ちゃらんぽらん、少し大雑把にすることも、時には目標達成に効果的です。
暗示は大きな力を秘めている
暗示は多くの人が驚くくらい大きな力を秘めているんです。
1.暗示とは?
暗示(あんじ)とは、そもそも英語でsuggestion、言葉や合図を使うことによって、誰かの思考や感覚・行動を操作したり、誘導したりする心理作用のことをいいます。
暗示にかけられた人は自然にそうなったと考えてしまい、それが誰か他人によって誘導されたものであることに気が付かないことが多いのです。
良くテレビ番組で、暗示に掛けられる芸能人がいますが、あれは「いかにも!」という雰囲気で、わざとらしい感じがしてしまいますよね。
しかし本当に怖い暗示というのは、自分も気が付かない、知らないところで掛けられてしまう暗示です。
最近だと女優の能年玲奈さんとか、Xjapanのヨシキさん、お笑い芸人オセロの黒い方、中島知子さんなんかが、その影響を受けているのではないかと噂されています。
2.心理学の用語
暗示という言葉は、心理学の世界から来た言葉です。
なぜなら、暗示とは人の心を、心理学を元に支配・管理できる行動だからなんです。
3.暗示はどの様に示される?
例えば、人の声は大きいということだけで、聞いている人に「積極性」という暗示が掛けられているんです。
人は大きな声の人と話すと、その人が実際臆病だったり内気な人だとしても、「あの人は明るく芯が強い人」思い込む暗示にかかります。
逆に声が小さいと「自信がない」とか「弱そう」と思われてしまうんです。
大きな声で話すことは、技術がいらなければ、誰にでもできる、ただ大きな声を出せばいいだけのことですよね。
人間の心はこのようなとても単純な心理によって暗示に掛けられてしまうのです。
1.言語で
「絶対大丈夫」という言葉はただ自分のことを応援してくれている言葉だと思っていませんか?実はこれも暗示を掛ける言葉のひとつなんです。
「絶対大丈夫」と上司に言われる度に「なんとなく大丈夫なような気になる」「そういわれるとどんな案件でも引き受けてしまう」そんな風に思ったことはありませんか?もしかしたらあなたは既に上司からの暗示に掛かっているのかもしれません。
「絶対大丈夫」、この言葉は褒め言葉ではなく、暗示の可能性があります。
2.非言語で
非言語で使う暗示には、日常生活ですぐに使える「同意」の暗示方法があります。
これはどんな暗示なのかというと、人は誰かに頼み事をしたい時、相手の状況を考えて頼めば、相手の気持ちはコントロールできるという方法です。
相手の状況を考えずに、自分の都合ばかりを考えてタイミングを合わせると、暗示は上手く掛からずに、相手は「yes」と首を縦には振ってくれません。
では、どんな時に頼むと暗示が掛けられるのかというと、「相手の心が快」の時がベストタイミングなんです。
相手に何かいいことがあったら、「今だ!」とそのチャンスを狙いお願いごとをすれば、あなたの頼み事に対して「yes」と言ってもらえる確率は非常に上がります。
もしその「快」のタイミングを待っている時間がないのであれば、相手を褒めて「快」にすると、そのチャンスはすぐにやって来ることと同じ状態になります。
これは日常生活の中で、家族や職場の人、様々なことに利用できるので、是非覚えておいて実行してみて下さい。
暗示の種類
日常生活にはびこる「暗示」は思いもよらない身近なところに存在しています。
1.自己暗示
自己暗示とは、自分で自分に掛ける暗示のことをいいます。
例えば、仕事や勉強でプレッシャーを感じている時、「自己暗示」を掛けることによって、自信を持つことができたり、自分の能力以上のことができるようになったりすることもあるんです。
自己暗示に慣れている人は、ピンチがやって来る度に自己暗示を求め、毎度そこに救いを求める人もいるくらいなんです。
1.思い込みによる錯覚
自己暗示のための簡単な方法として有名なのが、「叶えたい願望を声に出して何度も復唱する」という方法があります。
自分の願望を音にして、自分の耳に入れることで、イメージがより具体化され、潜在意識に働きかけやすくなる効果があるんです。
「心の中で思っていること」と「声に出して言ってみること」では大きな効果の違いがあります。