正しくは「天上天下唯我独尊」で、一般的に知られている唯我独尊は天上天下唯我独尊を省略したものです。
お釈迦様が生まれたとき、七歩歩いて天地を指差し、「天上天下唯我独尊」と唱えたという故事に基づいています。
これは「七歩の行人」とも言われています。
お釈迦様が七歩歩いたことには大きな意味があります。
七歩のうちの六歩は六道を表しています。
六道とは仏教において輪廻転生する六種類の世界を指しており、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上があります。
この迷い苦しみの六道を離れることを一歩として七歩ということになります。
類語
唯我独尊の類語には自信、プライド、自負、誇りなどがあります。
それも自分自身を大切にすることによって得られるものです。
一方、それらが強すぎることによって周囲とのトラブルを招いたり、嫌われたりすることもあるため注意が必要です。
自信やプライドは度が過ぎてしまうと自己中心主義、我儘、身勝手などととらえられてしまいます。
唯我独尊もそのような意味で使われることが多々あります。
良い意味での唯我独尊な人間になるか、悪い意味での唯我独尊な人間になるかは人によって異なります。
できれば自分を大切にする良い意味での唯我独尊な人間になりたいですよね。
そのためには唯我独尊の本来の意味を正しく理解しておくことが大切です。
唯我独尊な男性の特徴10個
唯我独尊という言葉は自己中心主義、我儘、身勝手といったネガティブな意味で使われることが多々あります。
確かに辞書にもそのような意味が載っていますが、本来の意味とは異なります。
唯我独尊はお釈迦様の言葉であり、「私たち人間に生まれなければ果たすことのできない、たったひとつの究極の目的がある」という意味があります。
つまり、人間誰しも平等で生まれてきたことに尊い目的を持っているということです。
唯我独尊であることは必ずしも悪いことではありません。
それでは唯我独尊な男性にはどのような特徴があるのでしょうか。
次は唯我独尊な男性の特徴について詳しく紹介していきます。
自分を大事にする
唯我独尊な男性は、自分を大切にする特徴があります。
唯我独尊の本来の意味は「誰もが尊い人間」ということです。
その意味を正しく理解している唯我独尊な男性は、自分自身のことを大切にすることができます。
自分を大切にするのは案外難しいことです。
自分を大切にするということは、好きなことだけをやり続けて良いわけではありません。
周囲との調和を保ったり社会的ルールを守ったりしながら、自分の意思や価値観を尊重するということです。
日本人は自分の意見を発表するのが苦手な傾向があります。
周囲と対立する可能性があるなら自分の意見を押し隠し、人間関係に波風が立たないように配慮します。
周囲との調和も大切ですが、自分の気持ちに蓋をしてしまったら自分を尊重してあげることはできません。
聞き分けの良い自分を演じるのではなく、周囲の調和を保ちつつ自分の意見や価値観を尊重してあげることが自分を大切にするということなのです。
唯我独尊な男性はそのさじ加減がとても上手です。
自分を知りたがる
唯我独尊な男性は、自分を知りたがる特徴があります。
唯我独尊の言葉には尊い自分を大切にする以外にも、尊い自分を知る必要性という意味も込められています。
生きる目的や自分を大切にするためには自分自身を知らなければなりません。