しかしそれでも、健気に彼氏に従い続ける女性の心理とは、一体どのようなものなのでしょうか?
優しいときを知っているから
DVの彼氏や夫から離れられない女性の多くは、「辛いけれど、彼が優しくしてくれる時があるから別れることが出来ない」と、別れられない理由を口にします。
女性を傷つける男性は、飴と鞭の使い方に長けています。
女性を激しく傷つけた後には、必ず女性を優しく抱きしめて、「悪かった、愛している」と謝罪と愛の言葉を口にします。
時には涙を流して謝罪する男性もいるでしょう。
そんな一面を見せられると、元は愛情がある相手ですから、女性は男性を見捨てることが出来なくなってしまうのです。
男性はそんな女性の心理を利用して、傷つけたり宥めたりします。
「頑張ればきっとよくなる」と彼に期待をして現状に耐える
付き合っている彼氏がどんなに自分を傷つけても、出会った頃や付き合い始めの頃の、優しくて紳士的な彼氏を覚えている女性は、彼氏に見切りをつけることがなかなか出来ません。
そして、「自分が努力すれば、きっとまた彼が優しくなってくれるはず」とより一層彼氏に尽くそうとします。
辛くても現状に耐えて、女性が大人しく自分に従っている内は、男性のその悪癖が改善されることはないでしょう。
何をされるかわからず怖い
彼氏から既に激しい束縛や暴力、脅しなどによる恐怖心で支配されている女性の場合、自分が逃げ出せば何をされるか分からずに怖いと感じてしまい、男性から離れられないこともあります。
「自分が逃げたら、彼は友達や家族に暴力を振るうかもしれない」と周りを人質に取られているような気分になることもあるため、泥沼から抜け出せずに男性に従い続けてしまうこともあります。
気づいてほしい2つのこと
今現在、自分を傷つけるような男性と付き合っていたり、片思いをしていたりする女性がいれば、気づいてほしいことがあります。
その男性は、あなたを幸せにすることはないでしょう。
あなたがどんなに彼のことを想っていても、彼は同じだけの優しさや愛情を、あなたに注いでくれることはありません。
もし同じだけ愛してくれるのなら、決してあなたを傷つけるような真似はしないはずです。
それなのに今まさに傷つけられているのなら、あなたはもっと冷静になり、彼とのこの先についてきちんと考えなければならないでしょう。
DVなどは改善する可能性が低い
DVのような行為は、改善する可能性ははっきり言って低いです。
なぜならば、DVを改善出来るのはあなたではなく、男性自身でしかないからです。
あなたがどんなに彼に尽くしたところで、彼はもっとDVをふるってきます。
あなたが尽くせば尽くすほどに、彼は自分の行動を肯定し、暴力をふるいながらあなたを繋ぎ止めようとするでしょう。
もしも本気で彼のDVを直したいと思うのなら、まずはあなたが彼から離れなければなりません。
側にいて尽くしていては、彼は改善するどころか悪化の一歩を辿ってしまうでしょう。
もっと幸せな恋愛がある
世の中にはたくさんの愛の形があります。
お互いに尊敬し合える恋愛もあれば、ドロドロに依存し合う恋愛もあります。
しかしどんな恋愛であっても、自分自身を傷つけるような恋愛をしてはいけません。
今の彼氏が自分を傷つけるのなら、自分を傷つけずに、優しく包み込んで愛してくれる男性がきっとどこかにいるはずです。
傷つけあう関係は終わりにして、もっと幸せな恋愛があるのだということに気付き、行動に起こしましょう。
傷つく恋愛からは逃げた方が自分のため
自分を傷つける恋愛は何も生みません。
傷つくことで悲劇のヒロインを演じられる自分が好きな女性でもない限り、自分を傷つけられて嬉しいとは思わないでしょう。
傷つく恋愛からは逃げてしまった方があなた自身のためになります。
そして逃げた先で、もっと幸せで明るい恋愛を見つけましょう。
あなたが心から幸せになった時、ようやく傷ついていた自分がどれだけ可哀想だったかということに気付けるはずです。