精神的ダメージを受けた時、その辛く苦しいやり場のない気持ちと、皆さんはどう向き合っているでしょうか。
ショックな出来事を受け止められなくて動揺してしまう人。
冷静にならなきゃと考えれば考えるほど、気が動転して落ち着いた行動が出来なくなる人。
深い深い悲しみの中から抜け出せなくなってしまう人。
きっと皆それぞれに、精神的ダメージによる影響を受け、自分で自分をコントロール出来ない状況に陥ってしまいますよね。
精神的ダメージを受けたばかりの時は、もちろん誰だって、いつもの自分ではいられないものだと思います。
普段は気持ちの強い人だって、一瞬でも、心はショックな出来事に動揺してしまうものでしょう。
ただ、そのダメージからいかに早く立ち直るか。
それが出来るかできないかで、その後の人生は大きく変わっていくのだと思います。
今回は、そんな精神的ダメージを対処し、出来るだけ早く自分を取り戻す為の対処法について、お伝えしていきたいと思います。
普段から精神的ダメージを受けやすい人、また、今精神的ダメージから立ち直れずにいる人も…。
自分にとっての対処法を見つけること、見つけておくことは、今後の人生の中で起こる、様々な出来事に遭遇した時にもきっと、役に立ってくれるはずですよ。
精神的ダメージは人生のカンフル剤
精神的ダメージを受けるような経験は、誰だってしたくないし、出来れば避けて通りたいものですよね。
でも、避けようのない出来事が、誰の人生にだって起こるものです。
自分にだけ、辛いことばかりが起こるように感じている人もいるかもしれませんが、決してそうではないんですよね。
もちろん、起こる出来事の数には多少の差はあるでしょう。
でもどちらかというと、精神的ダメージを受けやすい人とそうでない人に、差があると言った方がいいような気がします。
ダメージを受けやすかったり感じやすい人ほど、精神的ダメージを受ける出来事が多いと思えるのは、当然なことと言えるでしょう。
精神的ダメージはある意味、人生のカンフル剤的役割をしているとも言えるんですよね。
その辛い出来事をキッカケに「強くなりなさい」と、試練を与えられているんです。
それなのに、いつまでも落ち込んでしまって、ダメージをキッカケに成長が出来ない人には、次々と試練のような出来事が与えられ続けるんだと思います。
つまり、自分が精神的ダメージを受けていると感じているかどうかで、ダメージを受ける出来事の数も違ってくるということです。
自分が精神的ダメージに強くなれるかどうかが、今後の人生にも大きく影響してくるという訳なんですよね。
1. 精神的ダメージを受ける原因
人生のカンフル剤として与えられる精神的ダメージ。
そのショックな出来事には、様々な種類のものがあります。
誰もが避けて通れない出来事もあれば、自分の弱さゆえに感じてしまうダメージまで…。
でも人は、その経験を乗り越えてこそ、強く生きていけるものなんです。
まずは、人々がどんなことで精神的ダメージを受けることになるのか。
その原因を見ていきたいと思います。
この原因を見ていけば、自分だけ辛いと思っている出来事が、他の人にも起こるんだってことに気付くことが出来るはずです。
それによって、今よりも少し、精神的ダメージに立ち向かう勇気が沸いてくるかもしれません。
また、精神的ダメージを受けているのに、「こんなことはダメージとは言えない」と、無理矢理気持ちを強くしてしまうタイプの人には、ダメージだと思っていいんだってことに気付いていただけたらなと思います。
無理してダメージを受けないようにしてしまう人は、実は、ダメージを受けているのに受けとめられていないだけの可能性もあるんですよね。
その場合も結局、精神的ダメージによって成長することが出来ていない人になってしまうんです。
精神的ダメージは、“受け止めて乗り越える”ことが、何よりも大切なことですよ。
それでは早速、精神的ダメージを受ける原因を、ひとつひとつ見ていきましょう。
1. 病気によるショック
精神的ダメージを受ける出来事として、誰にでも起こる可能性があるのが、病気によるショックだと思います。
