相手に期待しすぎている
相手に期待しすぎていると、期待通りにいかなかったときには「なんでこれができないんだ」とついイライラしてしまいます。
自分が休みを取りたいから、同僚に相談してシフトを交代してもらおうと考えたときに、最初から「同僚がシフトを代わってくれるだろう」と期待して相談すると、同僚に断られたときには一気に気持ちに余裕がなくなってイライラしてしまいます。
そして同僚には何の罪もないのに、シフトを代わってくれなかったという理由から同僚に対して理不尽にイライラしてしまうことがあります。
結果が分かっていない内から相手に対して期待しすぎるのは止めたほうがいいでしょう。
イライラを他人に対して抱いているときには、自分が相手に期待しすぎていないかをまず確認しましょう。
もし期待しすぎていたのなら、そのイライラは同僚に向けるべきものではなく、むしろ最初から安易に「こうなれるだろう」と期待した自分に対してこそ向けるべきでしょう。
欲求が満たされていない
欲求不満な状態のときには、心に不満や文句が溜まっています。
欲求が満たされていないということは、心が渇望感や不満を覚えている状態ですので、何かをきっかけにして直ぐにイライラしてしまうことがあるでしょう。
幼い子どもを見ていればそれはよく分かります。
幼児が母親にお菓子やおもちゃを買ってもらおうと訴えても、その欲求が満たされないときには、幼児は泣き喚いたり暴れまわったりして何とか自分の欲求を叶えてもらおうとします。
大人になるとそうした行為はみっともないとされますので、口や行動に出さない分、心でモヤモヤとストレスを抱えることになります。
ずっとそのストレスが解消されないでいると、何かをきっかけにしてイライラとした攻撃的な感情に変わってしまうことがあるでしょう。
何でも完璧にやりたい
完璧主義の人は、そうでない人に比べるととてもストレスやイライラを溜め込みやすいです。
完璧主義が生活のどの部分で出るのかはその人によって違いますが、もし自分ではどうにもできない状況でそれが顔を出してしまったなら、思い通りにいかないことでストレスを感じ、些細なことでもイラついてしまいます。
致し方のない事情でその日の仕事が残業になってしまっても、残業になったことが許せずにイライラしてしまう人もいるでしょう。
また、いつも乗っている電車の時間に間に合わず、一本遅れてしまっただけでもとてもイライラして、すっかり気持ちに余裕がなくなってしまいます。
完璧主義の人は、常に「こうあるべき」「こうでなければならない」といった、強迫観念にも通ずるような強い思いを持っています。
それは他人から「そんなに完璧にこなさなくてもいいんだよ」と言われたところで思い直せるものでもありません。
自分で自分に対して課している制約のようなものです。
そのため、完璧にできないことを他人が許しても、自分で自分を許してあげることがなかなかできません。
良く言えばとても理想が高く、その理想に近づけるように日々努力しています。
悪く言えば融通が利かずに、一つでも何かミスがあればとても落ち込んだり、イライラしたりしてしまいます。
計画通りにいかないことを気持ち悪く感じることも多く、何でも完璧にやりたいという思いから、その通りにいかないときにはついイライラいてしまいます。
ホルモンバランスが乱れている
これは特に女性に多い理由ですが、ホルモンバランスの乱れから気持ちがイライラしてしまうことがあります。
女性が生理のときにはよくイライラしているイメージがありますが、それはホルモンバランスの乱れが原因となっているからです。
ホルモンバランスが乱れると、自分でも感情のコントロールが利きにくくなるため、ちょっとしたことでもイライラしたり、ヒステリーを起こしたりすることがあります。
生理中の女性の場合は、そこにさらに腹痛が加わります。
ホルモンバランスの乱れと腹痛によって、どうしてもいつも以上にイライラしやすくなってしまうでしょう。
イライラしても何もいいことは無い!他人を巻き込むのは止めよう!
イライラは、良い結果を生むことはありません。
イライラして行った作業は雑になってしまいますし、集中力が乱れているためミスを起こしやすいです。
イライラして行動した結果、トラブルが起こってしまったら余計にイライラして、負の悪循環に陥ってしまいます。
それでは良い結果は出せません。
周りまで巻き込んで迷惑をかけてしまうことになります。
イライラすることがあってもできるだけ早くそれを解消して、冷静な気持ちを取り戻すようにしましょう。