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足が短くなる行動や原因。長く見える...(続き4)

しかし、今の時代の人達の短足について、今一度考えてみたいと思います。

親の遺伝

TVで美人でスタイル抜群と言われているタレントも多いようです。

グラビアで水着姿を披露していると、腰のクビレや胸の大きさ、お尻の見事なことなど見とれてしまいます。

そんな容姿が優れたタレントの両親の話題が漏れ聞こえてくると、やはり両親とも美人美男であったり背丈も高くスラッとしているようです。

この両親から生まれた子供は、やはり両親に似て素晴らしいのだと納得もするのです。

振り返ると、自分の両親は平凡であれば、自分も平凡な人間として生まれたようです。

これも納得です。

しかし、オリンピックで金メダルを取った人は、そのスポーツで有名だった選手を両親に持っていたとは限りません。

平凡な両親からメダリストも誕生しているのです。

ということは、親の遺伝だけでもなさそうです。

昔からのことわざが二つあります。

「蛙の子は蛙」と「鳶が鷹を生む(とびがたかをうむ)」です。

「蛙の子は蛙」とは何ごとも親に似るということで、生物学的に種や形態、機能や特徴は親から子に遺伝子によって伝えられるということです。

運動神経が良い人は子供も運動神経が良いのです。

逆に凡人の子は凡人とも言えます。

「鳶が鷹を生む」とは、鳶(凡人)が鷹(偉人)を産むという意味で、形態や能力などが親よりも優れた生き物に成長することがあるのです。

スポーツの世界では努力次第ではよくあることで、平凡な両親からメダリストが誕生するのです。

このように、生まれてからの努力で、形態(容姿)も大きく変わることもあり得るのです。

極端に言うと、短足の両親であっても生活習慣を変えたり食事を工夫して骨の成長を高めたり、運動をして体格を増進することで短足も改善できるのです。

親の遺伝でダメだと結論付けないことです。

スタイルが良い人は、裏で様々な努力をしていることも付け加えます。

運動不足

短足は、もともと遺伝子的に欧米人とは違う民族であり、生まれながらに骨格が違っていることが原因ですが、生まれてからの生活様式を見直すことで改善もできます。

ただし、大人になってからでは骨格がほぼ出来上がってしまっているので、改善するためには小さな頃から取り組むことが大切です。

生まれてから短足のままに育つ理由は、①食生活が良くないこと、②運動不足であること、③ホルモンの分泌が乏しいこと、などがあげられます。

身体全体の骨の成長がスムーズに進めば、足の骨も成長して伸びます。

そこで、骨の成長を促す栄養素を充分に摂取することが必要です。

これについては、次項で詳しく書きますが、まずは骨を丈夫に育てることです。

次に、骨の成長に必要な栄養素を摂取できても、運動で脚を伸ばす動作が少ないと上手く骨が成長して脚が長くなりません。

水泳、テニス、バドミントン、サッカーなどは短足になりにくいようです。

競技中にジャンプすることも良いようです。

バレーボールやバスケットは脚の腱や筋を伸ばす機会が多いため、筋肉と同時に骨も成長するので短足になりにくいようです。

それと、運動の中でも相撲やレスリングなど、下半身を強化して筋肉をつけるような運動は、骨を丈夫にする事が出来ても長く伸ばすことはそれほど期待できません。

筋肉をつけすぎて骨を固定してしまうような場合は短足は改善できません。

脚を伸ばす運動が理想です。

成長期の栄養不足

骨の成長のために必要な基本的な栄養素は、カルシウム、マグネシウム、ビタミンDとK、たんぱく質(コラーゲン)です。

身体全体が成長する時に、骨がしっかりと成長することは大事なことです。

特に幼児期からこれらの栄養素を摂取することが大事です。