また、これからそのような条件にあてはまるようになるご夫婦も、その年代になってから離婚をすれば“熟年離婚”することになります。
熟年離婚の割合
これまでに熟年離婚というのはどのようなことをいっているのかをお伝えしましたね。
そんな熟年離婚ですが、ここ数年でやたらその言葉を見聞きする機会が増えているのではないでしょうか?
そのため、熟年離婚をするのは当たり前だと考えて、その考えにのっとって離婚をする人も増えています。
とはいっても、自分の身近な人で熟年離婚をしている人がいないとどうしても「まだまだ熟年離婚をする人はすくないのではないか」「そのような状況で熟年離婚をしてしまったら、悪く見られてしまうのではないか」なんて世間体を気にする材料になってしまいかねません。
では、実際はどうなのでしょうか?ずばり、日本国民全体の離婚率を100%とするのであれば、20年以上の結婚生活を過ごしてきた夫婦が離婚するのはその全体の15%くらいになります。
つまり、とても多いというわけでもなく、若者の離婚率に比べれば低いといってもいいんですね。
しかし、1990年代から比べると2000年台に入ってからは、熟年(20年以上の結婚生活をしてきた人たち)離婚する人たちは増加傾向にあります。
今では全体の約15%くらいしか行われていない熟年離婚ですが、これからますますその熟年離婚をする人は増えるといってもよいかもしれませんね。
熟年離婚のメリット
あなたは熟年離婚をどうしてしようとしているのでしょうか?おそらくなにか理由があるはずです。
とはいっても、いざ離婚するとなると本当に離婚してしまっていいのか、その先一人でやっていくことができるのか不安に感じている方もおられることでしょう。
そのような不安を抱えたまま離婚をしてしまっては、新しいスタートを気持ちよく切ることができなくなってしまうかもしれません。
そのようにしないためにも、ここでは熟年離婚をすることにおけるメリットをご紹介しています。
まだ熟年離婚に対して前向きになれないあなたも、ここを読めば熟年離婚したい気持ちを高めることができるかもしれません。
精神的に楽
あなたはこれまでどのような結婚生活を送ってきたでしょうか?
配偶者にもよりますが、配偶者が“男を立てろ”というような亭主関白タイプですとどうしても奥さんがそのために自分のことを犠牲にして過ごしているという家族も少なくありません。
お互いに自由に暮らすことができていればいいのですが、やはり共同生活を営むとなるとどうしても相手のことを気遣いながら、いろいろなことをこなしていかなくてはいけないんですよね。
また、結婚したということはお互いの親族との付き合いもあるので、どうしても精神的に緊張感を持っているようなことが多いかと思います。
しかし、離婚をすることによってそのようなことからすべて解放されるのでいろいろと気にすることもなく、精神的にラクに過ごすことができるようになります。
自分の時間が増えてやりたいことができる
特にこれまでに旦那さんのためにいろいろな行動をしてきた奥様ほど、このようなメリットを感じることができるでしょう。
それに嫁として嫁ぐと、その家のことはもちろんのこと、家事・育児におわれ自分の好きなことができなかったり、やりたいことなんて絶対にチャレンジできない、まるで奴隷のような生活を送ってきた人もいるのではないでしょうか。
その生活の中になにかしらの幸せを感じることができても、やはり好きなことをしているほかの同年代の女性を見たりすると羨ましく感じてしまいますよね。
離婚をすれば、旦那さんや奥さんの身の回りの世話をする必要もなくなるので、完全にすべてが自分の時間になります。
つまり、自分の時間を増やすことができるのでこれまで以上に自分のやりたいことにチャレンジできるようになりますし、好きなように生きていくことができるんです。
「もうこんな年齢だから何もできない」ではないんです。
今からがスタートであり、人はいつでもスタートすることができるんですよ。
同年代の同性の方でも活躍している人はたくさんいるのではありませんか?そこまでできなくても、自分の好きなことが好きなだけできるようになるので人生を楽しむことができます。
️熟年離婚で後悔するケース
これまでに熟年離婚をすることにおけるメリットをお伝えしてきました。
それを読むだけでもすぐにでも離婚をしたい!と考えている方もおられることでしょう。
しかし、実際に熟年離婚をした人たちの中には、熟年離婚をしたことに後悔している人たちもいるんです。
あんなに離婚したいと思っていたのに、あんなに憎たらしくて自分より早く死んでほしいと願っていたのに…そんな相手と離れることができたのに、どうして公開することになってしまったのでしょうか?その後悔したケースを見ていきましょう。
元夫の優しさに気づいた
ずばり一番に離れたいと思っていた人と離れることによって、“これまでに気づけなかった有難さ”に気付いたケースですね。
元夫のやさしさに気づいたんです。
一緒にいれば一緒にいることが当たり前になってしまうので、相手がどんなに優しくしてくれてもそのやさしさに気づけないんですよね。