達成可能なものを目標にする
目標を決めるとき、夢のような相談な目標を設定する人がいます。
壮大な夢を描くとあたかもやる気もどんどんと起きてきそうに見えますが、実は目標が壮大過ぎるほどやる気は起きにくくなっていくのです。
ジグソーパズルに当てはめて考えてみましょう。
2000ピースのパズルを今日中に最後まで終わらせるという目標を立てたとしましょう。
始める前からゴールが遠すぎて途方に暮れ、初めの一手すらなかなか進まないものです。
ですが、最終目標はパズルの完成でも、近々の目標、例えば今日の目標として「パズルの外側一周を埋める」にしてみると意外と手を出しやすくなります。
目標は壮大過ぎると初めの一歩から躓きます。
達成可能だと自分で思える程度の目標から設定するようにしましょう。
目標に数値を入れる
例えば「お小遣い稼ぎしたいな」と思ったとしましょう。
しかし、「お小遣いを稼ぐ」という目標では全くやる気は起きてきません。
どんなお小遣いの稼ぎ方があるのかをネットで調べているうちに日が暮れてしまいます。
目標はわかりやすく、具体的に立てる必要があり、一番理想的なのは数字は入ることだと言われています。
例えば、先ほどのお小遣い稼ぎで言うと、「1カ月で5万円お小遣いを稼ぐ」という目標に変えてみるとどうでしょうか。
「1カ月」という期日と「5万円」という具体的な数値が目標の中に入りました。
すると、ネットで検索するときも、自分がどんなお小遣いの稼ぎ方をしたら目標が達成できるのかを想像しやすくなり、次の行動に移りやすくなります。
そのため、可能な限り目標には数値を入れるようにしていきましょう。
3. 今できることからすぐ取りかかる
やる気と行動の関連性を考えたとき、普通は、まず「やる気」が起きて、やる気が出てきたから「行動する」という流れが一般的であるように思えます。
しかし、実は本当にやる気があって常にモチベーションが高い人というのは、まず先に行動を起こしている人なんです。
やる気が起こってくるまで行動せずに待っている人というのは、いつまでたっても行動することはできません。
やる気を起こすためには動機付けが必要不可欠です。
動機付けとは目標に向かうための過程のことを言い、動機付けをすることで人は目標に向かっていくことができます。
この動機付けには内発的な面と外発的な面があり、内発的な面は実際に目標を考えること、そして外発的な面が行動を起こすことに当てはまります。
だから、目標ばかり考えていてもいつまでたってもやる気は起きてこないのです。
目標を考えたうえに、なんでもいいのでまず一つ行動を起こしてみる。
これをしないとやる気は起きてきません。
「やる気を出してから行動する」のではなく、「行動しながら徐々にやる気を出していく」というのが正しいやる気の出し方なのです。
ですから、やる気が起きないと言って悶々をするのではなく、まずは何か行動を起こしてみる、とりあえず今すぐできることに取り掛かってみる、それが大切です。
4. 人に話す
人に話すことでやる気がアップします。
人に自分の目標を話してしまうと、達成させなきゃいけない気分になりますよね。
半ば強制的ではありますが、こうやってやる気を出す方法もあります。
目標を宣言する
人に話すという意味では、自分から目標を宣言してしまうのもやる気を出すのに有効です。
他人に自分の目標を言ってしまった手前後戻りできない状態を作り出す事で、無理矢理にでもやる気を出して作業に取り組む事ができるようになります。
特に先輩や上司など、前言撤回しにくい人に宣言する事で退路を断ち、やる気を出して作業に取り組むという荒業もあります。