使い分けることはしませんので、周りの人からも好感を持たれて、信頼できる人としてみられることになります。

フランクの類語

フランクの類語には「ストレート」「オープン」「フレンドリー」「真面目」「明るい」などがあります。

フランクの対義語

フランクの対義語には「ナーバス」「控えめ」「遠慮気味」などがあります。

フランクの英語表現

フランクを英語にすると「frank」になります。

まとめ

今回は、「フランク」という言葉の意味やフランクな人が好かれる理由について解説してきました。

フランクな人は、人々が集まる場の雰囲気を和やかに明るくしてくれる大切な存在です。

職場やプライベートでの人間関係をスムーズに築いていくためにも、フランクな人の存在は大きな役割を果たします。

人間関係づくりが苦手と感じているなら、自分がフランクな人になっていくことも1つの手です。

フランクな人は、快い人間関係を築いていくための『潤滑油』と言えます。