他人を信用できなくなってしまう人間不信。
この人間不信に陥ってしまうと、その人の人生はとても辛いものになってしまいます。
信頼していた人からの大きな裏切りにあってしまったり、恋人を親友に奪われてしまったり、
また事件に巻き込まれるなど人間不信に陥るにはそれなりの理由があります。
人間不信に陥る人は、元々純粋で優しい人が多いといいます。
純粋であるために人を素直に信じていた分、裏切られた時のショックも大きくなります。
また長年にわたって築いてきた友情を持った親友に裏切られたり、結婚を誓い合っていた恋人に裏切られた場合、どんな人でもショックを受けるでしょう。
裏切りのショックで引きこもってしまったり、上手く人とコミュニケーションが取れなくなり仕事や日常生活に支障が出ることもあります。
ある意味病気よりも辛い人間不信ですが、その様な状態に陥っている方は一刻も早くその状態から抜け出すことが幸せな人生を送るために必要になって来ます。
ここでは人間不信になってしまう6個の原因と、人間不信に陥ってしまった場合の克服法についてお伝えします。
人間不信を克服したいと思っている方のお力になれれば幸いです。
人間不信になっていませんか?
あなたは人間不信になってはいないでしょうか?
冒頭でお伝えしたような大きなショックを受けたことがある方は人間不信の自覚がある方もいると思います。
また、繊細な方には他人と関わる日常の小さなイヤな出来事の積み重ねで徐々に人間不信になる方もいることでしょう。
人と話すことに抵抗があったり他人のことを最初から疑ってしまう自分に気が付いたら、それは人間不信に陥っているサインかも知れません。
以前の自分と比べてその傾向が感じられる方は人間不信になっている可能性があるので、それ以上その傾向が強くならない様に注意が必要です。
なぜ人間不信になるの?
そもそも人は何故人間不信になるのでしょうか?
原因としては先にお話ししました心の傷が出来るようなショッキングな出来事や、日常で受ける他人からのストレスが挙げられます。
もちろん人間関係は辛いものだけではなく、幸せになれる関係や楽しい友人関係、家族との絆など素晴らしいものも沢山あります。
しかし、人によっては辛い人間関係ばかり続いたり不幸な出来事の方に強く自分の意識が向いてしまうと人間不信になってしまう場合があります。
自己防衛のため
なぜ辛い出来事やショッキングな出来事を経験すると人間不信になってしまうのでしょうか?
それは人間の心が自分を大きなストレスやショックから守ろうとする自己防衛本能が働くからです。
体がウィルスや細菌から身体を守るために免疫機能がある様に、心にも心を守るための自己防衛本能があります。
その自己防衛本能が働き、同じ様なショックやストレスを受けて心がダメージを受けない様にしているので、人と接する時に不信感を感じてしまうのです。
また、一度火傷をしたことがある人は火に対する警戒心が強まりますが、同じ様な理由で過去に受けたショックが他人に対して警戒心を強めているのです。
人間不信の原因は?
人間不信の原因には他人、特に信頼していた人から受けた精神的なショックで心の防衛本能が働いて人を信じられなくなるとお伝えしました。
ここではより細かく人間不信になる原因を探ってゆきます。
それぞれの原因ごとに具体的に説明しますので、ご自身を振り返ってみる際や仲の良い人や身内の人、会社の同僚などで人間不信に陥っている人がいれば、
その人の過去に以下に説明するような原因がないか知る手掛かりになるでしょう。
思い当たる出来事が過去にあり、現在人間不信と思われる言動をする人は実際に人間不信に陥っている可能性が高いといえるでしょう。
もし過去に思い当たる出来事がないにも関わらず人を信じることが出来ないような態度をとる人がいるとすると、それは自閉症など別の症状の現われかも知れません。
心配な方は専門医に相談し、適切な助言を受けましょう。
それでは人間不信になる主な原因についてひとつひとつ説明してゆきます。
裏切り
大切な人、信用していた人からの裏切りは大きなショックを人に与えます。