ズボラ主婦は実はスゴイ?!
何事にも全力で取り組む事ができれば、それに越した事は無いかもしれません。
しかし、身体も心も1人につき1つしか無い訳ですから全ての物事に対して全力投球してしまうと身体も心もいくつあっても足りませんよね。
自分に必要な事柄を取捨択一して更にそれらの事柄に優先順位をつけて行動ができているズボラ主婦は実はイメージとは真逆の策士タイプである事が多いのです。
ズボラ主婦のイメージとは?
ズボラ主婦と聞いて、まず良いイメージを抱く人は居ないでしょう。
ズボラ主婦には基本的にマイナスイメージばかりですが実際のイメージと行動は異なっている人が多いものです。
単なる怠け者
「ズボラ」とはもともと、しなければいけない事をしていない状態であったり物事に対してだらしないという意味があります。
ズボラ主婦は自分の時間を優先する為に本来主婦に求められる事を簡略化して行っている為、他の家族からすると自分の時間だけを満喫しているように見えて単なる怠け者に見えてしまうのかもしれません。
しかし、実際はやるべき事をやって自分の時間を捻出しているので怠け者とは異なりますね。
面倒くさがりでガサツ
主婦に求められる家事や育児は時間をかけようと思えばいくらでもかけられる物です。
極端な話、テーブルに並ぶドレッシング一つでもスーパーで買う人もいれば、わざわざ手作りする人もいる訳です。
この二つを比べて「どちらが面倒くさがりか?」と聞かれれば10人中10人がスーパーでドレッシングを買う人の事を指すでしょう。
しかし、スーパーで売っているドレッシングも美味しいし食卓に並ぶ分に何も問題無いですよね?
手作りのドレッシングは必ずしも市販されているものより美味しいくコスパが良いのでしょうか?
そんな市販のドレッシングを選ぶ人は果たして「面倒くさがり」の類に入るのでしょうか?
人の目に映る判断基準は、的確なようで曖昧です。
家事を最小限の労力で最短時間でこなしているズボラ主婦は、一見面倒くさがりでガサツに見えるかもしれません。
しかし、最小限の労力と時間で必要な家事をこないしているズボラ主婦は逆を言えば「要領が良く手際が良い事」でもあるのです。
自分のことしか考えていない
自分の時間を捻出する事の上手なズボラ主婦は「あの人はいつも自分のやりたい事をやっている」「自分のことしか考えていない」といった自由奔放で自己中心的なイメージを持たれがちです。
しかし、主婦だからと言って自分の全ての時間を家族の為に尽くす必要があるのでしょうか?主婦だって1人の女性で1人の人間です。
自分で自分の為に捻出した時間を好きに活用して何が悪いのでしょうか?
女性の社会進出が推進されているものの日本人の結婚への概念はまだまだ男尊女卑の意識が抜けきっていないのが現実です。
家庭に入った主婦は家庭に身も心も尽くせなんていう理不尽な考え方だからこそ、ズボラ主婦を自分のことしか考えていない人だと勘違いしてしまうのでしょう。
本物のズボラ主婦はアウト!
チラリと紹介したように「ズボラ主婦」と「手抜き主婦」は似て非なるものです。
必要最低限の事はしっかりとこなして家庭を円満に回すズボラ主婦と、しなければいけない事を後回しにして自分を優先する手抜き主婦は全く違うものなのです。
ズボラ主婦とは本来自分自身で「私ズボラ主婦だから」と言える程度のもの。
他人や家族から「ズボラ主婦」と言われるという事は必要最低限の事すらもきちんとこなせていないという意味である事を忘れてはいけません。
意図的にやっているプロズボラ主婦がいる!
ズボラ主婦の大半は意図的に、家事に優先順位をつけて短時間で終わらせたり上手に家族に協力させて自分は最低限の労力しか使わないでいるプロズボラ主婦です。
ただし、何かをサボったり強制的に家族に押し付けたりしている訳ではないので家族は「うちのお母さんはズボラっではないよ」という認識を持っている事も少なくありませんね。
そこまで上手に自分の思惑通りに家庭を運営していける人こそがプロズボラ主婦なのです。
賢くないとできない!
ズボラ主婦の特徴を紹介していると、「ながら行動」で時間を短縮したり自分以外の人に協力させて最低限の労力で必要な家事を終わらせているように見えますが、これは意外と難しいもので様々な事に優先順位をつけたり配慮したりしないと不満なくこなす事のできないものなのです。
つまりプロズボラ主婦は、物事を計画的に考えて実行できる思考力と行動力、更に家族に気持ち良く家事を協力させるコミュニケーション能力を持ち合わせているような賢い人である場合が多いと言えるのです。
ズボラ主婦になるメリットとは?
現在、家事や育児に追われて息の詰まるような生活をしている主婦の方は是非ズボラ主婦に転向する事をおすすめします。