「貪欲」という言葉をお聞きになったことがありますか。

「貪欲」と聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか。

良いイメージ?それとも悪いイメージが思いつきますか?

「貪欲(どんよく)」は、仏教やキリスト教において、“罪”と関連して用いられることが多い言葉なので、「貪欲な人だ」と聞くとどちらかというと悪いイメージを抱く人が多いかもしれません。

あまり良いイメージは持たない言葉ですが、実際に「貪欲」にはどんな意味があるのでしょうか。

また、時には「貪欲になりたい」と思っている人がいるのはどうしてなんでしょうか。

これから、あまり普段考えることがないかもしれない、「貪欲」について取り上げていってみたいと思います。

良い意味でも悪い意味でも使われる言葉

仏教やキリスト教用語の中では、罪深い性向や感情の一つとなっている「貪欲」ですが、実は悪い意味だけで用いられる言葉ではありません。

むしろ、良い意味で「貪欲だ」と言われたり、使われることも結構多いのです。

たとえば、学生時代や社会人になってからも、学校の先生や会社の社長といった人たちから、成長や出世を望みたいなら「貪欲に知識を吸収することが大切だ」と言われた経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

貪欲であることが、自分にとってプラスに働いたり役立つ場合もある、ということなのです。

一方で、「お前はお金に対して貪欲だ」という言われ方をすると、それはあまり良い意味で使われていないことが分かります。

「貪欲」という言葉は、他にも金銭欲や物欲、食欲、支配欲や権力欲などを持つ人に対して使われることもあるようです。

まずは、貪欲が良い意味でも悪い意味でも使われる言葉である、という点を押さえておきましょう。

それを踏まえた上で、まずは貪欲の意味について考えていきたいと思います。

貪欲の意味


「貪欲」という言葉を辞書で調べて見ると、「非常に欲深いこと」「次々と欲を出し、満足していないこと」「欲望に任せて執着し、むさぼること」などという意味が出てきます。

「強欲(ごうよく)」ともなっています。

貪欲の「貪(どん)」という言葉は、「貪る(むさぼる)」とも読むことができます。

むさぼるとは「飽くことなく欲しがること」「いくら続けても飽きることがないこと」「際限なく続けること」となっていますから、非常に欲の深さを読み取ることができると思います。

非常に欲深い

貪欲とは一つに、「非常に欲深いこと」である、となっています。

「非常に欲深い」とはどんな様子を表わすのでしょうか。

これでもか、というぐらい欲を出すことであったり、欲を叶えるためには一生懸命な様子を感じるかもしれません。

「欲張り」という言葉もありますが、それとはどのように違うのでしょうか。

確かに欲張りの意味も「欲が深い」となっています。

しかし、貪欲は「非常に」欲が深いということですから、欲心の度合いや程度に差があることがお分かりいただけると思います。

一つの物事や対象への執着心や、興味の度合いが非常に強い、とも言えるかもしれませんね。

飽きることを知らない


貪欲であることは、「飽きることを知らない」ことでもあります。

何かの対象や物事に対して「飽きる」と、それを途中でやめたり、投げ出したり、あきらめるなどして続かなくなります。

しかし飽きることを知らないということは、いくら続けても飽きないということになります。

ですから“貪欲な人”は、次々と際限なく求め続けたり、徹底的に一つのことを突き詰める人、あるいはとことんやり抜く人である、とも言えるかもしれません。

どんな人が貪欲な人なのか

貪欲の意味についてお分かりいただけたでしょうか。

それは、あれもこれもと次々と求め続けるような、非常に欲が深い様子であったり、一つのことへの執着心が深く、どんなに続けても飽きることがない性向を表わして用いられる言葉である、ということです。