特に癌など、死や治らないことを連想させる病気が判明すると、大きなショックを受けるでしょう。
筆者は今の所大きな病気をしたことがなく、正直、病気を知った時のショックは、想像しようにも出来ません。
実際になってみないと、自分がどれだけの精神的ダメージを受けるのか…やっぱり分からないです。
でも、少し前に父が悪性リンパ腫という癌になった時、病気の怖さを少しだけ知ることが出来ました。
癌などの病気になった時、一番怖いのは精神的ダメージであることも…。
父のショックは大きかったですし、もちろん家族にとってもそれは同じ。
でも何より、父がダメージを強く感じていることで、どんどん病気に侵されていくような気がして、それが何よりも怖いことだと感じていました。
癌とは言っても、その段階や何の癌なのかによって、治療も全く違ってくるんですよね。
病状によっては、治療によって寛解に持ち込むことが出来る場合もあるんです。
医療は日々進歩しているのですから。
昔は希望の持てなかった病気でも、今は違うってことも多いんですよね。
だけど、“癌”と聞いてしまうと途端に不安が襲うものです。
その不安が、心をも侵食してしまうんですよね。
それが、病気に立ち向かう力をも奪ってしまうことがあり、生きる力を弱らせてしまったりもするのだと思います。
筆者の父の場合は、幸いにも寛解に持ち込めたのですが、その間の治療によって髪が抜けること、点滴するたびに腕がアザだらけになっていくこと、免疫力が低下して帯状疱疹になったり、肺炎にかかったり…最初は頑張ろうって思っても、そういった数々の出来事が、どんどん精神的ダメージを強くしていくんですよね。
病気って、立ち向かおうとしては心を挫かれる…。
とても辛すぎる試練ではありますが、やっぱり負けたら終わりなんだろうなって思います。
それが治らない病気だとしても、その事実をどう受け止めるかで、病気を抱えながらどう生きるかという選択肢が生まれてくるはずです。
2. 大切な人を亡くしたショック
大切な人を亡くしたショックというのも、精神的ダメージを受ける原因のひとつになりますよね。
家族や友人、恋人など…自分にとってかけがえのない存在の人を亡くしてしまったら、そのショックは計り知れないものだと思います。
そして、大切な人が自分にとってどれだけ大きな存在だったのかっていうのも、亡くして初めて実感するものだったりしますよね。
まして、不慮の事故などによって突然に大切な人を亡くしてしまったりしたら…筆者にも受けとめられるかどうかは分かりません。
筆者がアラフォーにして独身を貫いている理由の一つに実は、大切な人を亡くすことの怖さがあるんです。
たぶんですけど筆者の場合、自分の病気や死は、受け止められる気がしているんですよね。
人はいつか死ぬんだってことを常に感じているし、与えられた命を全うすることが勤めだって、思っているからです。
それによって今、自分がやりたいことをやることや、後悔しない毎日を送ることが出来ているわけです。
ただ、大切な誰かの死については、受け止める自信が全くありません。
これってきっと、誰だってそうですよね。
時間が経てば少しずつ受けとめられていくものではあっても、ダメージから立ち直るのには一番時間がかかることなのではないでしょうか。
それだけ、人は人に支えられて生きているということなんですよね。
病気や、大切な人の死というのは、精神的ダメージを受けた時の対処法なんて気軽な言い方で取り上げていいものかどうかと思う出来事ではあるのですが。
でも、確かに精神的ダメージを受ける出来事であり、誰もが体験しうる出来事。
とても身近なテーマでもあるんですよね。
3. 別れや離婚によるショック
精神的ダメージを受ける原因となる出来事には、別れや離婚などもありますよね。
恋人との別れ、結婚相手との離婚…。
離婚というのは誰もが経験することとはならないかもしれませんが、恋人との別れ等は、多くの人が1度は経験している事なのではないでしょうか。
