できることなら自分を甘やかした生活をしたいモノですが、それが楽しく生きることにつながるかというと答えはNOです。
例えば「痩せたい」と思っているにもかかわらず「甘いモノが食べたい」という欲求のままにスイーツをお腹いっぱい食べて自分を甘やかした後に、激しい後悔や罪悪感に襲われることがありますよね。
たまには自分を甘やかす日があっても何の問題もありませんが、常に自分を甘やかすことは楽しく暮らすための障害となることもあることを覚えておいてください。
いつまでも成長しない
「苦しい試練を乗り越えてこそ人は成長する!」とは何とも暑苦しい言葉ですが、実は深い言葉でもあります。
人間は何もしなくても成長はします。
しかしただ単に外見だけが大きくなるよりも、内面的に成長した方が人生を楽しむことができます。
内面的な成長にはやはり様々な経験をするのが一番効果的ですが、そこには当然試練や苦労も含まれるでしょう。
自分のやりたくないことはやらないという自分を甘やかした生活の中に試練はおとずれないので、成長するチャンスを自ら逃してしまっていることになりますね。
本番に弱くなる
苦労や試練でマイナスの感情を味わうと、物事に動じない精神力が身に付きます。
例えば何でも「いいよいいよ」と甘やかされて育った子供がいざ受験当日になると緊張して頭が真っ白になってしまうケースは非常に多く、叱咤激励されながらも勉強してきた子供の方が本番で実力以上の力を発揮できます。
これはまさに甘やかされてばかりで内面的に成長できなかった結果であり、精神的に強くなるにはある程度の試練が必要だということが言えます。
もちろん周りからは甘やかされてばかりでも自分自身を甘やかすことなく生きていくことができれば、楽しく生きることができるでしょう。
9.自己管理ができない
「自己管理」とは自分の行動や精神を自分でコントロールすることです。
これができない人は自分の夢や目標を明確にすることができず、もちろん価値観などを決めることもできません。
日常生活で言えば、遅刻ばかりしたり、部屋の掃除が出来なかったり、暴飲暴食を繰り返したりする人が挙げられます。
何もかも完璧にこなせとは言いませんが、やはり一般的に考えて常識的だと思われる生活ができないのは自己管理ができていないと言われても仕方がないでしょう。
自己管理ができるようになると、目標を実現するためのモチベーションを上げることができるので、達成の可能性が高くなります。
今や世界中の人から一流大リーガーと認められているイチロー選手が良い例です。
彼の輝かしい成績は徹底した自己管理の賜物と言っても過言ではなく、自分で決めたルーティンを実行し続けた結果です。
ストレスに弱くなる
自己管理ができるようになると、日々の生活の中でちょっとした楽しみが増えるので、無意識のうちにストレスが解消できます。
例えば早寝早起きは自己管理の基本ですが、早く起きれば時間に余裕をもって行動できるので、自分の好きなことをする時間ができます。
また健康維持にもつながり、体調を崩すストレスも軽減されますし、睡眠不足からくるストレスとも無縁の生活になります。
気持ちから病気になりがちになる
自己管理のメリットは肉体的に健康になるだけではありません。
自己管理力が高まることによって自分の目標を明確にすることができますが、その結果自分がするべきこととしない方が良いことの区別がはっきりします。
つまり善悪の判断ができるようになるので、感情的になる機会が減ります。
些細なことで敏感に反応して感情的になってしまう人は、精神的に健康とは言えません。
しかし常に冷静に客観的な判断ができるようになれば、たとえ想定外のトラブルに見舞われても、的確な反応が出来たり事前に避けることができるようになるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
楽しく生きるのは決して難しいことではありません。
しかし自分にとって楽な道が楽しい道につながっているのではなく、時にはそれと逆の道を選んで回り道をすることが、結果的に幸せにつながっているというパターンもあるということを知っておいてくださいね。