緑生(りょくせい)は、良くも悪くも全てにおいて2倍の影響力があり、良い面では物事がぐんと成長する年。
立花(りっか)は、方向性が決まる重要な年とされています。
種が芽吹き、花が咲く様子が、運勢に当てはめられているわけです。
比較的前向きな運気が3年間続いた後、迎えるのが健弱(けんじゃく)。
この運気は“小殺界(しょうさっかい)”と呼ばれ、健康面に心配がある年とされています。
この“殺界”という考え方も、六星占術の特徴的な部分です。
小殺界の健弱を乗り越えると、待っているのが達成(たっせい)です。
達成は、その名前の通り、物事が達成される年。
目的や目標の達成運が高まると言われています。
続いて訪れるのが、乱気(らんき)で、“中殺界(ちゅうさっかい)”と呼ばれる良くない年です。
精神的なダメージを受けやすいので、注意が必要とされています。
山あり谷ありな6年を過ごし、12年間の折り返し地点となるのが再会(さいかい)です。
第二の出発を意味し、やり直しや挽回できる年とされます。
その翌年は、財成(ざいせい)を迎え、財運が最も高まる年。
さらに翌年の安定(あんてい)は、文字通り安定の運気になります。
新しい物事を始めるよりも、現状維持が良いと知れる年です。
そして、最後に迎える12年のうちの3年間。
陰影(いんえい)・停止(ていし)・減退(げんたい)は、文字のイメージ通り悪い運気で、“大殺界”と呼ばれます。
陰影は大殺界のはじまりで、新しいことをこの年に始めても上手くいかないとされています。
また、翌年の停止も、新しいことをはじめるのに不向きな年。
さらに翌年の減退まで、新しいことに手をつけるのは危険な運気と言われています。
大殺界では何をやっても上手くいかず、とくに新しいことを始めるのはご法度。
と言われます。
ちょうど前厄・本厄・後厄のような感じです。
六星占術では他にも、宿命星と言われる10年ごとに変わる宿命を割り出す占いなども組み合わされます。
さまざまな占いを総合して編み出されたのが六星占術なので、運勢の割り出し方も結構複雑になっています。
いろんな占いが組み合わさることで当たる占いになっているとも言えますが、運気の読み方が複雑なだけに、本人に占ってもらうのが一番確実なのかもしれませんね。
手相
占いの種類として、3つ目にご紹介するのは『手相』です。
手相占いも、日本では古くからのお馴染みの占いですよね。
道端で大きな虫眼鏡を片手に手相をみるおじちゃん…そんなイメージが定着しています。
手相は、元々はインドから始まった占い方法とされています。
仏教の広まりと共に手相も伝わり、易学と組み合わさりながら発展していったそうです。
掌に刻まれているシワなどの線や、手の形、指の長さなどを観察して、その特徴を総合的に判断しながら運勢を導き出す占い方法で、当たる占いとしても有名なのではないでしょうか。
手相占いで見る掌線
手相占いでは、主に「掌線・丘・手の形・指の形や長さ・爪の形・色合い」を見て占いますが、その中でも最も着目されるのが掌線ですよね。
この掌線の分類や解釈の仕方には占い師や流派によって違いがあるようですが、一般的によく知られる線については、同じような解釈がされているようです。
たとえば、生命線。
人差し指と親指の間から、親指の付け根に向かって曲線を描くように刻まれている線で、手相の三大線のひとつとされる線です。
生命線の名の通り、生命力を表すとされており、長さや太さ、線の濃さなどによって生命力の強さを鑑定します。