大切な人で大好きな人。
そんな相手との別れは、精神的ダメージが大きいものですよね。
特に、相手から別れを告げられた場合は心の準備もないままです。
動揺しない人はいないでしょう。
別れることになってしまった原因を探しては後悔に苛まれ、大事な人を失ってしまった悲しみに落ち込み…やりなおしたくても自分の思いだけではどうにもならないことに、やるせなさを感じたりもするんですよね。
大切な人との別れは、何度経験しても慣れるというものではないかもしれませんが、それでもその事実を受けとめなければならないんですよね。
良い経験、良い出会いだったことに感謝し、次の恋に活かしてこそ、それまでの時間も無駄じゃなかったってことになるのですから。
つまり、精神的ダメージが大きすぎて、その苦しみにどっぷり浸かってしまうと、経験を糧に成長することが出来ていないことになってしまいます。
となると同じようなことを繰り返したり…。
もしくはその苦しみに心が支配されて、心の病になったり。
また、ストーカーになったりと、理性をも失ってしまうこともあると思います。
精神的ダメージをきちんと対処できないと、人生が大きく狂わされてしまうんですよね。
これは、ダメージとなる出来事のせいではなく、自分の責任なんです。
4. 自分の思い通りに行かないショック
自分の思い通りに行かないショックというのも、精神的ダメージを受ける原因のひとつとなるようですね。
筆者はこの感覚はあまりわからないのですが…きっと、真面目で計画性のある人ほど、思い通りに行かないことに、気持ちが動揺しやすいのだと思います。
これも特に、人に関わることが多いでしょうね。
自分が何かをすることについては、自分の思いに基づいて行うことなので、思い通りに行かないなんてことはあまり無いと思います。
だけどそこに人が関わってくると、途端に思い通りに行かないことばかり起こるものです。
恋愛だってそうですよね。
自分が好きで付き合いたいと思っても、相手の同意が無ければ成立しません。
大切な人の死も、自分の思いではどうすることも出来ません。
世の中、自分の思い通りにいかないことは本当に沢山起こると思います。
だけど、それで精神的ダメージを強く受けてしまう人は、ちょっと考え方が自己中心的過ぎるかもしれませんね。
自分の気持ちを中心に考えたら、そりゃあ理不尽なことばかりです。
その物の見方が、精神的ダメージを感じやすくしているとも言えるかもしれませんね。
5. 人間不信になったショック
人が関わってくることといえば、人間不信によるショックというのも、精神的ダメージを受ける原因となるものですよね。
人から裏切られた経験、いじめの経験…人という人が信じられなくなる経験も、多くの人が一度は経験しているのではないでしょうか。
でもこの場合でも、人間不信になって自分の殻に閉じこもってしまう人がいる一方で、反骨精神が働いて強く立ち向かっていく人もいるんですよね。
筆者も数ある人間不信に陥る経験の中から、立ち向かう精神が育てられたように感じています。
中学生の時はいじめの経験もしましたし、信頼していた人に裏切られた経験もあります。
でもその度に、反骨精神の方が強く働いたことで、立ち向かっていくことが出来ました。
そんな筆者でももちろん、精神的ダメージが全く無いわけではありません。
人は、人と関わって生きている以上、悩みの多くは人間関係によるものだし、その人間関係による精神的ダメージは、自分に大きな影響を与えるものです。
それをどう受け止め、どう乗り越えるかは、自分次第なんですよね。
【人間不信については、こちらの記事もチェック】
6. 大きなミスをした時のショック
精神的ダメージを受ける原因としては、大きなミスをした時のショックというのもあるでしょう。
仕事でのミスや、勉強やスポーツでのミス。
人付き合いの中でのミスもありますよね。
その出来事が大きければ大きいほど、そのミスによる影響が多大なほど、受ける精神的ダメージも大きくなるものだと思います。
