「もし自分が相手の人間だったら・・・」自ずと相手が欲しているものが見えてくるはずです。
8.自分の決断に自信を持って生きる
人間は人生の中で、何度も決断することに迫られます。
中学を卒業してどんな高校に行くのか、友達と一緒の学校にするのか、それとも付属でエリートを目指すのか・・・、それが終われば次は大学、そしてその次は会社を選ばなければなりません。
医者になりたい人は医者の学校を選ばないと医者にはなれません。
弁護士になりたい人は法学部に行かないと弁護士になる道を進むことができません。
警察官なら警察学校、自衛隊なら自衛隊の学校、人は「自分がそうなりたい」と決めたいタイミングではなく、ある程度の年齢になると、自分の行く末を選択しなければなりません。
でも、そんな強制的なタイミングで自分の本当に進みたい道なんか選択できるものなのでしょうか?それができる人は少数の人間だけです。
だから人生たった少しの人だけが成功してあとは平凡か、それ以下の人生を生きることになるんです。
基本的に選択は間違える、そう思って「常に正しい選択ができなかったとしても」自分の決断に自信を持って生きる、これが大事です。
この考え方は人間力を上げる考え方において、とても重要な要素の一つ、是非覚えておいてみて下さい。
9.いつも感謝の心を忘れない
「君は1人の力で闘っているんじゃない」「あなた1人でここまで育ったんじゃない」こんな言葉は今ではありふれたフレーズの一つかもしれません。
そんなこと分かっている、でも現実はそういう理屈じゃない。
確かにそういう時もあります。
「人は1人では何もできないのだから、感謝の心を忘れてはいけない」これもありふれたフレーズの一つです。
でも、これを忘れたり怠ると、状況はありふれたような生半可なものではなくなってしまいます。
感謝の心を忘れてしまう人がまず最初に失うものは家族です。
残念ながら現実の家族というものは、家族から優しくされる、心配されるのが当たり前ではありません。
家族なんてそもそも完璧ではなくて、性格が悪い人もいれば、いつも失敗ばかりでお金をせびってくるだけの家族かもしれません。
自分は成功しているからって常に偉そうな人、一生懸命に家族のことを考えているのにいつも皆の為になっていない人、そんな家族もいます。
でもそれもこれも全部家族なのです。
残念ながらあなたに与えられたのはその家族しかこの世に存在しません。
彼らを大切にしなければ、あなたを待っているのは・・・「孤独死」なのです。
歳をとって体はいうことを聞いてくれない、あれもこれもできないことが増え、人間としての自信がなくなった時、あなたを支えてくれる人が1人もいなかったとしたらどうなると思いますか?
まるでゴミのように大事にされずにこの世を去る、都会ではそんな死に方をする人がたくさんいるんです。
いつも感謝の心を忘れない、その対象は家族だけじゃないかもしれません。
対象となるのは、家族、そしてできればそれ以上の範囲で関係する、職場の人、近所の人、宅急便を届けてくれるスタッフの方、全ての人に感謝するのです。