では、このような「貪欲」の性質や性向は、実際にどんなところに表れるのでしょうか。

どんな性格の人のことを貪欲な人、と言ったりするのでしょうか。

これから貪欲な人の特徴をいくつか取り上げてみたいと思います。

・好奇心が旺盛な人
・勉強や仕事への意欲があり、熱心に取り組む人
・積極的に行動する人
・やる気に満ち溢れている人
・周りが見えていないところがある人

もしかすると、自分や、自分の近くにいる人の行動で思い浮かぶ点があるかもしれません。

貪欲に含まれる意味を、さらに具体的に知ることができると思いますので、参考になさってみてください。

好奇心が旺盛

あれもこれもと、次々と求める気持ちが強いということは、いろんな事に興味や関心を持てる、好奇心が旺盛な人であるとも言えます。

興味を持った事はすぐに試してみたくなるので、行動力も持っています。

探求心が旺盛で、一つのことを自分が納得がいくまで突き詰めたり、やり続ける集中力も半端なく持っています。

いろいろなことへの興味や関心が旺盛なので、知識欲もいっぱい持っていることでしょう。

さまざまな雑学や、マメ知識のような知識も豊富になるので、そうした人は話題もたくさん持っています。

話題をたくさん持っているということは、いろんな人と話しを合わせて盛り上がれるということにもなります。

ということは、友人の幅や輪も広がりますし、話題をたくさん持ってコミュニケーションを図るのも上手かもしれません。

しかし、一つのことに夢中になり過ぎて周りが見えなくなったり、その好奇心を近くにいる人に押し付けてしまう要素も持っているかもしれませんね。

周りにいる人は、自分とは同じ価値観を持っていないこともありますし、もしかすると温度差があるかも…という点は思いに留めておくと良いでしょう。

新しい事でも臆せず始められる

貪欲な人は、いろんなことに興味や関心があるので、新しいことに取り組むチャレンジ精神も持っていることでしょう。

どんなことにでもチャレンジしたい、試してみたいという気持ちがあるので、新しいことでも臆することなく手を出そうとします。

ということは、次々と求める気持ちがあるので、おのずと趣味もたくさん持つでしょうし、視野も広がっていくに違いありません。

欲を持てるということは、自分自身の成長につながったり、世界観が広がることにもつながっていけるのです。

勉強・仕事に熱心に取り組む

貪欲な人は、ある程度まで達成すれば満足する、ということはありません。

常に新しいことに飢えていて、満足することがないのです。

いろんな知識を吸収したいとか、取り入れたい気持ちが強いので、際限なく求めようとしたり、執着する傾向があります。

そうした意欲や執着心は勉強や仕事への取り組みに表れるかもしれません。

たとえそれが、趣味レベルのことであっても、とことん勉強して調べ抜こうとします。

仕事においても、ある程度のキャリアやスキルを持つようになったとしても、現状維持で満足せずに、さらに新たな資格を取ったりするなどして、スキルアップしようと熱心に努力します。

ですから、「貪欲な人」はさまざまな分野で才能を発揮するようになるかもしれません。

向上心が高い

「向上心」とは、現在の状態に満足することなく、より優れたものや、より高いものを目指して努力しようとする精神のことを指します。

それで、向上心の高い人は限界を自分で作ろうとはせずに、常に上へ上へと目指していこうとします。

難しいことにも果敢に取り組もうとし、チャレンジ精神も旺盛です。

歴史を振り返ってみても、時代を変革してきた人や、何らかの発見や研究をしてきて実績や名を残してきた人は、確かに知りたいとか変えたい、といったような向上心を持ち続けることで、結果を残してきたのではないでしょうか。

勉強にしろ仕事にしろ、知識欲を満たそうとして、「貪欲に」一生懸命取り組んできた成果と言えます。

積極的に行動する

何かを手に入れたい、欲しいと思ってもなかなか踏み切れない、という人は少なくないと思います。

でも貪欲になれる人はそうではありません。

ある対象や物事を、何としてでも絶対に手に入れたい!!という気持ちが人一倍強いので、それを手にするまではどんな努力もいとわずに、積極的な行動を取ります。

普通なら途中で挫折したり、あきらめる人が多い難しいことでも果敢にチャレンジし、それを乗り越えようとします。

ですから、貪欲な人はとってもポジティブ思考ですよね。

「挫折」とか「断念」「あきらめ」なんて言葉は貪欲な人にはなさそうな感じがします(笑)

