しかし、三大美女にはどれも共通した特徴が挙げられます。
外見の美しさに関しては、国や時代によって千差万別です。
太っている女性を美しいとする国もあれば、痩せている女性を美しいとするところもあります。
そのため、外見も少なからず関係はしているでしょうが、それ以上に内面に関しての美しさが他よりも群を抜いていると言えるでしょう。
では具体的に、どのような美しさの特徴を持っているのでしょうか?以下に挙げていきます。
語学力が高い
世界三大美女は、3人とも高い語学力を持っています。
クレオパトラは古代エジプト、そしてローマの言葉だけでなく、自分の植民地化であった地域のすべての言語を習得していたと言われています。
また楊貴妃も後宮に上がるためには、当然周囲や皇帝を満足させるだけの高い教養を身に付けていたことでしょう。
さらに小野小町は、教養豊かなために数多くの言葉を自在に操り、優れた歌を生み出しました。
誰もが生まれながらに語学力や優れた知性を身に付けていたわけではありません。
彼女たちは文字通り死に物狂いの努力と勉強を重ねて、それだけの高い教養を身に付けたのでしょう。
美しい声
世界三大美女の中でも、とくにクレオパトラはとても美しい声の持ち主だったと言われています。
同時に話術も巧みだったとされていますが、それも周りの人を惹きつけるような声を持っていたからこそ、集中して自分の話を相手に聞かせることが出来たのでしょう。
映画や物語で目にするクレオパトラはメイクのせいもあってか迫力美人の印象が強いですが、実際にはまるで小鳥のように愛らしく、美しい声をしていたと言われています。
性格美人
世界三大美女はどれも性格美人と言われています。
というのも、好意的な評判ばかりを目や耳にすることは多いものの、「悪女」として歴史にその名を残してはいないためです。
クレオパトラは恋多き女性として描かれることが多いですが、それはあくまでも自分の国を守るためでした。
また楊貴妃は国を傾けたとされていますが、それは彼女が意図したものではなく、彼女自身は慎ましい性格をしていたと言われています。
小野小町も、彼女に惚れた男性が悲劇的な結末を遂げた伝説さえ残っているものの、彼女が望んで男性を破滅へ追いやったわけではありませんでした。
彼女たちに惹かれてしまったために不幸になった男はいても、わざと男性を陥れたわけではないため、元々は性格美人だと言われています。
影響力が高い
世界三大美女はどれも周囲に対して強烈な影響力を持っていました。
クレオパトラは一国の王という立場もあり、自らの振舞いによって国を栄えさせたり、時にはピンチにさせたりしてきました。
楊貴妃はその美しさで玄宗皇帝を虜にしていましたので、楊貴妃自身が望めばもちろんですが、何も望まなくとも一国の主が国を動かすほどの強い影響力を持っていました。
また、小野小町もその高い教養に感化された人は多いですし、後に歴史に残るほどの歌人として伝えられる影響力はあります。
世界三大美女は、本人が望むにせよ望まないにせよ、総じて非常に高い影響力を持っていました。
話術
世界三大美女の中でも、クレオパトラは一国の王であり、政治を動かす立場でもありました。
そこで彼女の持ち前の話術が大いに役立ち、民衆やあらゆる者たちの心を惹きつけたと言われています。
クレオパトラはその聡明さゆえに、人の意識を逸らさないような非常に巧みな話術を持っていました。
カエサルやアントニウスがクレオパトラに惹かれたのも、外見のみでなく、彼女の聡明さが大いに関係しているのでしょう。
また楊貴妃や大野小町も、外見だけではいつまでも皇帝の寵愛や周囲からの好意を受け続けるのは難しかったでしょう。
つまり彼女たちの聡明さや話し上手、聞き上手なところが常に人の心を捉えて離さなかったのです。
美肌
世界三大美女は、三大美女というだけあり、内面のみならず外面にもかなり気を遣っていたと考えられています。
その生涯を謎に包まれた大野小町は、2人の美女に比べるとさほど伝説や逸話が残されていませんので、具体的な情報はありません。
しかし一説には当時の美の基準を全て満たした容姿をしていたと言われていますので、かなり美しい容姿をしていたと考えられています。