近頃では世界的にLGBTが認知されはじめて、 世の中には様々な愛の形がある という事への理解が広まってきましたよね。
そんな中、貴方は圧倒的マイノリティであるノンセクシャルという趣向をご存知でしょうか?
聞いたことはあってもどういう意味なのか、どういう人のことをいうのか曖昧な人も多いかもしれませんね。
そこで今回は、ノンセクシャルな人の特徴やカミングアウトされた時の対応をご紹介します。
またノンセクシャルな人と付き合うにはどうすればいいのかや、結婚観についても触れていきます。
この機会に、 なかなか認知が進まないノンセクシャル について理解を深めましょう。
ノンセクシャルとは?
ノンセクシャルという言葉を貴方は聞いた事がありますか?
殆ど世間には認知されていない他、勘違いされたり自分自身がノンセクシャルであるという自覚がなく苦しんでいる方も世の中には少なくありません。
ノンセクシャルについて正しい認識を持つ事はとても大切な事なのです。
非性愛のこと
ノンセクシャルは 非性愛者の事を指す言葉 です。
文献によっては世界人口の1%の人がノンセクシャルに当たると書かれているものもあります。
ここでよく勘違いされがちなのが、無性欲、性的嫌悪、性的欲求低下障害、純潔愛、禁欲などです。
これらは、個人の思想などによる行動である為、ノンセクシャルとは分類されないとされています。
ノンセクシャルは恋愛観の一種
ノンセクシャルは、同性愛、異性愛、両性愛などの恋愛観と同質であるとされています。
ノンセクシャルは、かなり幅広く使われる場合が多く、個人によって認識は全く違う場合もあります。
ただ、全てに共通するのは 人によって恋愛感情は抱く事がある 。
しかし性的欲求はないという事です。
恋愛感情はあったとしても恒久的に性的欲求がないこと
人は相手のジェンダーに関わらず、人を愛し恋愛感情となると自然と性的欲求が生まれます。
しかし、ノンセクシャルの人は 恋愛感情になっても性的欲求が生まれる事はなく 、「手を繋ぐ」「抱きしめる」などの接触ですら必要無いと考える人も存在します。
ここで勘違いしがちなのが、性的欲求がなくとも性的行為を行える場合があるという事です。
認識としては恋愛において心の繋がりを最重視し、体の繋がりを求めない人と言っても良いでしょう。
性的接触を嫌悪している訳ではない
ノンセクシャルは性的欲求を持ちませんが、性的接触自体を嫌悪している訳ではありません。
ただ漠然と「必要ない」と感じているだけなのです。
その為、人によってはパートナーの為に性的関係を持てる人も居れば、必要ないのだからと性的接触を拒否する場合もあり、人それぞれだという事になります。
基本的には性的な事に無関心である場合が大半を占めているとも言われています。
他人との接触を嫌う訳ではない
どこからが性的接触になるのかという点が最も難しく、人によっては全く恋愛感情を抱かない人となら触れ合えるが、恋人とは触れ合いたくないと感じる人もいるようです。
その感覚は個々によって全く違うので、定義を作る事は難しく、ノンセクシャルである本人に伺うしかありません。
しかし、多くのノンセクシャルは人と触れ合う事を嫌う訳ではないし、友人と肩を抱き合ったり手を握っても何も感じない人が殆どと言えますね。
ノンセクシャルな人の10個の特徴
恋愛感情を抱く事はあっても、性的欲求を抱く事がないというノンセクシャルの人は、LGBTよりも圧倒的にマイノリティです。
そんなノンセクシャルな人の10個の特徴をご紹介していきます。
1.性的感情が湧かない
性的欲求とは私達が思っているよりも幅広い意味を持っています。
例えば、好きだから相手と手を繋ぎたい、抱きしめられたいという感情すらも突き詰めれば性的欲求とみなされます。
実は性的欲求は、直接的なアクション以外にも私達の身近に溢れているものなのです。
その為、ノンセクシャルの人は好きになっても無関心で冷たい印象を持たれてしまいがちです。
それだけ、私達の中で「付き合ったら手を繋ぐのが当たり前」「好きなんだから抱きしめたいと思うのが普通」と強く思い込んでいるという事でもあります。