議論を戦わせるブレインストーミングなどは苦手としていて、できれば避けるようにしているのかも知れません。
その結果、固定観念からはなかなか脱却できないことが多いようです。
こうした頑固者の特性には老いも若きも関係なく、世代間のギャップはありません。
いつもどこかにいるものです。
とにかく頭の柔軟性を維持するように注意を欠かさないようにしましょう。
5.保守的
自尊心の強い人には、何事にもとらわれず自由な生き方をするタイプは少ないようです。
自由奔放な生き方は受け入れられず、世の中の権威は概ね承認しています。
こうしたどちらかと言えば保守的な人が多いのは間違いなさそうです。
彼らは世の権威と自分との距離には敏感に反応します。
しかし同じ保守的な価値観を持つ人以外とは、うまく交流することができません。
世の中の基準から逸脱した人は、どう扱っていいかわからずとまどってしまうようです。
自由な発想の人とは根本的に、相容れないのでしょう。
6.自分の非を認めない
自尊心の強い人は自分の非を認めようとしません。
自分のすることに自信があるので、もし自分のせいで失敗してしまったとしても「自分が間違うわけがない」と思いこんでしまうのでしょう。
7.知ったかぶる
知ったかぶりは筆者にも身に覚えのあるものです。
仲間内での物知りの座を保ちたい、そのことにより一目置かれている状況を壊したくない気持ちが強かったのは間違いありません。
知らないことまで、知っていると押し通すことがよくありました。
知ったかぶりをした後は、急いでそのインチキした部分を勉強して、次の段階に備えなければなりません。
よく言えば、学習へのモチベーションが高まる効果もあります。
ただしばれてしまえば信用を失い、自尊心も傷ついてしまいます。
8.周りに助けを求めない
自尊心の高い人は、弱みを見せることを嫌います。
その結果、トラブルに遭遇しても助けを求めるということを躊躇します。
これはごく親しい周囲にも見知らぬ第三者に対しても変わりません。
弱みを見せることは不利につながるという損得勘定ではなく、いわゆるプライドの問題なのでしょう。
その結果、初期消火に失敗し、トラブルが大きくなったり長期化することも多くなります。
9.助けを求められるのは嬉しい
それとは逆に、人から助けを助けを求められることは歓迎です。
自尊心をしっかり満たしてくれる状況だからです。
ただしそうした他人の要請に、誠実に応えるかどうかは、また別の問題です。
時と場合により対応は違ったものになるでしょう。
結局のところ、口先だけまたは形だけの援助で終わることが多そうです。
実質はあまり期待できないということです。
10.イジられると怒る
自尊心の高い人は、一般的にあまりユーモアのセンスに富んでいるとはいえないようです。
ちょっとしたジョークにすぎないようなことでさえ、からかわれている、と感じてしまいます。
気の利いたジョークで切り返すような、機知には恵まれていません。