心がけるという言葉は日常生活でよく使われます。
しかし、心がけるの意味を聞かれたときに具体的に説明できるでしょうか。
なんとなくニュアンスで捉えている人も多いはず。
そこで今回は「心がける」とはどういう意味なのか、使い方や例文、類語、対義語などを紹介していきます。
「心がける」の意味は?
心がけるとは「常に気に留め、忘れることのないようにする。」という意味があります。
常に気に留めておく
心がけるとは、常に気に留めておくことです。
例えば「安全運転を心がける」は、「安全運転を常に気に留めておく」となります。
時々、何かのついでに思い出すようなことでは、心がけるとは言いません。
忘れることのないようにする
心がけるということは、いつも忘れることのないようにすることです。
例えば「女性らしさを心がける」は、「女性らしさを常に忘れないようにする」となります。
ビジネスシーンでもよく見かける言葉
心がけるという言葉は、とても曖昧で便利な言葉だと思います。
上司が部下を集めてみんなに向かって注意を促す時などに、よく使われます。
例えば、「明日は社長が大事なお客様をお連れして、会社の様子を見学に来られるので、問題を起こさないように充分に心がけること!」と伝達します。
しかし、十分に心がけろと言われても、何に注意をしたら良いのか分かりません。
具体的に説明しなくて済むように、心がけろというのです。
つまりは、明日社長とお客様が来るのですよ、と言うことを心に留めておいていつも忘れないようにしなさい!と言いたいのです。
何か行動をしろとは言わずに、覚えておくようにという遠回しな表現として使うことができます。
また、それに対して「はい、心がけます」と返事をすることができます。
目上の人に対しても使う
目上の人は、みんなが決められた仕事を、きっちりと遂行しているかを確認に来ます。
その時に、仕事が遅い社員を見つけると、「君の職場の彼女は、仕事をきっちりと素早く処理していて感心する。君も、あれぐらいはできるように頑張りなさい」と叱咤激励します。
すると、注意された社員は、「はい、心がけます」と答えるのです。
具体的な行動の目標は明言しませんが、「いつも気を付けて頑張るようにします」という返事として使うことができます。
上司の人に対しても、便利な言葉です。
️心がけるの使い方
では、心がけるの使い方を例文とともに解説していきます。
節電を心がける
節電をする目的は、電気代を安くすることと地球環境を守る(CO2の発生を抑える)ということです。
節電を心がけるというのは、熱心に取り組むという意味です。
整理整頓を心がける
自分の部屋や職場の整理整頓を心がけるという時には、全員がその意識を忘れないようにしようというメッセージになります。
コツコツ貯金とは、いい心がけだ
まさしく常にコツコツと取り組むこと、決して忘れないようにすることを「心がける」と表現します。
コツコツ貯金はその典型例ですね。