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享受とはどういう意味?難しい日本語...(続き3)

法律やモラルに則って人生を楽しんでいる人=享楽しているといえるのです。

快楽

これは知っている人が多い単語ですよね。

「やっと自分の知っている単語が出てきた」なんて思った人も多いのではないでしょうか。

快楽・・・下ネタ系の例も多いのですが、今回は言葉を学ぶというのが目的ですので、別の例をご紹介します。

例えば、あなたが結婚して主婦になったとします。

旦那様はある程度名の知れた大企業で課長クラスの立場を担当しています。

夫婦は大金持ちとは言えないながらも、妻であるあなたが働かなくても、十分暮らしていけるだけのお金が入ってきます。

将来の為に節約しながら生活することもできるけれど、あなたは楽するという快楽を求め初めてしまい、高級ジムに通ったり、高い服、高い宿・・・いつしかラグジュアリーなものしか受け入れられない人間になっていってしまいました。

このような状況を例にすると「私は苦労して働いている旦那を横目に、快楽を求め続ける妻になってしまった」なんて使い方をします。

受益

受益はちょっと難しい単語ですよね。

「なんとなく利益を得る的なことかな?」と思いつつも、正解なのかどうかが曖昧な人、多いはずです。

受益とは、「利益を受けること」、そうです、意外とそのまま、想像通りの意味で正解だったんです。

例えばどんな時に使うのかというと、株のディーラーが株取引で勝って儲けを生んだとします。

その利益を受け取る為に銀行に行った時、受付の人に「すみません、この間株でまた儲けが出ちゃって、今日はその時の利益を受益しに来ました」なんて風に使います。

逸楽

逸楽、これは結構難しい言葉ですよね。

どんな意味なのか想像するのも、難しい言葉です。

逸楽とは何かというと、「気ままに遊び楽しむこと」なんです。

例えば、海外旅行にこなれている家族が友達を引き連れて、今流行りの民泊などしながらバケーションを楽しむ時、「彼らはこの夏のバケーションを逸楽し、帰りの飛行機ではクタクタながら幸せな気持ちでいっぱいだった」なんて使い方をします。

口語では使い難いものの、ちょっとしたお手紙などに逸楽を使えば、相手はきっととても気分が良くなるに違いありません。

難し過ぎず、でもちょっとフォーマルで素敵な言葉、逸楽はそんなイメージの言葉です。

謳歌

謳歌は良く知られた、それ程難しくない言葉です。

一般的に良く知られているなのは、人生を謳歌する、青春を謳歌するなど「おもいっきり楽しむ」というような意味で使われます。

実は謳歌には他の意味もあるんです。

それは「声をそろえて褒めたたえる」という意味、例えば「国民は現大統領の功績を謳歌した」なんて時などに使われます。

後者の意味は知らない人も多いので、知っておくと知的アピールができて便利な単語です!

享受の使い方

享受を使った例を2つご紹介します。

①安倍政権の経済効果によって、大企業はここ数年、法人税免除など様々な恩恵を享受しているにも関わらず、末端で働く従業員には、ほとんど還元されていない。

②私は生まれた時から親・親戚・祖父母などから大変可愛がられて、裕福で温かい生活を享受されてきたが、いまだにその恩を返しきれないでいる。

享受を正しく使いこなそう!

如何でしたか?

享受の意味を知った上で、享受と似たような意味の言葉も覚えておけば、細かいシチュエーションの違いによって、言葉が使い分けられるので、周囲から「あれ、何だか最近知的な感じになってる?」と褒められるようになるはずです。

こうやって楽しく難しい言葉の違いを学んでいけば、あっという間に言葉遊びの虜になってしまうかもしれません。

話し手の言葉を聞いて「あれ?それって本当にその単語で正しい?」なんて指摘できるようになってきたら、それはあなたが言葉上級者になった証です。

日本語には素敵な言葉がたくさんあるので、是非色々覚えて行ってみて下さい!