潜在意識に何度も働きかけて行くと、人間の脳は「どうにかしてこの願いを叶えなければならない」という指令を出し始めます。
この指令のおかげで、人は目的達成のために、行動を起こしやすくなるのだそう。
思い込みによる錯覚は、ただの錯覚ではなく、夢を現実にできる一つの方法だったのです。
1.ポジティブな作用
自己暗示を掛ける時は、暗示を掛けて成功した後、目的を達成すればどうなっていたいかというビジョンを具体的に思い浮かべると、自己暗示がより掛かりやすくなったり、努力の方向性が見えてきやすくなります。
このやり方を覚えておけば、ピンチになった時以外でも、普段から、電車の待ち時間や寝る前などのリラックスした時間などに、「自分がどういう風になっていたいのか」「そうなればどんないいことが待っているのか」を想像することで、今の自分には何が足りないのかというヒントがもらいやすくなります。
2.ネガティブな作用
しかし、「言葉には言霊がある」という言葉があるように、「暗示は人の潜在意識にダイレクトに伝わる」という意味も持っています。
あまり自己暗示・暗示の世界にのめり込んでしまうと、「何が本当の自分なのか」とか「本当の目的は何なのか?」と迷走するようになったり、毎回暗示を掛けないと不安になる、などの症状を表すことがあります。
自己暗示がさらにエスカレートすると、悪い宗教もどきの団体を信じて騙されてしまうなんてこともありますので、どんな時も家族の意見だけには耳を傾ける余裕を持っておきましょう。
3.性格を変えてしまうことも出来る
女性の場合は口紅を変えたり、髪型、ファッション、ネイルなどのあまり目立たない場所に変かを加えることで、自分の性格をポジティブに変えることができます。
ポイントは、いつもの自分のイメージを壊して違う自分を作ってみることです。
何かを壊して、自分から新しい自分を演出することで、自己暗示に掛けることができるので、毎日鏡を見て、鏡の自分に向かって「綺麗」「可愛い」「昨日より可愛くなってる」「このまま行くといつか美人になれる」と言葉をかけていくと、これが嘘のように効果を発揮してくれます。
逆に、いつも自分のことを「ブス」「太っている」「何をしてもダメ」とネガティブな気持ちでいると、これはこれでその通りになってしまうので、少しでも可愛くなりたいという人は自分で自分に自己暗示を掛けるようにしてみましょう!
4.毎日訓練する
1日に1回、一人で落ち着く場所に移動し、そこで目を閉じてみます。
そして、今まで、生きてきて本当に嬉しかったことや自分ががんばった事を思い出して行きます。
その時のシチュエーションはどんな色でどんな音だったのか、あたかも自分がその場にいるような気持ちでその時のことを思い出してみます。
と同時に、その時自分がどれくらい頑張ったのか、自分の素晴らしさを思い出すのです。
自信たっぷりで、きらきらしていた自分・・・最後は「輝いていた自分は今ここにいます」と声に出して言ってみます。
これを毎日続けると、簡単に自己暗示を掛けることができ、嫌なことをしなければならない日でも自分をコントロールできるようになるんですよ。