そして、ただこうしたいとか、ああなりたいといった願望だけでとどまらずに、実際的な行動を積極的に取れる努力家でもあります。

実際に社会で成功していると言われる人の多くは、それだけ積極的に努力を積み重ねてきた人たちでもあります。

その人たちの欲しいと思う対象はお金だったかもしれませんし、物や名声だったかもしれません。

知識や人が対象だった人もいるでしょう。

いずれにしても、思うだけでなく、手に入れるために積極的に行動したことが、成功の結果につながったと言えそうです。

考えるよりも先に行動する

当たり前のことですが、何かを手に入れるためにできることを、どんなに頭の中で思い浮かべたり考え続けていても、行動に移さなかったら何も始まりません。

貪欲な人は、「どうしても欲しい」「何としても手に入れたい」気持ちがあまりに強いので、考えるよりも行動が先になってしまうことさえあります。

欲しくて欲しくて、居ても立っても居られない、といったところでしょうか。

そうした積極的な行動力は、恋愛において発揮されることもあるでしょう。

誰かを好きになると、その人を手に入れたいがために、“思い立ったらすぐ行動”へと移ってしまうこともあるかもしれません。

仕事においても、それだけの行動力やガッツは周りから評価されることもあるに違いありません。

ただし、自分の欲心だけが先行して、周りが見えなくなったり、振り回して迷惑をかけてしまわないように気を付けたいものです。

やる気に満ち溢れている

積極的に行動がとれるということは、それだけやる気にも満ち溢れているという証拠でもあります。

そもそもやる気がなければ、何かを求め続けたり、執着する意欲さえ持てないに違いありません。

やる気=モチベーションのことですが、モチベーションを常に向上させたり維持する人は、徹底的に一つのことをこだわり抜いたり、取り組む意欲にあふれています。

どんなことにも楽しさを感じ、続けることができます。

ですから、こうしたやる気(貪欲であること)は、確かに自分にとってもメリットとなる、と言えるに違いありません。

常に前向きな姿勢をしている

やる気に満ち溢れている人は、いつでもポジティブ思考でいられます。

逆にやる気がない時って、気持ちも落ち込んでいたり、物事の見方や姿勢もネガティブになってしまいますよね。

「どうせ自分なんかできない」「何をやったって無理」と、鼻っからネガティブになって手に入るものなんてありません。

「絶対に何としてでも手に入れるんだ」「自分ならできる!」といった前向きでポジティブな姿勢があるので、それがやる気へとつながって、達成や成功へと導くことになります。

ですから、貪欲な人は常に前向きな姿勢を持っている人だ、ということです。

周りが見えてない所がある

貪欲に求める傾向を持つ人は、何かに対して執着しすぎて、つい夢中になってのめりこんでしまう特徴も持っていることがあります。

どうしても欲しい、とか納得がいくまでとことんやり抜こうとする傾向があるので、周りが見えなくなってしまう時があるのです。

そうなると、周りの人、特に身近な家族や友人、職場の同僚などは、あなたの行動に巻き込まれて迷惑を被ることがあるかもしれません。

たとえば寝ることや食事をとることも忘れてしまったり、周りの状況に関心を払うこともできないほどに夢中になり過ぎてしまうのです。

そうした行動は、家族という単位の中であっても、職場で共に働く中であっても、チームワークを乱してしまうことにもなりかねません。

あまりに暴走しすぎて、ふと気づいたら周囲の人が離れてしまっていたり、嫌われてしまっていた…なんてことにならないように、貪欲になり過ぎることには注意しましょう。

やる気がない人を見るとイライラ

貪欲な人は、自分がやる気に満ち溢れていて、積極的に行動を取ることもできる人なので、周囲でやる気がなさそうに見える人を見ると、ついイライラしてしまうこともあるかもしれません。

「こうしたい」「ああなりたい」「あれが欲しい」と口ではいつまでも言い続けるのに、実際的な行動は何も取らない人を不甲斐なく感じてしまうのです。

また、「どうせ自分なんか」とか「何を頑張ったってどうせ手に入らないよ」と最初っからあきらめている人を見てもイライラが募ってしまうかもしれないですね。

いつまでもそんな状態でいたって、何もスタートしないし、何も手に入れることなんかできないと感じてしまうかもしれませんが、すべての人が自分と同じ価値観や見方を持っているわけではない、ということを認める必要があります。

