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認識とはどう使う言葉?大人の仕事用...(続き2)

そもそも認知は、心理学の世界から来た言葉のようです。

「認めること」という意味がありますが、「認知」という言葉には意外と難しい意味や深い意味が隠されていたのです。

認知と似た言葉として良く挙げられる言葉に「意識」があります。

この意識をヒントに認知を考えてみると分かりやすいのですが、認知をより深く理解するポイントは、認知とは、認知を経験することで、それが結果として、または、のちに知識となったり、記憶やその人の思考を形成する過程や元になる、と考えると分かりやすいのではないかと思います。

理解

理解するという言葉は小学生、いや、幼稚園のお子さんでも分かる、日本語を代表するくらい良く知られた言葉ですよね。

今回は認識と理解の差を考えてみましたが、認識>理解、つまり、理解が積み重なって認識になるという考えが一番しっくりくるのではないかと思います。

想像してみて下さい。

何年も働いているベテランのサラリーマンと、新卒からやっと2年経った若手のサラリーマンがいるとします。

人は、毎年毎年、色んな仕事を経験して、嫌なことも、理不尽なことも経験して、一つ一つ理解することで、仕事のイロハを認識できるようになるのではないでしょうか。

勘付く

勘付くという言葉は大人の言葉ですよね。

精神年齢が幼い人ではこの感覚が少々鈍いはず、「勘付く」という行動は「認識」という言葉を使う大人だからこそ成せる事柄の一つだと言えます。

あなたの周囲で「良く勘付く人」と「あまり勘付かない人・勘付けない人・鈍感な人」がいると思います。

「良く勘付く人」は仕事はできるけれど、私生活では鋭い指摘をされてしまうので、リラックスできない時がある反面、鈍感な人はのんびりしていてほんわかした雰囲気、仕事はさほどできないけれど、私生活では一緒にいると癒されて楽しいなんて感じてしまいます。

この「勘付く」と「認識」はとても重要なキーワードで、そして関係性を持っています。

同じ「認識している」という状態でも、「勘付く人」が「認識」すると、より繊細な内容を把握していることが多いのです。

もし私が誰かを部下に選ぶとするのなら、断然「勘付く人」の上司になりたいと思います。

その方が100説明しなくても、「勘付く」能力があるので、自分で補完して仕事を円滑にすすめてくれるからです。

感知

感知する能力、これはある部分では女性の方が男性より長けている性質なのかもしれません。

男性が他の女性に少しでも興味を持っていると、そのことにすぐに気が付く女性、職場に一人くらいいるものですよね(笑)

あの人と、あの人は不倫しているとか、あの人はあの子のことが好きなんだとか、私は職場のそういう事情にうとく、職場のほとんどの人が知ってから最後に知るようなタイプでしたが、昔はそういう話を聞くのがとても嫌いでした。

でも今振り返ってみると、そういう感知された話って、結構当たっていることが多いもんなんですよね。

つまり、感知された話には根拠があるのです。

きっと考え方がちょっとひねくれた人はこの「感知」する能力が高く、「誰かのあらを見つけてみよう」と普段から悪いアンテナを張り巡らしているから、ここぞという瞬間をとらえてしまうのです。

感知できる能力を持ている人が、イコール仕事もできて、認識できるのかというと、100%イコールではありません。

でも、使いようによっては面白い戦力になるかもしれませんね。

察する

「察する」、この能力は優しい性格の人に多い性質です。

このような人は、普段から家族は今皆幸せか、誰か困っている人はいないか、気を配って気付いてあげる優しさがあります。

では、「気付く」と「察する」はどう違うのかというと、「察する」の場合は気が付いていても、気が付いていない振りをすることがあります。

分かっているけれど相手の状況をみて、その話をする時もあれば、スルーして様子を見てあげる場合もある、これって、賢くなければできない能力でもありますが、賢すぎる人はできない能力でもあります。

とてつもなく賢い人というのは、常に自分の世界に入り込んでいて、周りのことなんか視界に入らないことがほとんどです。

例えば最近話題の将棋界のプリンス藤井四段なんかがいい例ですよね。

彼は四六時中将棋のことしか考えていないはずなので、他人の事柄について「察する」余力がありません。

つまりある程度賢くてある程度優しい人、こういうタイプが良く察してくれたり、痒い所に手が届くタイプなのです。

結婚するならこういうタイプが幸せになれるはずです!

悟る

「悟る」といえば、最初に仙人とか、神様とか、雲の上の存在を想像してしまいます。