あまり気にしすぎると余計に頼られてしまう。
関与しすぎてしまうと、相手から余計頼られてしまい、パラサイトシングルへと繋がってしまいます。
よく子どもに対して過剰なまでに何かしてあげがちな人がいます。
ドラマなどでも過保護な登場人物ってけっこう多く存在しますよね。
決まってそういう子どもは自分一人では何もできなかったり、親に頼ってしまいがちな考え方になりますので、一般的に生活している人からすると情けなく感じてしまわれがちです。
子どもが可愛いからこそ、自分一人でしっかりと生きるためには頼りにさせない事が大事です。
仕事においてもそうですが、上司が部下の為に何から何まで用意してあげると、それが当たり前となって仕事を覚えません。
人間は常に課題と向き合って乗り越えてこそ成長していきます。
根本的な考え方を変える必要があるので、パラサイトシングルにさせないように可愛いからこそ先の事を考えて対応方法を変えてみてください。
6.親はいつまでも元気ではない。
パラサイトシングルの問題点を突き詰めて考えると、子どもが困った状況になるという事です。
例えば、親は子どもよりも年齢が上なので、必然的な子どもより早く亡くなる可能性が高いです。
だからこそ、親がいつまでも子供の面倒を見れないですし、子どもが一人前にならなければいけない理由へ直結します。
親がいつまでも元気でいれる保証はどこにもありません。
世のなかは広く、時には親がいない子どももいたり、早い段階で親がいなくなってしまって自立するしか生きる方法がなかったという方もいます。
だからこそ親に頼れる環境に感謝をしつつ、少しでも自立した生活を送る必要があります。
子どもからすると、何をそんな未来の事を語っているんだと思われてしまうかもしれませんが、本当の話です。
だからこそ真剣に子どもには向き合って必要な時には厳しくしなければいけないという理由へと繋がります。
いつまでもお世話できないことを伝える。
パラサイトシングルをしてしまっている子どもに対して、いつまでも世話はできないとはっきりと伝える事が大事です。
ちょっとおちゃらけた雰囲気だったり、笑いながら言ってしまうと相手は真剣に受け止めてくれません。
大事な話をするときには真剣な表情で相手と話をする事が大事です。
いつもと違う様子で相手に伝えれば相手も事の重大さを理解してくれます。
いつまでも世話ができないという物理的な限界、そして子供の事を思っているからこそ自立を促さなければいけない気持ちを相手に真剣に伝えれば、すぐに行動できない状況だったとしても、気持ちの面では理解してくれることが多いです。
気持ちの面で理解してくれれば、簡単に出来る事は行動してくれますし、お金がたまれば家を出るなどの準備が必要な行動なども準備をして取ってくれる事にも繋がります。
素直に相手にこちらの気持ちを伝えることがストレートであり、一番強く思いが伝わる方法になるといえます。
7.話し合いの場を持つ。
パラサイトシングルを改善するには話し合いの場を持つことが大事です。
先ほどお伝えしたように、相手に気持ちを伝える際にはストレートに言葉にして表現する事が大事です。
相手に対して気持ちを伝えなければ、相手が理解して行動してくれるまでに時間が掛かります。
時には理解されないまま時間だけが過ぎて行ってしまう場合もあります。
だからこそ、一番効果的なのはこちらの気持ちを相手に伝える事であり、伝える際にはしっかりと相手が納得する理由付けが必要です。
例えば、面倒くさいから自立してとか、大人にならないといけないから自立してなど、抽象的な理由だったり、相手が受け入れがたい理由だと反発したり、話をそらしてしまいがちです。
なので、伝える時には今のままだと大人になった時に様々な場面で自分自身が困ってしまう、そんな状況に親としてはさせたくないし、させるべきではないという気持ちを細かく伝えるようにしてください。
自分たちがあなた以上に生きられる保証もないし、あなたが困った姿を見たくはないという風に真剣に伝えると相手も理解して考え方を変えてくれます。
話し合いの場を持ち、細かくかみ砕いて相手に伝える事が効果的であるといえます。
今後についてや現状についてをしっかり話し合う。
話し合いをする際には、あくまで話し合いなので、相手に発言をさせる必要もあります。
相手が何か考えがあって実家に身を置いているのであれば、目的を聞いて目標達成までは面倒を見るとか、何かしらの決まりを作っておくと今後の事を考える際にはとても楽です。
今後は家を出るようにするのか、それとも家にはいるけど、これはするようにするとか、現状を踏まえた上で、今後はどうしていくのか、そうするためにはどうすればいいのかという、ただの思いを伝えるだけではなく、具体的な事まで決めておけばよりルールも厳密に設定することが出来るようになるので、具体的な話をする必要があるといえます。