持ち合わせる能力も異なりますし、環境や考え方もそれぞれ違います。

自分の見方や価値観が正しいと、他の人に押し付けてしまわないように気を付けましょう。

貪欲さのメリット

貪欲な人の特徴が少しはお分かりいただけたでしょうか。

悪いイメージを持たれやすい「貪欲さ」ですが、決して悪い意味だけではなく、良い意味でも使われることも意外と多くある、ということが理解していただけたと思います。

良くも悪くも、一つの物事や対象に執着したり、次へ次へと求め続けるのが「貪欲さ」のおもな特徴ですが、では貪欲であることにはどんなメリットがあるんでしょうか。

またでメリットがあるということも知っておくのは良いことです。

まずは、メリットについて5つの分野を取り上げていきましょう。

それは、

・意欲的に行動を取ることができる
・追求心や探求心が強く、旺盛である
・人一倍努力することができる
・知識が豊富になる
・スキルアップにつながる

という点です。

一つ一つ見ていきましょう☆

意欲的に行動出来る

何に対しても貪欲な人は、何がなんでもそれを達成したいので、最後まで粘り強く頑張り続ける意志の強さを持つことができます。

確実に成果を収めたいので、常に意欲を持って行動することができるのです。

しかも目標なり、手に入れようと思うことを達成した自分をセルフイメージできているので、その意欲を貫こうとする姿勢を持っています。

他にも、意欲ややる気を持って行動できるので、仕事においても良い評価を受けやすいというメリットもあるでしょう。

どんなことにもガッツを持って執着するその熱意が、周りにも伝わるので、周囲の人にも良い感化を与える場合も多くあります。

他の人が好んでやらないことであっても、面倒くさいと感じることであっても意欲的に取り組んで引き受ける姿勢は、確かに好印象や高評価を受けやすいと言えるに違いありません。

追求心が強い

貪欲な人はいろんなことに興味や好奇心を持ち、知りたい気持ちが強いので、それだけ追求したり探求する精神も人一倍強いと言えます。

新しいことや、まだ経験したことのないことでも、壁や限界を作らずに、まずは取り組んでやってみようと考えるのです。

ですから追求心が強いと、それだけ勉強や仕事にも熱心に取り組むことができます。

自分の納得のいくまで掘り下げようとしたり、答えを求めようと追求するので、それだけ視野も広がりますし、知識の幅も広がっていきます。

こうした追求心や探求心が、さまざまな可能性や成功にもつながっていけると言えるでしょう。

人一倍努力出来る

自分の欲しいものや手に入れたいもののために、人一倍努力しようとするメリットも挙げられます。

目標達成のためには、どんな努力も惜しまないで、最後まで頑張り続けるので、おのずと結果も付いてきます。

チャレンジ精神や粘り強さ、忍耐力も強いので、簡単に妥協したり途中で挫折したりすることはほとんどありません。

欲を叶えるためには、一生懸命努力し続けようとする強さを持っているので、周りにも良い影響を与えられる存在になれます。

スポーツ界や学界、政治やなど、さまざまな業界やビジネスがありますが、それぞれの分野において成功し、地位や名声や権力、またお金を得ている人たちは、欲を叶えるために「貪欲になり」、人一倍の努力を払った結果であると言えるのかもしれません。

知識が豊富になる

いろんな事への興味や探求心、好奇心を持つことで、それだけ知識量も半端なく増えていくようになります。

しかもその知識は、一つのジャンルや特定の分野に縛られないので、それだけ視野も広がっていきます。

そのように知識をたくさん持っていることには、さまざまなメリットがあります。

色んな人と話しを合わせることができるので、プライベートでもトークの幅が広がります。

話題も豊富ですし、きっと趣味の幅も広いので、それだけたくさんの友人とつながれる人にもなれます。

知識が豊富であれば、社会においてビジネスにおいても役立つでしょう。

仕事のキャリアやスキルもどんどん磨かれたり、増えていきます。

仕事上で出会う人たちとの会話の質も高くなります。

スキルアップ出来る

しかも貪欲に知識を取り入れて学ぼうとする人は、それが際限なく続いていきます。

ある限界で満足することがないので、学びたいという意欲もずっと続いていきます。

ということは、それだけ自身の成長やスキルアップにもつながっていくということです。

手に入れたいものはひとそれぞれ違ってくるとは思いますが、エネルギッシュでやる気に満ち溢れる気持ちが強いので、現状に満足するのではなく、常に新しいことにチャレンジしようとできるに違いありません。