時間を巻き戻したくても戻せない…自分がしてしまったミスなだけに、悔やんでも悔やみきれず、どうしてそんなミスをしてしまったのか…受け止めることが出来なくなったりするものですよね。
でも、ミスをした時こそ、早い切り替えが大事になってくると思います。
ミスをした事実を受けとめられずに、そのことだけに気持ちが囚われていると、さらなる大きなミスを招いたり…問題が大きくなったりしてしまうものです。
時間は巻き戻せないし、ミスした事実は消せません。
受け止めて、その経験を活かすよりほかに道は無いのですから。
7. 将来に対する不安がどんどん募ることによるショック
将来に対する不安がどんどん募ることによるショックというのも、精神的ダメージの原因となり得るものなんですよね。
大きく、突発的に起こる出来事ではなくても、少しずつ、不安に心がダメージをおっていくこともあるということです。
こういった小さな不安が積み重なっていくダメージというのは、ちょっと厄介なものだったりすると思います。
ジャブを受けるように蓄積されていくダメージは、徐々に精神を追い詰めます。
ですのでこういったダメージは、鬱病などの心の病を発症しやすいダメージとも言えるんですよね。
しかも、自分では感じにくく、気付いた時には大きなダメージを受けている状態で対処も遅れがち。
原因を探そうとしても、もうどれが原因なのかも分からない状態になってしまいます。
こういった精神的ダメージも、大きくなる前に早めに対処しておくことが大切だと思います。
ひとつひとつの不安を蓄積しないようにしておくことで、取り返しのつかない状態に陥ることを避けられるのです。
2. 外部要因によるショックは原因が明らか
生きていく中で、人は様々な出来事により、精神的ダメージを受けることになります。
それを受けとめ、乗り越えていくことで、人は成長します。
ダメージにやられっぱなしじゃ…試練だらけの人生を攻略していくことは出来ないんです。
自分の人生は、自分の責任で切り開いていかなければなりません。
その為にはまず、精神的ダメージを受けた原因を、しっかりと受け止めることが大切ですよね。
それが外部要因によるショックなら、ダメージを受けた原因も明らかです。
目の前の事実をしっかり受け止めて、それを乗り越えていきましょう!
とはいえ、焦る必要はありません。
受けたダメージは人によって違います。
つまり、乗り越えるのにかかる時間も、人によって違うのです。
落ち込むときは落ち込む、悲しむときは悲しむ。
その上で、そこに立ち止まったままじゃなくちゃんと歩き出すこと。
その意識さえあれば、時間がかかってもきっと、ちゃんとその精神的ダメージから立ち直れるはずです。
3. 自分の内側から生まれたショックからは立ち直りにくい
ただ、精神的ダメージの原因が外部要因ではなく、自分の内側から生まれたショックだと、立ち直るのは簡単なことではないかもしれません。
先ほどもお話したような、少しずつ蓄積されてきた将来への不安など、漠然としたものが原因の場合、まずは原因探しから始めなければなりません。
こういう人は、もともと心がダメージを受けやすく、精神的に弱いタイプの人でもあるんですよね。
それが一つの精神的ダメージの原因でもあり…原因がひとつではないこともあるでしょう。
しかも、何か特別な出来事があったわけでもない場合は、その原因も、掴みどころが無かったりすると思います。
それを自分で対処しようとしても、ちょっと難しいかもしれませんね。
その場合は、家族に相談したり、心療内科や心理カウンセラーに協力してもらったりしたほうが、ダメージからの立ち直りも早いと思います。
自分の中で、複雑に絡んでしまっている気持ちの整理を、誰かに一緒に手伝ってもらうんです。
精神的な弱さがある人は特に、自分ひとりで考えても、余計に問題はぐちゃぐちゃに絡み合うだけで、抜け出せなくなってしまいます。
精神的ダメージは、何も自分ひとりで解決しなければならない問題ということではありません。
誰かに相談し、手伝ってもらう決断をすることだって、立ち直りの大きな一歩なんですよ!
