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携帯小説から誕生した人気作品12選...(続き3)

Dear Friends リナ&マキは2007年にDear Friendsというタイトルで映画化された作品でもあります。

あらすじとしては完璧な容姿を持っている女子高生の高橋リナは友達は必要な時に利用すればいい、いなくても生きていけると友達という存在を必要とせずに自由奔放に生きていますが、ある日自分が癌に侵されていることを知り絶望の淵に脅されてしまいます。

そんな時に自分の前に現れたのは小学校の同級生である遠藤マキであり、彼女のことを覚えていなかったため最初は彼女を冷たくあしらいつつも、相手の優しさに触れて次第に心を開いていくようになるというストーリーです。

友達を必要としていなかった主人公が優しさに触れて友達という存在がとても大事なものだと気付いていく内容となっており、友情の大切やさや素晴らしさ人と人とのつながりの重要性を感じられる作品なので、友達と喧嘩をした時やどうしても自分が素直な気持ちになれない時などに読んでいただきたい作品です。

天使がくれたもの

次にご紹介する人気携帯小説は天使がくれたものです。

天使がくれたものは携帯小説家であるChacoのデビュー作品で続編を含めて、天くれシリーズと呼ばれている作品です。

携帯小説としてはDeep loveに続くヒット作であり、その後に恋空、赤い糸へと続くと言われる素人系携帯小説の流行のきっかけづくりに貢献している作品です。

この作品は作者自身の体験談で作られておりけじめをつけるために書いたものだと述べられています。

なおこの作品が書籍化されることになったひとつの理由としてはこの作品をインターネット上で選んだ女性が直接出版社に電話をかけて泣きながら感動する作品だから書籍化してほしい、と訴えた事が一つの理由であると考えられています。

人の心を動かすことができる素晴らしい作品であり、まさに人の心に働きかけてその結果、よりたくさんの人の目に留まるようになったと言える作品です。

あらすじとしては大阪市にある私立高校に入学した主人公は同い年で岸和田市に住んでいる本田美衣子に出会い、すぐに親友となるもその後美衣子に誘われて岸和田のマンションにあるたまり場に行くことでカグと呼ばれる青年と出会い、そこからたくさんの人との出会いを経て、様々な経験をしていくという物語です。

借金や病気、交通事故など、たくさんの不幸な出来事がある中で、必死に生きていく姿を描いた作品でもありますので、元気が亡くなった時や、辛い事があった時に読み終えて再び頑張ろうと思わせてくれる作品なので、元気づけられたい時に力を与えてくれる作品ですよ。

天使の恋

次にご紹介する人気携帯小説は天使の恋です。

天使の恋はsinによる携帯小説であり、それを原作にした映画も作られています。

天使の恋は携帯小説サイトであるおりおん☆で公開されており、アクセス数がなんと1300万PVを記録するなどの活躍がある作品です。

元々携帯小説から人気に火がつき映画化された時には佐々木希さんが初主演作となって話題になり、地上波でも放送されたりするなど様々な反響を呼んで2011年にはgreeにてソーシャルゲーム化されているという作品です。

物語のあらすじとしては他人を惹きつけるような美しさとカリスマ性を持っている女子高生である小澤理央は過去の出来事から、なかなか人を信用することができるにお金に価値を見出して利用できる人間としか付き合わないようにしていました。

しかしながらそんな主人公である理央が35歳のさえない大学講師の小澤光輝と出会い恋をしてしまい、恋をすることによって人間的な感情を取り戻してだんだんと変化をしていきますが、光輝には受け入れられない理由が存在し…というあらすじとなっています。

人をなかなか信じられない主人公が恋愛を通して人を信じていくことや人間的な感情を取り戻していく姿を見て勇気づけられたり、恋愛の素晴らしさを感じられるような作品となっているので、恋愛をしたいと思っている人や、その逆に恋愛の怖さや辛さから逃げたいと思っている人にこそ読んでいただきたい作品です。

携帯彼氏

次にご紹介する人気携帯小説は携帯彼氏です。

携帯彼氏はKagenによる携帯小説であり、それを原作とした映画です。

元々は携帯ウェブサイトである魔法の i らんどに掲載されて約280万人の読書記録して2008年2月27日に書籍化されるなどの実績を持った作品です。

あらすじとしては主人公の友人が謎の怪死を遂げた友人の死の真相を探るために、主人公は事件の原因とされている恋愛シミュレーションゲームである携帯彼氏を携帯サイトからダウンロードするも、そこには事故で亡くなった自分の恋人でとある事件の容疑者となっている直人という人物にそっくりなキャラクターがいる事に気づき、怪死事件の真相にたどり着いて行こうと奮闘するような内容となっています。

これまでご紹介してきた携帯小説の中で比較すると純愛もありつつもその内容はまさにサスペンスものでありミステリーの様子を加えた上で現代チックな携帯電話というアイテムを取り入れることによって新しい感覚で楽しめる作品となっています。

今でこそ携帯電話はたくさんの人が持って当たり前となっている時代ですが、その昔はまだまだ新しいアイテムとして認識されていたので、その携帯電話を題材にした作品ということで大きな注目を集めていた作品でもあります。

今だからこそ、昔の携帯電話が主流だった作品を楽しむ事で、新しい視野も広がると思いますので、サスペンス物が好きな方なども楽しんで見て頂きたいと思います。

Tokyo Real

次にご紹介する人気携帯小説はTokyo Realです。

Tokyo RealはRYUによって執筆された携帯小説であり口コミで話題となって2006年4月30日に単行本化されて、2007年8月18日には映画化されるなどの目まぐるしい活躍を遂げている作品です。