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固定概念にとらわれない人が成功する...(続き2)

では別の話題を考えてみましょう。

例えば過去の体験から、自分自身は人前で何らかのスピーチを行ったりすることが苦手でありできないという固定概念を持っていたとします。

もしもこの様な固定概念を持っていたとするならば当然人前で何らかのスピーチを行おうとした時に余計に緊張したり、そもそも自分はできないと言う固定概念を持ってしまっているために、成功する未来を考えること自体ができないので失敗してしまいやすいです。

しかしながらその反対に全く同じ能力を持っている人間がいたとして、その人間は自分は人前でスピーチをすることが得意であると考えている場合、おそらく最終的な結果は変わってくるはずです。

この様に何らかの物事に関してできる、できないという固定概念を持ってしまっている場合、結果的に自分の行動を規定させてしまうことに他なりません。

人間の考える力はすごいもので、出来ると思えば成功する、出来ないと思えば出来なくなってしまう場合が多いです。

イップスと呼ばれる精神的な疾患が存在するのも大きな関連性があると考えられます。

なので固定概念を持つと言うことは自分の行動規定させてしまうということにつながることを理解してください。

周りの意見や環境で変化しない

周りの意見や環境で変化しない固定概念がある人
次にご紹介する固定概念という言葉の意味としては「周りの意見や感情で変化しない」という意味が含まれています。

その名前の通り固定概念という言葉は固定された概念という言葉の意味になりますので、固定されるという事が変化しないということが想像できます。

つまり自分の考え方が変わらないと言う意味では、周りの意見や感情に対してその考え方が変化しないという意味合いを想定することができます。

事実として先ほどご紹介した女性は家庭を守るべきであるという固定概念を持っている方に対して、それはまちがっていると説明をしたところでおそらく簡単に自分の意見を変える方はいないと思います。

この様に固定概念に関しては長い期間当たり前であると使われてきたことに対して自分の考えを持っているわけなので、たった一言二言それについて間違っていると言われた所で何十年信じてきた事を簡単に変えられるわけがありません。

これは単純に女性が家庭を守るという意見だけに限らず、全ての事に該当する可能性があると捉えることができます。

人によって固定概念として考えているものは全く違います。

つまり人それぞれの中で考えられている固定概念と呼ばれるものに関しては等しく簡単に周りの意見や感情で変化するものではないと捉えることができます。

もちろんある程度人の性格による部分も因果関係はあるかもしれませんが、それでも固定概念を覆すことは容易ではありません。

指摘されても間違った考えを訂正しない

固定概念に関しては指摘されても間違った考えを訂正することは基本的にはありません。

なぜ固定概念を指摘されてもたとえ間違っていたとしても訂正することがないのかと考えた時に、先ほどご紹介した様にそもそも固定概念として自分の中である程度考えが凝り固まっているものに関しては、たとえあからさまに間違っていたとしてもそれを受け入れるのにある程度時間がかかってしまう場合が多いです。

いわゆる頑固な性格をしている方はさらに時間がかかってしまうことが予想され、このタイプの場合はたとえ自分が間違ったことを言っていると理解していたとしても、それを受け入れるまでの時間が純粋にかかってしまう可能性が高いからです。

そもそも間違っていることを受け入れるということはある程度勇気が必要なことです。

優秀な人間であるほど間違った考えを受け入れて正しい考えに変換し、様々な正しい知識を身につけていくことが可能になりますが、凝り固まった考えを持っている人ほど自分の間違いを受け入れることができないでいます。

コロコロと意見を変えるのも問題ではありますが、間違った意見を単純に自分のプライドを守るために受け入れないというのはあまり尊敬されるべき点ではありません。

なので例えば若い人とある程度年齢を重ねた人間がいるとして、その人間に対して何らかの考え方が間違っているという指摘をした時に、おそらく若い人とある程度年齢を重ねた人の場合は年齢を重ねた人の方が自分を肯定する可能性が高いです。

これは純粋に長年それを信じているので、間違った自分を認めるのにそれなりに勇気が必要だからです。

つまり、その分ダメージも大きいという事です。

つまり別の考え方をもつとすれば、あまりにも自分の中で固定概念を持ちすぎていると正しい指摘を受けた時にたくさんのダメージを受けやすい状況になってしまうと捉えることができます。

固着観念とも呼ばれる

固定概念に関しては別の言葉でも表現することが可能であり、「固定観念」という言葉で呼ばれる事もあれば、「固着観念」という言葉としても呼ばれることがあります。

固着観念という言葉はあまり普段耳にすることはない場合が多いと思いますが、固着観念とは「心の中に凝り固まっていて、他人の意見や周りの状況によっては変化せず行動を規定する様な観念」と呼ばれています。

つまり呼び方が変わるだけであって固定概念も固定観念も固着観念もそこまでたいした差は存在しない言葉であるととらえることが出来ます。

固定概念を捨てることは成功への近道?

固定概念という言葉の簡単な意味をある程度理解いただいたところで、改めて固定概念を持つということそして固定概念を捨てるということについて考えてみてください。

物事の本質的な意味を理解したところで固定概念を捨てるということは成功への近道であると捉えることができるはずです。

人によっては受け入れ難いかもしれませんが、固定概念を持たないということ、そして固定概念を捨てるということは新しい考え方を持つことができる、若しくは受け入れることができるチャンスです。

考え方というのはとても大事なことであり、人間の大きな武器は脳を使った考える力です。

人間が生物の中でトップクラスの実力を持っている生き物として君臨しているのはこの考える力を身につけているからといっても他なりません。

だからこそ考え方というのはとてつもなく大切なもので、自分自身の可能性を限りなく大きく広げることができる唯一の武器であるということを理解する必要性があります。