公式な場
適宜が使われる場所は公式な場でしょう。
例えば、壇上にいる社長の話を聞く時だったり、学校では節目である入学式や卒業式の場所で使われることが多いです。
文書
適宜は文書で使われることもあります。
私も見たことがありますが、電化製品の説明書に書いてあります。
つまり文書に書いてある適宜使用とは、使用することが前提にあり、さじ加減は使用者が判断するということです。
かしこまった場
適宜はかしこまった場所で使われます。
例えば、結婚式の場で「結婚式場の人員配置図を配ります。
各人の担当業務を一覧にしてありますが、結婚式を楽しく演出し、ゲストを喜ばせることがあるならば、適宜行って下さい」というように使われます。
この場合、担当業務だけをたんたんとするのではなく、各自の判断でよりよいサービスをするようにということを言っています。
リーダーの指示
適宜はリーダーの指示の中でも使われます。
リーダーが1人づつに、指示をだすことは不可能なこともあり、限界があります。
リーダーが信頼すべき部下がいて、部下がリーダーに従い正しい行動をすることで、物事がうまく回るわけですよね。
そのような場合に、リーダーは部下を信じで「適宜対応をよろしく頼む!」と使うのです。
その指示通りに、自分の能力を活かし試される時だと思い頑張りましょう。
️適宜に似た言葉
適宜以外にも、「適時」、「適度」、「適切」、「適当」は漢字の印象や読み方は似てますが、どの辺が違うのか理解できたら、上手に使い分けられますね。
そのタイミングやニュアンスの違いを紹介します。
適時
ちょうど良い時やちょうど良いチャンスを意味します。
適時は現在、未来に対して行動するタイミングを表します。
例)適時に塾に行って、授業前に予習をしましょう。
適度
程度がちょうどよいこと。
程よい様子。
適度は、過去、現在、未来の行動の成果を表します。
例)適度に運動をして、健康を維持しましょう。
適切
適切はぴったりとあてはまる様子。
ちょうど良いこと。
適切は、主に過去の行動した結果を表します。
例)適切な処置をしたので、手術の回復も早いでしょう。
適当
適当はよくあてはまっていること。
ちょうど良い程度である。
いいかげんを表します。
適当は、言葉のニュアンスや状況により「良い塩梅」または「いいかげんでいいのよ」という2つの意味合いを持っています。