今でこそインターネットが主流の時代になり、たくさんの人が携帯電話からスマートフォンを持つようになり、スマートフォンを使って様々な便利なサービスを利用していますが、ひと昔前まではいわゆるガラケーが主流の時代でした。
ガラケーが主流の時代では、今でいうSNSなどは当然利用頻度が低く、まだまだサービスが浸透する前の時代でした。
そんな携帯電話が主流の時代には、携帯電話を使って小説を描いている人達もたくさんおり、その小説が反響を呼んで本となったり、映画になったりするなどの話題となっていました。
今の20代前半くらいまでの人であればまだまだ記憶に新しいかもしれませんね。
そんな懐かしい携帯小説ですが、今の時代だからこそ懐かしい気持ちで携帯小説を読み返す事も出来ると思います。
昔ハマった漫画を見て、面白いからもう一巡してみるのと同じように、小説に関してもまだまだ楽しめる要素はたくさんあります。
なので、今回は携帯小説をテーマにして、人気携帯小説を改めてご紹介していきたいと思います。
昔携帯小説を楽しんだことがあるという方や、存在は知っていたけど、見たことがないという方は、一度ご覧になって楽しんで頂きたいと思いますので、気になる作品があれば一度読んで頂きたいと思います。
小説は時代などは関係なく楽しめる作品ばかりですので、昔だからとか今だからとか関係なく面白い作品は面白いので、偏見を持たずに楽しんでみてください。
️大人には懐かしい携帯小説
携帯小説が流行ったのはある程度昔なので、携帯小説ブームの時に比較的流行に敏感な世代だった人からすると懐かしい気持ちに駆られるかもしれませんね。
携帯小説は時間がない人にとっても携帯電話で簡単にみられるようになっていたので、ちょっとした楽しみの一つとして受け入れていた人もたくさんいると思います。
携帯小説といっても、かなりストーリー展開などもしっかりとしていて、楽しめる作品がたくさんありました。
子ども騙しに描かれているような作品だけではなく、綿密なストーリー性なども含まれた本格的な作品が多数存在していたので、見ている人を引き付けるような作品が多かったのも事実です。
今の若い人達にとっては昔のコンテンツかもしれませんが、面白い作品はいつの世の中でも評価してもらえる作品ばかりです。
なので、携帯小説がいかに素晴らしいかという事や、簡単に携帯小説の歴史などをご紹介していきたいと思います。
携帯小説とは
そもそも携帯小説がどういうものなのか知らない方も多いと思いますので、簡単に携帯小説の意味合いについてご紹介していきます。
携帯小説とは携帯電話を使用して執筆し閲覧されている小説のことを指し示している言葉であり、パソコンを用いて執筆されることもありますが、その作品の多くは携帯電話を使用して執筆されており一般のウェブサイトとではなく携帯電話用のサイト上で公開をされている特徴を持っています。
インターネット上に投稿されるという意味ではオンライン小説の一形態であるということは間違いありませんが大体の違いから明確に区別されている作品になります。
携帯電話からのブラウジングを明確にした小説を独自に発表したという意味においては男性小説家であるYoshiが祖先であると言われています。
携帯小説は一時期、文化を築き、それが流行りに敏感な若者達に影響を与えて、若者文化として注目され、様々な各種方面から言及されるので、自然と時代の流行りを築いた一つの要素であると考えることができます。
今では考えられませんが、携帯小説がブームとなってたくさんの人に愛読されていた時代が存在するのが、携帯小説が愛されていた証拠にも繋がります。
携帯小説の歴史
携帯小説がどの様にして広まっていったのか、という歴史について気になる方も多いと思いますので、簡単に歴史についてもご紹介していきます。
元々は1980年代にパソコン通信が普及して以降、アマチュアの作家が自分自身が執筆した作品をたくさんの人に見てもらいたいと言う意味でオンライン上で公開するオンライン小説ジャンルが流行りだしました。
しかしながらパソコン通信でアップロードされた小説があまり流行ることはなくその後21世紀になってからは携帯電話による通信がたくさんの人々の生活レベルで飛躍的に普及して以降は、インターネット接続機能の一般化によって場所時間を選ばずにたくさんの世代が電子コミュニケーションが可能になったことに関連して、たくさんの人たちが携帯電話で小説を楽しむようになりそこからだんだんとブームに火がつくようになりました。
そこから無料ホームページ作成サイトである魔法の i らんど上で素人が小説投稿をするブームが到来し、そこからたくさんの携帯小説作品が人気となり書籍化されてベストセラーとなったり映画化されるなどたくさんのブームを生み出すことになります。
もともと2002年から2005年頃までが第一次携帯小説ブームとされていて、2006年以降が第二次携帯小説ブームとなっています。
恋愛がメインになっていたこともあり読者の方は10代が20代の女性が多くを占めており、流行に敏感な若者達の間でたくさんの反響が巻き起こるようになりました。
それ以降はだんだんと廃れていき、2011年頃になると高機能携帯電話であるスマートフォンの普及によって今度はスマートフォンの小説が徐々に浸透する時代に移り変わりつつあります。
スマートフォンの時代になってからは電子書籍がメインになりつつあるも、それ以外に代用となるような新しいサービスであるSNSなどが生まれた事も原因で、やはりそれ以降大きなブームは到来していないと考えられます。
️携帯小説から生まれた12個の人気作品
ここまで簡単に携帯小説の意味や携帯小説が流行るまでの歴史について簡単にご紹介をしていきましたが、ここからは携帯小説から生まれたたくさんの人気作品をご紹介していきたいと思います。
携帯小説から生まれた人気作品はたくさん存在しており、たくさんの人気作品の中から自分が気になる作品を見つけ出して頂くのはとても難しかったりするので、今回ご紹介する作品の中から気になるものが一つでもあれば一度実際に読んでみて、楽しければそこから派生してたくさんの携帯小説を楽しんでいただきたいと思います。
それぞれの作品の特徴であったりあらすじなどを作品別に簡単にご紹介していきたいと思いますので作品選びの参考にしてください。
恋空
まず初めにご紹介する人気携帯小説は恋空です。