ビジネスにおいても、常に欲の深い人は、次々とスキルを磨いたり、資格を取得するなどして、現状よりさらなる上を目指して努力していきます。

こうした貪欲さは、ぜひ見習いたいですよね。

【スキルアップについては、こちらの記事もチェック!】

貪欲さのデメリット

このように見てみると、貪欲であることにはいろんなメリットがあると言うことが分かります。

しかし、良い面ばかりではありません。

貪欲が過ぎてしまうと、それはデメリットに働いてしまう可能性もあり得ます。

では次に、貪欲さのデメリットについても考えてみたいと思います。

デメリットに気付くことができると、貪欲さもバランスを取りながら、良い方向へと向かうように発揮できるに違いありません。

・個が強く出てしまう
・嫉妬されやすくなる
・つい自分の考えを押し付けてしまう

これら3つのデメリットについて取り上げてみましょう☆

個が強く出る

自分の持つ欲をかなえたいという感情が強くなりすぎると、どうしても周りが見えなくなってしまう時が出てくるものです。

自分の執着するものに対しては、それだけ思い入れも強いので、自分の主張や個が強く出てしまう可能性もあります。

欲のためなら何だってする、とか、手に入れるためなら他の人の犠牲はいとわない、といったように、あまりに利己的で自己中心的なほど貪欲になってしまうのはよくありません。

特に集団で生活する環境、家庭や職場においては、周りに対しても気を使ったり、チームワークや調和を守る気持ちを持つことも大切です。

そうしないと、周囲の人からはチームワークをみだす存在として煙たがられたり、人間関係や対人関係がうまくいかなくなるマイナス要因となってしまうことさえあるのです。

嫉妬され易い

貪欲な人は常に向上心を持って、どんなことにも意欲的に取り組みます。

そうした向上心や意欲は、知識を増やしたり、スキルアップしていくことにもつながります。

ということは、たとえば学業においても良い学校に入れたり、社会に出てからも良い企業から引き抜かれたり、出世するなどして認められていける存在にもなれるということです。

