時間とは、誰にとってもある程度限りのあるものとして認識されています。
空間
空間とは、「物体が存在しないで空いているところや、あらゆる方向への広がり」を意味します。
物理学では「物体が存在し、現象の起こる場所」を意味し、また哲学では「時間と共にあらゆる事象の根本的な存在形式」を意味する言葉でもあります。
例えば時間を横軸として、空間を縦軸として想像してみて下さい。
時間はたくさんあっても、人によって細かく区切られていますよね?「17時までに仕事を終わらせて、18時の電車で帰宅する」など。
本来時間は目に見えないものですが、それを24時間に区切って行動しているため、私たちにとっては限られたものとなります。
一方の空間はどうでしょうか?室内や建物の中といった具体的な区切りで考えない限り、空間はどこまでも上へ上へと縦に伸びていきます。
空間はあらゆる方向へ広がっていて、その空間には区切りや限りはありません。
例えばこの地球という空間で考えればもちろん宇宙の手前でその空間は終わってしまいます。
しかし、更にその先へと考えた場合に、空間にはまったくの限りが無くなってしまうのです。
時間には限りがあり、空間には限りが無い。
そう考えると、時間と空間は反対語になります。
時間に限りがあると考えてしまうのは、私たち人間が寿命を持っているからかもしれませんね。
内容の反対語は?
内容とは、「容器や包みなどの中に入っているものや中身」の意味の他に、「物事を成り立たせている中身や実体、正体」などの意味があります。
また、「文章や話の中で伝えようとしている事柄や意味」といった意味も持ち合わせています。
場合によって用いられる意味が違ってきますが、大抵は物質的なものを意味する「内容」という言葉と、物事の本質や実体を意味する「内容」という言葉に分けられます。
分かりやすく言えば、ハッキリと目に見えている「内容(物質)」と、目に見えない「内容(本質)」とに分けられるということです。
日頃からどちらの意味でも用いられることが多い言葉です。
形式
形式とは内容の反対語で、「物事が存在する時に表に現れている形や外形」を意味します。
また、物事を行う際の一定のやり方」や、「形だけで実質の伴わないこと」
を意味する言葉でもあります。
例えばプレゼントの中身が「内容」であるならば、それを包む箱や包装紙が「形式」となります。
とはいえ、実際にプレゼントや物体に対してわざわざ「形式」という言葉を用いることはあまりないでしょう。
例えば見た目はとても着飾っていて、一見誰から見てもお金や地位、名誉を持っていそうな人物がいるとします。
しかし、蓋を開けて見ればその人物にはお金も地位も名誉も何もなかった場合に、形式と内容は全く伴っていないということが分かります。
このような場合には「形式と内容」という言葉よりも、「外見と中身」という表現を用いることの方が多いですが、大まかな意味合いとしては同じものです。
永久の反対語は?
永久とは、「いつまでも限りなく続くことや、そのさま」を意味します。
永久と書いて「とわ」と呼ぶ場合もありますが、この場合には「いつまでも変わらないことやそのさま」という意味で用いることが多いです。
よくドラマや小説などで、この永久という言葉を目や耳にする機会があると思います。
例えば「永久に変わることのない愛」や、「永久の想い」といったロマンチックな表現として用いられることの多い言葉ですが、実際に永久に存在するものがあるのかどうかと考えた時に、簡単には思い浮かばないことでしょう。
現象や事物は変化するものですし、人の感情や年齢も永久ではありません。
私たちが住む地球ですらも、数億年後には太陽に飲み込まれてしまうと予測されています。
現実には永久なものなど簡単に存在しないからこそ、余計に私たちにはロマンチックな言葉の響きに思えるのかもしれません。
一時
一時は「ある短い時間や暫くの間」また「その場限り」といった限られた時間を意味します。
そのため、いつまでも限りなく続くことを意味する永久とは反対語になります。