「男は外で仕事をし、女は内で家庭を守る」なんて昭和の考え方は、最近では古くなってきています。
若い世代の男性の中には、自分が一家の大黒柱になることに不安を感じていたり、妻の収入の方が良いならいっそ自分が専業主夫になりたいと考えていたりする人も増えています。
そうした夫婦における生活の在り方は年々変化していますが、男性が主夫になるにはまだまだ障害も多く、勢いだけで主夫になるのは困難を極めるでしょう。
そこで今回は、主夫になるためには何をすればいいのか、男性がやるべきことをご紹介していきます!
主夫って意外と多い?
仕事を辞めて家庭に入る男性の数は、年々増えています。
とはいえ、まだまだ専業主婦の方が多い世の中です。
主夫をしている人には世間の風当たりが強かったり、さまざまなところから心無い言葉が聞かれたりするのもしょっちゅうです。
それでも主夫の数は意外と増えてきており、それだけ夫婦の生活の在り方に変化が生じてきていることが分かります。
専業主婦になるのも難しいと言われるような厳しい現代社会において、男性が専業主夫になることはさらに難しいとされています。
そのため、基本的には主夫として家事や育児をしていますが、在宅で仕事をしたりパートをしたりして兼業の形をとっている家庭もあります。
また、会社によっては女性もどんどん出世できます。
稼ぎが良い女性の家庭では、男性は完全に専業主夫になっているところもあります。
主夫はまだまだ当たり前にはなっていないものの、そうした夫婦の形は確実に少しずつ世の中には定着してきています。
主夫になるためにやるべき6個のこと
もしも自分が仕事を辞めて主夫になりたいと思うなら、必ずやっておかなければならないことがあります。
必要なことを何もしないまま、その場の勢いだけで専業主夫になってしまうと、後々かなり大変なことになってしまうでしょう。
また、専業主婦であっても、離婚や夫の死などで1人身になった後は生活が困窮することが多いため、主夫ともなるとその苦労はさらに大きいことが予想されます。
主夫になるためには、女性以上にあらゆることをきちんと事前に調べて把握をし、準備をしておく必要があるでしょう。
では、具体的にはどのようなことをやっておけばいいのでしょうか?
主夫になるためにやるべきことを以下に挙げていきます。
主夫になることを許してもらう
主夫になるには、何よりもまずパートナーである女性の理解が必要です。
もし妻の方が夫よりも稼ぎが良く、夫が仕事を辞めても余裕で生活を送っていけるのなら、まだ女性からの許可はおりやすいかもしれません。
けれど、女性によっては体裁のために夫にも立派に仕事をしていてもらいたいと考える人もいます。
いくら自分の稼ぎが良くても「男は働くもの」という固定観念がある人では、主夫など許してはくれないでしょう。
また、夫婦共働きで今でもギリギリの生活をしている家庭では、ただでさえ経済的に苦しいのに夫が仕事を辞めることなど到底許してはもらえないでしょう。
さらには、妻の方が「専業主婦になりたい」という希望があるのなら、どちらが家庭に入るかで揉めてしまうこともあります。
女性が男性の働き方や在り方についてどのように考えているかによって、男性が主夫になれるかどうかも大きく変わってきます。
1人が仕事を辞めても生活していける状態で、なおかつどうしても自分が主夫になりたいという場合には、どんなに反対されても時間をかけて妻を説得する必要があるでしょう。
もし勝手に仕事を辞めて「今日から主夫になる」などと宣言をしようものなら、妻から三行半をつきつけられてしまうことは必至でしょう。
家計を把握する
主夫になるためには、毎月の家計をきちんと把握する必要があります。
自分が働いている時には、遊びや飲みに出かけたり、欲しいものを買ったりすることも自分の財布からできていた人も、主夫になったら早々欲しいものなど好きに買うことはできません。
専業主夫であれば稼ぎ頭は妻になりますので、何か欲しいものがあれば必ず妻の許しを得なければならなくなります。
妻の顔色を伺って、毎回欲しいものをおねだりすることにプライドが許せないという人には、主夫は向いていないでしょう。
また、ひと月分の生活費をきちんと把握して、かつ上手にやり繰りできなければ、家計を回していくことはできません。
自分が働かないのなら、パチンコのようなギャンブルや趣味にも一切お金を使えなくなる覚悟は必ず必要です。
もし在宅の仕事やパートで働くのであれば、自分のお小遣い程度は稼げるかもしれません。