4. あまりに強いダメージはトラウマやPTSDにつながる
精神的ダメージは人生のカンフル剤とはいえ、時に、あまりに理不尽な出来事も起こるものです。
試練とはいえ、こんなにも強いダメージはひどすぎるって思えてしまうような…。
そんな、あまりに強いダメージはトラウマやPTSDに繋がることもあるんですよね。
そうなってしまった場合には、それを乗り越えるのには相当な時間がかかると思います。
実は筆者もひとつ、大きなトラウマを抱えています。
20歳の頃の仕事の帰り道、通り魔に襲われたんです。
突然後ろから羽交い絞めにされ、首を絞められ…足は宙に浮いていたし、もう首つり状態。
喉を絞められているので、叫びたくても声も出ませんでした。
その中で意識を失い、あとは記憶がありません。
気が付いた時にはひとり、その道端で倒れていました。
人通りの少ないところで、誰にも気づかれることも無かったんです。
その場に倒れていたのが数分だったのが、数十分だったのかも分からず、犯人がまだ近くにいるのかも分からず…。
恐怖でいっぱいの中、駐車場に行き車に乗り、気が動転したまま実家に帰ったんです。
気が付けば膝からも顔からも血が出ていて、歯も折れていました。
この一連の出来事は今でも鮮明に覚えているし、怪我よりも何よりも、精神的ダメージに苦しまされることになりました。
でも、筆者の場合は、当時持ち前の反骨精神が発揮されて、仕事も1日休んだだけで、周囲にも明るく振る舞っていたんです。
だから自分も周囲も、精神的におかしくなっていることに気付かなかったんですよね。
きっと、あまりに強いダメージ過ぎて、気が張っていたんです。
PTSDの症状が出始めたのは、少し時間が経ってからでした。
むしろ家族が、もう大丈夫だろうって思った頃だったので、事件を蒸し返すようで家族にも言えず、ひとりで抱えることになってしまったんですよね。
5. 出来るだけ早い対処が重要
PTSDにしても、そこまでは行かない精神的ダメージにしても、出来るだけ早い対処をするに越したことはありません。
心の傷は、深くなればなるほど、厄介なものだと思います。
筆者も、お話した事件の後、平気な振りなんてしないで悲しめば良かった。
苦しめば良かったって、今は思います。
それが、普通だよなって。
無理しないで少しずつ傷を癒していけば良かったし、もっとみんなに甘えても良かったんですよね。
ただもちろん、あまりに強い精神的ダメージを受ければ、対処を早くしてもそれは何年も、トラウマとなって心に残ってしまうものだと思います。
だけど、少しでも傷を浅くすることは出来るのかなって思います。
何より、それとどう向き合うか、その体験を心に抱えながらもどう自分の人生を取り戻していくかが大切なことなんですよね。
筆者も、通り魔にあったことは17年経った今でも大きなトラウマです。
数は減りましたが、フラッシュバックすることは今でもたまにあります。
でも、一度も引きこもることなく、閉じこもることなく自分の人生を生きてきましたし、これからもそれは変わりません。
理不尽なことは起こるけど、それでも生きていかなきゃいけないし、生きている以上は、これからも精神的ダメージを受け続けるんです。
そのダメージに負けてしまうのか、打ち勝つのかは、全て自分の選択なんですよね。
精神的にダメージを受けた時の5個の対処法
精神的ダメージを受ける出来事というのは、そのダメージの大きさも様々。
内容も様々なんですよね。
また、人によってダメージの感じ方も違うはずです。
でも誰の人生にでも、精神的ダメージを受ける出来事というのは起こります。
それを乗り越えていかなければなりません。
ここからは、そんな精神的ダメージを受けた時の対処法を、いくつか挙げてみたいと思います。
受けるダメージが人それぞれなら、対処法も人それぞれです。
自分にあった対処法を見つけて、ひとつひとつ試してみて下さい。
対処法を試していくことで、心は少しずつ癒されていくはずです。
そして癒されては落ち込み…と繰り返していく中で、次第に心も育まれ、ダメージからも立ち直っていけるのだと思いますよ。
焦らずに少しずつ。
でも確実に前に進む努力をしていけば、きっと道は開けます!
