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携帯小説から誕生した人気作品12選...(続き2)

携帯小説を今までに見たことがないという方でもこちらの作品は聞いたことがある方や実際に映画館で見たことがある方も多いと思います。

恋空は美嘉の携帯小説デビュー作であり、2005年から執筆が開始されて、2006年には書籍化されるなどの大きな反響を呼んで、最終的には翌年に漫画家や映画化されるなどの携帯小説の中でも大反響を呼んだ作品となっています。

元々は携帯WEBサイトである魔法のiらんどに掲載されてから、魔法のiらんどのブックランキングで160日連続で首位を獲得したり、書籍化されてからは上下巻を合わせた初版発行部数は30万部とされており最終的には140万部、200万部を突破するなど目まぐるしい活躍を経ています。

あらすじとしては主人公がある日、ひょんなことから出会ったヒロという男性と知り合って付き合うことになり、付き合っていく中で次第にヒロも本気になっていきながら、ダブルカップルデートしたり一緒に授業をサボったりするなどして楽しい高校生活を歩んでいく中で、最終的に主人公はヒロとの子供を妊娠し、育てて行こうと決断するもヒロの元彼女に強く押されて転んで流産してしまい、そこから強いショックを受けるがまた強い絆で結ばれていくも二人の恋愛を描いた作品となっています。

強い絆で結ばれた二人にはどんな苦境も乗り越えられる自身があるものの、様々な事が起こり、最終的に離れていってしまうような、甘く切ないようなストーリーとなっています。

たくさんの信じられないような事が巻き起こりますが、事実をもとにしたフィクションと言われているように、事実をもとにしているので、実際にこんな事が起こったのか、と主人公の目線で物事を感じられるような作品となっています。

作者が女性なので、女性主人公の目線で描かれている作品なので、女性にはとてもおすすめの作品です。

泣きたい時、感動したい時に読んでいただく事で、胸がすっきりするような作品となっています。

赤い糸

次にご紹介する人気携帯小説は赤い糸です。

赤い糸はメイの携帯小説であり、小説作品を題材とした漫画や映画やテレビドラマなど様々なジャンルに渡って反響を呼んでいる作品で。

元々は2006年7月に携帯小説総合サイト魔法の図書館のランキングに登場して1ヶ月後には早くもランキング1位となりその後長期間にわたって一位をキープしており、2007年には書籍化し現在は5冊まで発表しており女子中高生に高い人気を得ている作品です。

あらすじとしては主人公である芽衣は、姉の春奈と幼馴染の悠哉と三人で一緒に時間を過ごすことが多く、芽衣は悠哉に好意を抱いていたにも関わらず、悠哉から自分の姉である春奈の気持ちを聞いて自分の悠哉への好意を明かさない決意をするも、最終的に中学生になった芽衣は同じクラスのアツシと交際を始めるも、アツシとの関係は二股であったりドラッグを使用した性交渉などを経てだんだんと破綻して行き、最終的に失恋のショックから主人公である芽衣は恋愛感情のない性行為を繰り返して親に反抗するなどして最終的に友達と一緒に不良に引っかかり激しく性的暴行をされたり、自殺未遂で記憶喪失になったりするなど数奇な人生を辿っていくこととなります。

そのような人生を辿っていくなかでタカちゃんと呼ばれる相手と出会いその男性と付き合っていくも、結局暴力などを振るわれて、破たんし、その後もたくさんの男性と出会っていくも、運命の赤い糸は見つからず…というような内容となっています。

想像を絶するような激しい内容となっており、過激な描写などもありますが、読む人を引き込ませるような小説内容となっており、携帯小説といえども、本格的な小説を読んだような感覚で楽しむことが出来る作品です。

恋空と同様に、大きな反響を呼んだ作品でもあるので、携帯小説を見たことがない方には是非読んでいただきたい作品です。

Deep Love

次にご紹介する人気携帯小説はDeep Loveです。

Deep Loveは携帯サイトで連載している小説家Yoshiの携帯小説シリーズです。

この作品はYoshi個人サイトであるザブン上で2000年10月から公開を行い、女子高生を中心に口コミで話題になって行き、最終的には作者本人が書籍版を自費出版して10万部を売り上げて、2002年にはスターツ出版から商業出版物として出版されて最終的にはシリーズ累計売上が270万部を超える大ヒットとなっています。

この作品の特徴としては携帯小説全般に見られる文字数が少ない・分が短いと言った文体であったり、次々と衝撃的な事件が起こって展開が早いと言った内容の特徴もあります。

10代の少女をメインターゲットしていて、携帯小説のフォーマットを決定づけると言ったまさに携帯小説とパイオニア的な存在であると考えることができます。

もともとこの作品は自分自身が執筆をしていく中で多くの読者から感想もらい、その中に記されている読書術体験を作品の続きのストーリーに取り入れながら執筆されたという背景が存在しておりこれがスピーディーなストーリー進行のひとつの理由であったと思う考えることができます。

実際に多くの読者から大量のメールが届きたくさんの人の心を動かした素晴らしい作品であるということが出版社の方の目に届き、過激な内容でも書籍化しようと決断した大きな要因であったと言われています。

主にこの作品は4部に分けられており基本となる第1部は、主人公であるアユという女子高生の目線でストーリーが描かれています。

援助交際を繰り返している主人公であるアユの身近に巻き起こる様々なストーリーが展開される形で、恋人の死や最愛のおばあちゃんの死、性的暴行など、比較的あまり明るい内容ではないかもしれませんが、悩みと戦いながら生きていく少女の姿を描いたような作品となっています。

そのあとも2部、3部、4部と続いていきますが、まずは1部を読んでいただきたいと思います。

この作品を見て勇気づけられたという方もたくさんいる作品なので、元気が欲しい時、頑張りたいエネルギーが欲しい時に見て頂きたい作品です。

Dear Friends リナ&マキ

次にご紹介する人気携帯小説はDear Friends リナ&マキです。

Dear Friends リナ&マキは先ほどご紹介したYoshiが作者を務めている作品です。