また、どんなことにも前向きに取り組もうとする時には自然と行動に勢いがつきますので、やる気に任せて普段以上の力を発揮することも可能になります。
自分が「こうありたい」という目標が漠然としていると、積極性にも曖昧さが生まれてしまいます。
気持ちが続かなかったり、途中で挫折してしまったりすることがあります。
しかし、自分の目標を達成させようという気持ちが強ければ強いほど、例えどんな困難が待ち受けていたとしても、負けずにそれに取り組もうとする強い気持ちも生まれることでしょう。
そこから積極性が生まれ、どんな困難にも前向きに取り組むことができるようになります。
ダメだと思ってもチャレンジをする心を持つ人はどんどん頑張る力がみなぎるようになる
自分の目標とする物事によっては、ある程度努力したところで何となく結果が見えてくるものもあります。
「これ以上頑張っても無駄な結果に終わりそうだな」や「どんなに努力してもダメそうだな」と思ってしまったら、そこで諦めてしまう人が大半でしょう。
しかし、ダメだと思っても、それでもなおチャレンジをしようとする強い心を持つ人は、結果がどうであれ自分の中の頑張る力はどんどんみなぎってきます。
そして、実際の結果がダメだとしても、頑張った自分の努力は決して無駄にはなりませんし、良い経験にもなるでしょう。
そうした経験を積み重ねた人ほど、結果がどんな時でも頑張る力を全力で出し切ることができるようになるでしょう。
6.自分自身を追い込む
自分自身を追い込むことで、頑張る力がめらめらとみなぎってくる人もいます。
例えば学生の頃、夏休みの宿題を休みの最終日ギリギリになってから始めていたという人は、このタイプに当てはまるでしょう。
期限や期日が近くなってからしか行動できないという人は、自分がやらなければならないことが目に前に迫ったところで、ようやくやる気に火が点きます。
そして嫌でも頑張ろうという気になりますので、お尻を叩かれる形で頑張る力がみなぎってくることでしょう。
計画性のある人は、期限に関係なく自分のペースで頑張ることが出来ます。
ですが、期限が近くならなければ動く気になれないという人では、あえて自分自身をギリギリの状態まで追い込むことで、やっと頑張ろうという気持ちを奮い立たせることができるでしょう。
追い込まれるときに力を発揮する
追い込まれた時ほど、人はその力を発揮するという説があります。
時間や金銭的、精神的に余裕がある時にはほどほどにしか頑張れない人でも、自分が追い込まれた時には想像以上の力を発揮することがあるでしょう。
それは例えば、家が火事になった時の火事場の馬鹿力や、追い詰められたネズミが猫に噛みつく「窮鼠猫を噛む」と同じように、極限まで追い込まれた時にこそ発揮できる力とも言えるかもしれません。
もちろん普段から自分を追い込む必要はありません。
しかし、追い込まれなければ実力が発揮できないという人や、あえて自分に不利な状況を作り出すことで全力のやる気に目覚めるという人は、追い込まれた時にこそ頑張る力がみなぎってくることでしょう。
これは人によってタイプが別れますので、余裕を持って行動することを好み、追い込まれるとパニックに陥ってしまうという人には不向きなやり方でしょう。
しかし、余裕がある時にはやる気が起こらないという人は、あえて自分を追い込むことで、頑張る力がみなぎってくるようになるかもしれません。
7.考え方を変える
「辛くても頑張らなければならない」や「苦しいことはせずになるべく楽しいことをすべき」など、人によって様々な考え方があるでしょう。
今の自分の考え方が、どのような経緯によってつくられたにせよ、一つの考え方だけに固執していると、頑張れるものも頑張れなくなってしまうことがあります。
例えば「無理は鬱病の元だから、無理をするくらいならやめた方がいい」という考え方を身に付けた人は、「今ここで頑張れば成果が出せる!」という時にも諦めてしまって、成果を得ることができなくなってしまいます。
またその一方で、「辛くても必死で努力し続けなければならない」という思いに囚われていると、それがストレスになって心を病んでしまうこともあるでしょう。
何事もほどほどにすることが大切ですが、そのほどほどは様々な考え方を合わせたものになっています。
そのため自分の考え方にこだわり続けるのではなく、時には考え方を変えてみることで、新しく気付けることや道が開けることもあるでしょう。
考え方を一つ変えるだけで、今まで頑張れなかったことにも、頑張る力がみなぎるようになるかもしれません。
柔軟性を持った考え方を意識して、日頃から行動するようにしましょう。
「無理だから頑張らない」ではなく「やれることをやろう」と考える
無理なことを無理してやる必要はありませんが、「無理だから頑張らない」と考えるよりは、「自分にやれることをきちんとやろう」という考え方をするだけで、結果は大きく変わってきます。
無理をすると心身に負担がかかってしまいますし、また「無理をしている」という思いは少なからず不快感や不満を生む原因となってしまいます。
それよりは、今自分にできる精一杯のことを頑張ってする方が結果を出せますし、必要以上にストレスを感じることもなくなるでしょう。
「これは無理!」と思う時には、我慢してそれをし続けることは止めて、「自分にできる範囲のものを頑張ってやろう」と気持ちを切り替えて行動しましょう。