あるいは自分は優れているから周りから大切にされるべきだと思ってしまうこともあります。
そのように周りからいつも大切にされていないと気がすまない人、常に周りから最上級の丁寧さを受けることを求める人も自我が強いと言われがちになるでしょう。
仕切りたがる
リーダーシップの有無に限らず、単に仕切りたがりな性格をしている人も自我が強い人だと言われる可能性は高くなります。
仕切りたがる人は、基本的に「私は〇〇をやるから、Aさんは▲▲をやって」や「これは絶対に◇◇が良いと思う」のように、自分のことだけではなく勝手に他人のやるべきことも決めてしまいがちです。
場合によっては、全員で話し合うべきことなのにその人以外は発言しづらい雰囲気を作ってしまうこともあるでしょう。
このように、仕切りたがりな人は自分の意見だけを押し通してしまいがちです。
本人は周りの人が発言しないからこそ良かれと思って仕切っているつもりでも、単なる自我の強い独裁者だと思われてしまうこともあるでしょう。
周りの人が発言しない場合でも、仕切るのではなく議論を促すような役割に徹するようにした方が良い場合もあります。
自覚してない
自我が強い人は自分のことをよく見ているため、自分の自我が強いことを自覚している人も少なくはありません。
「押しが強すぎるのは短所だけど、意見をしっかり言えるのは長所」と冷静に自己分析をした上で、自我が強い状態を敢えて自分の意志で維持している場合もあるでしょう。
しかし、自我が強い人全員がそういうタイプではありません。
時には自分の自我が強いこと、あるいはワガママや自己中心的な性格を全く自覚していない人もいるのです。
この自覚がないタイプの自我が強い人は、単に自覚していないだけではなく「自分はもっと意見を言うべきだ」と勘違いしてしまっていることもあります。
当然ながら、周りに自我が強いと指摘されても納得しませんし、自分自身で改善しようと思うこともないため、どんどん自我が強くなり孤立してしまうことも少なくはありません。
自我が強いメリットと注意点
冒頭で解説した通り、自我が強いことは決して悪いことではありません。
自分自身の長所も短所もしっかり理解していることで、軌道修正しやすいこともあるでしょう。
就職活動などの場面で、面接に役立つケースも少なくはありません。
しかし、多くの人が抱いているイメージ通り自我が強いことでマイナスイメージを持たれることも少なくはありません。
時には自我が強いことが不要なトラブルを引き起こしてしまうこともあるでしょう。
自我が強いと、どのような良いことがあるのでしょうか。
自我が強いメリットと、そのメリットがある状態でも十分に注意しなければならない注意点を最後に紹介していきます。
メリット
自我が強いということは、言い換えれば自分自身のことをよく見ていて自分自身を客観的に見ることができるということでもあります。
周りの人よりも自分に自信を持って行動でき、評価される場面もあるでしょう。
特に積極性が求められる場面では、自我が強いことは大きなメリットとなります。
では、他に自我が強いことによって得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、主なメリットを具体的に4つ紹介していきます。
みんなに頼られる
自我が強い人は、自分ができることで周りの人を助けたいと考える人も少なくはありません。
自我が強いと言われがちな人の特徴で紹介した通り、アネゴ肌で周りの人を助けることを趣味のようにしている人もいるでしょう。
もちろんそうした性格が鼻につくと言われてしまうケースもありますが、基本的には周りの人から好かれて頼られることが多くなります。
誰かの力になりたい、誰かを助けたいと考える人にとって周りの多くの人に頼られることは大きな喜びとなるでしょう。
自分自身の存在を肯定されたかのような気持ちになることも珍しくはありません。
自我が強いからこそ、周りの人に頼られて自分の味方を増やすことができるのです。
アピールがうまいので仕事ができる人が多い
アネゴ肌で周りの人に頼られることが多い自我が強い人は、決して利用されているわけではありません。
そもそも周りの人に頼られるのは、自分自身に余裕があることをアピールすることが上手だからです。