1. 今がどん底、あとは上がるだけ!と考える
精神的ダメージを受けた原因や、段階にもよりますが…
「今がどん底。
あとは上がるだけ!」と自分を鼓舞することも、時に精神的ダメージの対処法となります。
仕事での大きなミス。
事業に失敗したり、お金を失くしたり。
そんな精神的ダメージを受けた時、心は深く傷つき、もう自分の人生は手の施しようがないと感じてしまうかもしれませんね。
でも、今がどん底だと考えれば、その経験は強みになっていくはずです。
どん底を経験していればあとは這い上がるだけ。
その先に起こるダメージなんて、大したことないって思えてくるでしょう。
筆者の知り合いにも、事業に失敗し、それをキッカケに鬱になり、そのまま精神病院に入院する手続きまでした人がいます。
明日から入院するという前日に、それまでお世話になっていて、とても慕っていた人に一言挨拶をしようと思って、その人の元を訪ねたそうです。
その時「今がどん底なら、怖いものなんて無いだろう。
もう一度だけでいいから、死ぬ気で頑張ってみろ!」と言われたそうです。
その言葉にハッとし、その知り合いは入院を辞めたんです。
そして、本当に死ぬ気で頑張ってそのどん底から這い上がってきました。
どん底の経験は、ある意味では強みになるんですよね。
2. 状況を良くするために出来ることはたくさんある!
精神的ダメージを受けた時というのは、何よりも心が、ダメージによって弱ってしまっていることが一番の問題なんですよね。
状況を良くするために出来ることはたくさんあるはずなのに、心が弱ってしまうと、それにも気づけなかったりします。
ショックな出来事に心が支配されてしまうと、そればかりしか考えられないんですよね。
でも、やれることはまだまだたくさんあるってことに気付いてください。
ダメージにやられっぱなしの人生でいいの?って、自分に問いかけてみて下さい。
病気でも、何でも、落ち込むよりほかにやれることはあるはずなんです。
後悔しないために動き出しましょう!
3. 気持ちを自分の内側に向けず、どんどん外に向ける
精神的ダメージにやられっぱなしの状況から、自分の人生を取り戻すためには、気持ちを自分の内側に向けず、どんどん外に向けることが大切です。
自分の中の狭い心の中だけを見つめていては、悪い方向に足を取られてしまいます。
外の世界に目を向ければ、そこにはきっと希望もあるはずです。
闘病中の小林麻央さんがブログを始めたきっかけとして、お医者様に「癌の陰に隠れないで」と言われたという話がありました。
この話を聞いた時、そのお医者様すごいなって思ったものです。
それを受けてブログを始めた麻央さんも、本当にすごいですよね。
精神的ダメージを受けた時、人は弱い自分の陰に隠れてしまいがちなんですよね。
身を小さくして、ダメージから身を守ろうと、どんどん殻に閉じこもっていってしまうんです。
でもそれではやられっぱなし。
時にはこちらから攻撃をしかけてみてください。
自分の殻は、自分で打ち破ったほうが、きっと今より強くなれるはずです。
4. 山や海、星空など、広大な自然の中に身を置いてみる
精神的ダメージを受けた時の対処法としては、リラックスするというのも、ひとつの方法です。
山や海、星空を見上げたりなど、広大な自然の中に身を置いてみましょう。
自分だけの小さな世界で生きていた自分を、広い世界で解放してあげるのです。
そして耳を澄まし、波の音や風の音を聞いてみて下さい。
星空を見上げたら、何も考えずに星の瞬きだけを見つめて下さい。
きっと、心はスーッと穏やかになっていくはずです。
また、癒し系の音楽や、アロマを利用するのもおすすめですよ。
リラックスをするというのは、心の修復に役立ちます。
心が元気になれば、精神的ダメージから立ち直る勇気も沸いてきます。
精神的ダメージに打ち勝つ勇気もないという時は、まずは心の修復が必要ですよ!
5. 旅行に行って思い切り楽しむ
環境を変えてみるというのも、精神的ダメージを受けた時の対処法です。
精神的ダメージを受けた場所や原因から離れ、楽しいことをしてみて下さい。
心が嫌なことに囚われてしまう時は、誰も何も知らない場所に行くことで、一時的にダメージから自分を切り離すことが出来るんです。
その間に心の修復をしてあげると、少しずつダメージからも立ち直っていくことが出来ると思いますよ。