ただ、一般的には、色の意味や効果には一定の認識があります。
ここでは、代表的な色の意味や、心理効果についてご紹介します。
白
どの色にも染まっていない“白”は、「純粋・無垢・清潔・新しい・リセット・スタート・真実・潔白・神聖・浄化・空虚感」をイメージさせますが、主にクリーンで清潔感を表す色とされています。
精神性としては、純潔や無垢をイメージさせる色で、神聖な儀式に用いられる色でもあります。
たとえば、医療現場での白衣。
お医者さんが白衣を着ていることは、清潔さを印象付けるとともに、クリーンな内面であることもイメージさせ、患者さんからの好感度に大きく影響しています。
また、結婚式でも、花嫁は“白無垢”や“純白のウェディングドレス”を着用します。
これにより、何にも染まっていない純真無垢なイメージを与えるとともに、「あなた(新郎)の色に染まります」という決意を表しています。
比較的良いイメージを与える白ですが、「頭が真っ白になる」というように、空虚感を表す時にも使われます。
何色にも染まっていない状態は、良い意味を表すこともあれば、悪い意味を表すこともあるのです。
ですが占いでは、白はクリーンなイメージとして解釈されることが多いようですね。
黒
白とは対照的な“黒”。
黒は「威厳・強い意志・頑丈・重い・孤独・拒絶・不変・高級・威圧」などをイメージさせる色です。
どんな色にも染まれる白と違い、他の色を飲み込んでしまう黒は、重く暗い闇を感じさせ、悪いイメージを持たれることが多いです。
たとえば、スポーツでの黒星や、犯人を黒と表現することなど、ネガティブなものを連想させるのが黒です。
ですがその一方で、黒には強さや高級なイメージもあります。
ファッションでの黒は、スタイリッシュで洗練されたカッコよさがありますよね。
占いでの黒は、隠し事や秘め事がある色として扱われるようです。
ビジネスシーンでは信頼に繋がることもありますが、多様するのは避けたほうが良い色と言われています。
青
海や空など、広大な自然の色である青には、「知的・誠実・信頼・冷静・鎮静・爽やか・冷たい・寂しい・悲しい・内向」などのイメージがあります。
青空の爽やかなイメージからくる知的さや誠実さがある一方で、水の冷たいイメージからくる寂しさや悲しさの表現としても使われる色です。
心理効果としては、鎮静・抑制の色とされていて、感情を落ち着かせ冷静な判断を促す色として使われています。
緑
木々の色を表す緑には、「自然・安らぎ・調和・成長・バランス・癒し・占命・新鮮・若い」などのイメージがあります。
自然を“緑”と表現することがあるように、木や草のイメージがそのまま緑色のイメージになっています。
中間色である緑には、見る人の心のバランスを整え、リラックスさせる効果があるとされています。
目が疲れたときに緑を見ると癒されるのも、緑が刺激の少ない中間色だからだそうです。
ストレスが溜まったときに、深い緑の森に行くと心が安らぐのも、まさに緑色のもたらす効果なのです。
黄
光りの色として表現される黄色には、「輝き・希望・好奇心・ユーモア・無邪気・幸福・豊・注意・警告」などのイメージがあります。
主にポジティブな印象を持たせる色であり、太陽のように人々に希望を持たせてくれるのが黄色です。
黄色を象徴する太陽をはじめ、ひまわりや黄金色の稲穂、お金など、黄色は心理的にも前向きなイメージをもたせてくれますが、目を引く色なので警告や注意を促す色としても使われています。
道路標識の黄色や、サッカーでのイエローカードなどがそうですね。
目立つ色なだけに、黄色を好む人は自己アピールが強い人とも言われ、黄色が気になるときは強い希望があるときと判断されることが多くなります。
赤
色の中でも印象的な赤。
赤には、「情熱・活力・エネルギー・派手・興奮・積極性・怒り・危険・攻撃性」などのイメージがあります。