上司のご機嫌伺いをする必要もなければ、同僚や部下の尻拭いをする必要もありません。
顧客に頭を下げることもしなくていいですし、周りの人達に気を遣って生活することが少なくなるため、精神的な負担はかなり減るでしょう。
しかしその一方で、専業主夫になったからこそのストレスというのもあります。
「男は働くもの」という考えの人が周りにいれば、自分が主夫をしている間中非難したり見下したりと、大きなお世話のことを言ってくるでしょう。
また、周囲の理解を得るのも難しいですし、最悪の場合には義両親との関係も悪くなってしまうこともあります。
それでも社会に出ている時のストレスに比べれば、自分がストレスを感じる範囲そのものは狭まります。
非難を覚悟で専業主夫になったのなら、自分に向けられる心無い言葉はすべてスルーできれば、毎日がストレスも少なく、充実して過ごせるようになるでしょう。
主夫初心者が家事を上手くこなす方法って!?
専業主夫になったのはいいものの、ほとんどの人は主夫の初心者でしょう。
一人暮らしの経験者であれば、それなりに家事全般はできる人もいます。
ですが、自分以外の人の面倒も一緒にみることになりますので、少なからず妻や子どもに対しては気を遣う必要があるでしょう。
また、一人暮らしの経験もほとんどない人であれば、家事も手探り状態からです。
最初の頃は家事のやり方で妻と喧嘩になることもあるでしょう。
そんな主夫初心者の人が、できるだけ家事を上手くこなすためにはどうすればいいのか、その方法を以下にご紹介していきます。
洗い物を減らす
洗い物は、工夫することで減らすことができます。
例えば昼食時など、自分1人だけで食事をする時には、洗わなくてもいいようにボウルやフライパンに料理が乗った状態のままで食べてしまえば、少々行儀は悪いですが洗い物を減らすことができるでしょう。
また、家族で食事をする時にも、1皿に1品ずつ乗せるのではなく、同じ皿に上手く盛り付けることで洗う皿の数を減らすことができます。
さらには、料理を作っている時に、作りながら同時に洗い物をこなせるようになれば、食事を終えた時の洗い物を少なくすることができるでしょう。
洗い物は工夫すれば減らすことができます。
日々「どうすれば洗い物を減らせるか」を考えながら料理をするようにしましょう。
小まめに掃除する
掃除は小まめにしていれば、短時間でも家を綺麗にすることができます。
しばらく掃除をせずにそのまま放置しておくと、あっちもこっちも埃が溜まり、また汚れは落ちにくくなってしまいます。
けれども、毎日小まめに掃除をしていれば、しつこい汚れが壁や床などに付着することはなくなりますし、水場にカビが生えることもなくなるでしょう。
何よりも、小まめに掃除をしておくと、いつどんなタイミングで誰が家に訪ねてきても恥ずかしくなくなります。
急に妻が会社の同僚や友達を連れてきたり、義両親が遊びに来たりしても、家の中が綺麗なら堂々と家にあげることができるでしょう。
リビングのような人目に付きやすい場所は、荷物をどかせば咄嗟に綺麗にすることは可能でしょう。
しかしトイレや風呂場などは日頃からきちんと掃除をしていないと見る人にはすぐにそれがバレてしまいます。
恥をかかないためにも小まめな掃除を心がけましょう。
朝やるものと夜やるものを分ける
家事は一度にやればいいというわけではありません。
時間帯やタイミングによっては、同じような作業を二度もしてしまうことになりかねません。
最初から朝やるものと夜やるものとを分けておきましょう。
例えば朝は洗濯を必ずやり、夜には取り込んだ洗濯物をたたむなど、順序だてて家事を行うことで、無駄を省いて効率的にやるべきことをこなすことができるでしょう。
どんなふうに家事を分けていけば分からないという人は、ネットや本で家事のやり方を調べるなり、友達の専業主婦に聞くなりして情報収集を欠かさないようにしましょう。
朝やるものと夜やるものとをきちんと分けて家事ができるようになれば、今まで以上に効率的で無駄なく家事をこなせるようになるでしょう。
朝ご飯は前日の夜から仕込む
朝ご飯をいちから作ろうと思うと、朝はかなり早起きをしなければならなくなります。
主夫になり立ての頃は気合いが入っているため、例え朝の4時半起床でも頑張れるかもしれません。