この読み方で使われる場合一般的に考えて先ほどご紹介した1日中という意味や、朝から晩までという意味で使われたりすることがほとんどなので、もしもしゅうじつという言葉の読み方を知らなかった場合は、まずはこれがスタンダードな読み方であるということを覚えておいてください。
ひもすがら
次にご紹介する終日という言葉の読み方は「ひもすがら」という読み方です。
人によってはかなり驚きを隠せない人もいるかもしれませんが、実は終日という言葉は「ひもすがら」という言葉で読んだりすることができる言葉でもあるのです。
おそらく聞いたことがあるという方はほとんどいないかもしれませんが、ひもすがらと呼ばれるのには意味が存在しています。
なぜ終日という言葉がひもすがらと呼ばれるのかと考えたときに、まず原型としてはひもすがらのひもという言葉が日も、という言葉になっています。
そして、日もという言葉に「すがら」という言葉がついて、それが変化したものがひもすがらという言葉になっているのです。
日もという言葉はなんとなく意味が分かると思いますが、すがらという言葉に関しては知らない方もいるかもしれませんので簡単に触れると「初めから終わりまで途切れることがないこと」を意味している言葉になります。
つまり、ひもすがらとは「日の初めから終わりまで途切れることがないこと」という言葉に直訳できますので、結果的に朝から晩までという意味として考えることができるのです。
つまり、先ほどご紹介した終日という言葉の意味と同じ意味で解釈をすることができるので、別の読み方として考えることができるということになるのです。
ただ、お気づきの方もいると思いますがこれは比較的昔の人の呼び方として知られています。
なので、現代においてこのような訳し方で終日という言葉が呼ばれたりすることはあまりありませんので、あくまで知識の一つとして覚えておいてください。
ひねもす
次にご紹介する終日という言葉の読み方は「ひねもす」という読み方です。
ひもすがらという言葉だけでも不思議に感じるのに、さらにひねもすという読み方ができるといわれると混乱してしまう方も多くいるかもしれませんが、この読み方も一般的に考えてそこまで多く用いられるような表現方法ではありません。
また、そこまで難しく考えなくても理解をすることができるような言葉の読み方になっています。
なぜならば、先ほどご紹介したひもすがらという言葉に大きく関連した言葉の読み方になっているからです。
具体的には、終日という言葉がひもすがらという言葉で読まれた時に、ひもすがらという言葉では長いので、短く省略された別の言葉で表現しようと思った時にひねもすという言葉が使われたという語源が存在しているからです。
つまり、ひもすがらという言葉の短いバージョンがひねもすという言葉である、ということになるからです。
ちなみに、このひねもすという言葉は余談ですが、かなり歴史のある言葉としては知られており、歴史の勉強する上で欠かせない単語である万葉集においてもこのような読み方で終日という言葉が使われたいたことでも知られています。
現代においてこのような読み方をしたりすることがほぼないと思いますが、先ほどご紹介したひもすがらという言葉と同じように、知識としてだけ理解しておくようにしておきましょう。
終日の対義語
ここまでは終日という言葉の読み方についてご紹介していきました。
ある程度終日という言葉の基本的な読み方を理解いただいたところで、ここからは更なる知識として終日という言葉の対義語について触れていきたいと思います。
言葉の意味をしっかりと唱えるだけではなくなく、その言葉の対になる言葉はどのような言葉なのかということまで知識としてインプットしておく事によって、しっかりと言葉の意味を理解することができるようになります。
また、その反対の言葉もしっかりと関連付けて理解をしておく事によって、様々な状況で上手な言葉の引き出しを作り上げることができるようになりますので、自分自身のトークスキルが向上するというメリットも得ることができます。
なので、それを踏まえた上で終日という言葉の対になる対義語についても理解を深めておくようにしてください。
よもすがら
終日という言葉の対になる存在である対義語にはどのような言葉が存在しているのかと考えたときに、該当する言葉としては「よもすがら」という言葉が挙げられます。
おそらく名前を聞いただけでなんとなく理解をすることができる方も多いと思うのですが、先ほどご紹介した終日という言葉の別の読み方でもある「ひもすがら」という言葉にかなり似ていると感じた方もいると思います。
それを感じ取ることができればおそらく説明するまでもなく簡単に理解をすることができると思いますが、そもそも先ほどご紹介した「ひもすがら」は、日もすがらという言葉として訳すことができます。
それに対して今回ご紹介している「よもすがら」という言葉は夜もすがらという言葉として解釈することができるのです。
日もすがらという言葉が一日中、朝から晩までという意味として解釈できるのに対して、夜もすがらという言葉は「夜通し、一晩中、夜通し」という意味として解釈することができます。
つまり、結果的に考えてよもすがらという言葉はひもすがらという言葉の完全なる対義語であると考えることができるのです。
しかしながら、この読み方に関してもかなり以前の読み方として知られていますので、現代においてはなかなかこの世の読み方で呼ばれることはありませんので、ひもすがらという読み方と同様に知識としてだけ理解しておくようにしてください。
終日とはどんな状況?
終日という言葉を考えたときに、あなたは終日という言葉がどのような状況を示している言葉なのかということを正しく理解していますか?
言葉通りの意味を想像していただければ、理解はできると思いますが、前後の文章などによって若干意味合いなどは異なる可能性があります。
なので、終日という言葉が表現できる状況についてここからは詳しく触れていきたいと思います。
もちろん意味合いとしては朝から晩まで、一日中という意味で使われたりするのですが、具体的な訳し方なのは変化する可能性がありますのでその変化の部分を理解するという意味でこれからご紹介する内容を考えてみてください。