それは自分の努力の結果ですから、もちろん素晴らしいことです。

仕事において良い評価を受けたり、なんでも任せてもらえる信頼を得られたとしたら、それは成果を上げるために取り組んできた結果を認めてもらえた証拠でもあります。

しかし、そうした成功や評価は、周りの人からの嫉妬やねたみを受けやすくもなる、ということを覚えておくようにしましょう。

つい周りと比べられやすい環境に置かれている人なら、なおさらです。

人は欲を満たしていくようになると、ごう慢になったり他の人を見下してしまう傾向も持っています。

ですから、自分に対しては常に貪欲であると同時に、他の人に対しては謙虚であることを忘れないことも大切なことと言えるでしょう。

つい自分の考えを押し付けてしまう

一つのことを常に追求し続ける欲深さを持っていると、自分の追求したこと、学んだこと、取り入れたことがすべて正しいと思いこんでしまう可能性もあります。

それだけでなく、自分の持つ考えを他の人にも押し付けてしまう、なんてごう慢な態度に出てしまう危険もあります。

もちろん、自分の中で欲深く求め続けたり、何かにこだわりを持って突き詰めていくのは素晴らしいことだとは思います。

でも、考え方や見方、はたまた性格や価値観もみなそれぞれ違う、ということを認めなければなりません。

自分の考えがすべて、と周りに押し付けていると、周囲の人はあなたから離れてしまう可能性もあります。

欲深く生きることを好まない人だっています。

自分だけが持つ価値観を人に押し付けることがないように気を付けましょう。

貪欲になるための4個の心構え

貪欲であることにはメリットもあれば、デメリットもある事が分かりましたね。

その点を踏まえた上で、バランスを取りつつ貪欲さを磨いていくために、持っているべき心構えについてもいくつか考えておきたいと思います。

これらの心構えを持っておくことで、成功につながる「貪欲さ」を持てるようになるはずです。

1、自分にないものを他人から学ぶ

一つは、自分の考えや価値観に固執しない、という点が挙げられるでしょう。

むしろ、自分にないものを他の人から学んだり、取り入れようとする姿勢を持つことで、さらなる自身の成長や、視野の広がりにつながっていけます。

貪欲な人は、次から次へと新たなことにチャレンジしようという欲を持っています。

他の人が持つ良さや魅力に気づいたなら、自分もそれを吸収したいという気持ちを強く持ちます。

それが自分に向いているか、できるかどうかを考え続けて、思いとどまることはせず、とりあえずやってみよう!と行動を取ります。

そして、そうした興味や好奇心を、積極的に周りから取り入れたり、本を読むなどして学ぶことにより、徹底的に突き詰めたり、やり抜く意志の強さを持つことも大切です。

変化をもたらしてくれる

現状維持を望み、変化することを嫌がるようでは、貪欲に何かを得ることはまずできません。

新しいこと、まだ知り得ていなかったことを学ぶということは、生活や環境に変化が生じる場合も少なからずあります。

自分がこれまでなかったものを吸収することで、世界が広がっていきます。

世界が広がるということは、新しい出会いに巡り合う場合もあるということになります。

これまでには付き合うことのなかった人たちと知り合って、友人の幅も広がっていくかもしれませんし、関わる人に変化が生じる時もあるでしょう。

そうした変化に順応し、楽しむくらいの気持ちを持たないと、貪欲であり続けることは難しくなるかもしれません。

2、何を最優先するか考える

貪欲にあれもこれも取り入れたい、欲しいと躍起になっても、すべてが中途半端に終わってしまう可能性があります。

まずは何から最優先して取り組むと良いか、よく計画性を持って行動することも大切なことです。

次々と欲を出すのは良いけれど、そこに自分の能力やスキルが追い付かなくて、結局挫折してしまった、なんてことにならないようにしたいものです。

チャンスを見逃さない

何を最優先するべきか考えるのは大切ですが、考えすぎてあれこれ思い悩んでいる間に、チャンスを逃してしまったなんてことにならないようにしましょう。

自分の欲をかなえるうえで、有利となる何らかの条件が満たされそうな時や出会いが生じた時は、積極的にそのチャンスを逃さないためのアクションを起こすことが大切です。

3、周りの視線を気にしない

なにか一つのことに取りつかれたように集中したり、ガツガツと意欲的になると、時には周りの人から冷ややかな目で見られたり、引かれてしまう時もあります。

でも自分の目標としたことを本当に達成したかったり、確実に成果を上げたいなら、そうした周りの目を気にする必要はないでしょう。

周りの理解や評価を気にせずに、自分のしたいと思うことに突き進んでいけるのが、貪欲な人です。

だからといって、周りの人に迷惑をかける行動を取っても良い、というわけではないので、そこを間違えないようにしてください。

やり遂げたい事に集中する

貪欲に求め続けて、達成したいことは何でしょうか。

それは知識を増やして社会の役に立つ仕事をすることでしょうか。

お金や物を手に入れること、あるいは恋愛や結婚を成功させることかもしれません。

いずれにしても、やり遂げたいと思っていることに集中し、それを達成した自分を常にイメージしておくのは良いことです。

そうすれば、周りの視線を気にして、振り回されたり影響を受けることはないでしょう。

4、「別に良いか」の考えを捨てる

貪欲に努力する人には、「あきらめ」とか「断念」という考えはありません。

絶対に、何が何でも欲しいし、自分なら絶対に手に入れられるという確信のもとに行動するからです。

もし「まあ途中で上手くいかなくても別に良っか」という気持ちを持っているとしたら、最後まで達成のために頑張り抜くことも、壁にぶつかった時に、挑戦し乗り越えようとする強さも持つことはできないでしょう。

一つのことに非常に執着する気持ちが強いのが、貪欲さの特徴です。