プライドの意味はたいていの辞書に、「自尊心、自負心、誇り」と出ています。
多少誇りという面が強くあらわれますが、日本語の理解では、概ね重なっているといってよいでしょう。
また自分に価値があると考える自尊を、前面に押し出している状態とも言えます。
これに対して英語では自尊心はSelf-esteemといい、Prideとは区別されています。
最大の違いは自尊心は自信に由来していますが、プライドは劣等感に由来しているというところです。
自尊心は自分の存在そのもに価値を置いているのに対し、プライドは他者との比較において自分を上または下に感じるところから始まります。
そのためプライドの高い人は、自信のなさがばれないよう、強くふるまったりすることが多くなるそうです。
そして傲慢にまでつながるのは自尊心ではなく、プライドということです。
かなり両者の融合してしまっている日本語のニュアンスとはかなり違っています。
ここでは参考程度にとどめておくことにましょう。
️自尊心が高い人の特徴17選
自尊心を育むのに一番効果のあるのは、達成感を得ることだと言われています。
親からほめられてうれしかった、そのことによって自信を得た。
さらに自ら企図したことが成功し、達成感を得た。
これは、自尊心が次のステージに進んだということでいいのでしょう。
さらに自分を肯定的に受け入れ、他人を尊重するようなところまで達すれば、自尊心の役割としてはほぼ完成です。
しかしあまり高すぎてしまうと、いろいろと弊害が出てきます。
以下自尊心の高い人の特徴についてみていきながら、弊害についても考えていきましょう。
1.自分が好き
自尊心の高い人は、自分を愛でる気持ちが強くなりがちです。
こうした自己愛の強い人は最近とくに増えているようです。
日本社会では次第にハラスメント行為がカットされつつあります。
無理強いされるようなことは減り、多様性が認められやすくなったのは確かなように思います。
2.負けず嫌い
自尊心は負けず嫌いの心を引き出します。
これはトップレベルのスポーツマンなど勝負を競う人たちにとっては、大変重要な要素です。
特に一流と呼ばれる人たちは、過剰なくらいこれを持っています。
少し辟易させられることさえあります。
しかしスポーツマンたちには、目標があり努力もしています。
それに対して何の裏付けもなく、ただ負けず嫌い発言が続くだけでは、周囲の人にとってはただ耳障りなだけです。
何も達成できないうちに終わってしまうでしょう。
3.こだわりを持つ
自尊心の高い人は、何かにつけ強いこだわりを持っているようです。
その分ちゃらんぽらんなイメージはなく、筋はしっかり通っているように見えます。
こだわりは、むしろ職人気質や、ストイックな傾向につながりやすいところでしょう。
しかしこれは、融通の利かないマイナスイメージとも紙一重です。
うまく自負心との折り合いをつけたいところです。
4.頑固者
自尊心の高い人は、柔軟性に欠け、頭の固いイメージが強いかもしれません。
メンタルの鍛錬も十分できていないように見えます。