つまり、他の人よりも繊細に感じ取ってしまいやすいため、他の人が何も感じないことでも敏感になってしまうのでしょう。
そのため、高いところに行くとここから落ちてしまったらどうなるだろうという想像ばかりしてしまうのです。
高所恐怖症の人の特徴
では、高所恐怖症の人にはどのような特徴があるのでしょうか。
自分や周りの人に当てはまるかチェックしてみてください。
物事を考えすぎる
高所恐怖症の人の特徴の一つとして「物事を考えすぎる」ということが挙げられます。
物事を考えすぎてしまうため、かなり過剰な考え方に陥ってしまうやすいのかもしれません。
例えば、先程も話しに出た、脚立に登った時に感じる恐怖ですが、一般的な人であれば、1メートル程度の脚立に登ったところで、そこまで危機感を感じることはありません。
なぜならば、その脚立から落ちてしまったとしても大してダメージを負うことは少なく、そこまでリスクのある行動だとは考えないからです。
しかし、物事を考えすぎてしまう人は、例えばその場所から落ちてしまった場合に、どのようなことが起きるのかということを先読みしすぎてしまいます。
本来はありえないようなことなども想像してしまい、自分の中でそれが恐怖の一つであると認識をするようになってしまうのです。
その場所から落ちたときにどのようになるのかということなのは関係なく、自分が恐怖だと感じてしまった瞬間に高所恐怖症が発症してしまう可能性は十分考えられます。
普段から様々な物事に関して考えすぎてしまう一面をもっている人は、高所恐怖症に通じるものを持っている可能性があります。
考えすぎることも必要ですが、時には考えすぎないことで上手くいくこともあるのかもしれません。
高いところに対してマイナスイメージが強すぎる
「高いところに対してマイナスイメージが強すぎる」ということも挙げられます。
本来人間は高い場所に恐怖を感じてしまう生き物です。
なぜならば、それなりの高さになってしまうとその場所から落ちてしまって自分の体にダメージを負ってしまうというリスクを想定するからです。
そうなれば、当然ながら人間は恐怖を感じて自分の体を守ろうとします。
なので、高いところに関してはマイナスイメージを持つことが当たり前の感覚ではあるのです。
ですが、高所恐怖症になってしまう人の特徴としては、このマイナスなイメージを強すぎるのです。
それが考えすぎてしまう性格のせいなのか、過去のトラウマからなのかは人それぞれですが、何かしらのきっかけがあってマイナスイメージが強くなってしまっているのでしょう。
高いところには近づかない
「高いところには近づかない」のも特徴の一つです。
これは考えてみれば当たり前の考え方になると思うのですが、恐怖を感じてしまうような場所に自ら進んで足を運ぶような人は基本的にいませんよね。
もし変わった考え方を持っている人であれば、自分が危険だと感じてるような場所に飛び込んだりする人もいるのかもしれません。
ですが、それは割合としてはかなり少ないと思います。
一般的には自分が嫌だと感じてるような場所や行動などはしないのが当たり前です。
高い場所に恐怖を感じている高所恐怖症の人は、高いところには近づかないようにするでしょう。
高所恐怖症の人が怖がる場所とは
高所恐怖症になってしまうことによって、本来は恐怖を感じなくてもいいような場所でも恐怖を感じてしまいます。
しかし、一般的な感覚を持っている人からしてみればこの怖さはなかなか理解することができないと思います。
そこで、具体的に高所恐怖症の人は、どのような場所で恐怖を感じてしまうのかということを日常生活の中で起こりえる場面で詳しくご紹介していきたいと思います。
自分自身が該当しているかどうかを確認する意味も込めて、これからご紹介する項目をチェックしてみてください。
ビルの中
高所恐怖症の人が怖がってしまう場所の一つとして「ビルの中」が存在しています。
一般的な感覚を持っている人からしてみれば、ビルの中が高い場所であると感じることは少ないと思います。
確かにビルの高さ自体を考えてみると高い場所であるということは理解することができますが、外の景色が見える場所ではない限りは、恐怖を感じることはあまりないはずです。
しかし、高所恐怖症の人は、外の景色が見えなかったとしても恐怖を感じてしまうことがあるようです。