あなたは「賢い人」になりたいと思ったことはありますか?
今回は賢い人の特徴について考えていきたいと思います。
賢い人になりたいあなたへ
賢いとは単に頭が良いとは違い、人生を送っていくうえで非常に有用な能力の一つです。
その賢さについて考えてみましょう。
賢い人の特徴13個
賢い人には、共通した考え方や特徴があります。
1.論理的な考え方ができる
賢い人は、常に優先順位を考えて行動しています。
仕事でも家庭でも、何を優先したらいいのかをちゃんと考えているのです。
「今すぐにすべきことはなにか」「自分にとって大切なものはなにか」「自分の人生において、重視すべきことはなにか」をちゃんと考えて行動しているのです。
そしてそれに基づいて行動しています。
こうやって論理的に自分のことや物事を考えて行動しているので、方向性がブレたり、無駄な動きをしたりすることがほとんどありません。
2.同じ失敗は絶対にしない
賢い人は、常に自分の人生を見直しており、長期的な視点で自分の人生をより良い方向に導こうと努力しています。
そのため、過去を振り返ることも決して忘れません。
よく嫌な記憶を忘れようと努力する人がいますが、賢い人は嫌な記憶も何度も思い返してしまいます。
なぜ嫌な思いをしたのか。
どうすればよかったのか。
そんなことを常に考えているからこそ、同じ失敗を二度繰り返すことはありません。
3.感情的にならない
賢い人というのは、精神的にも非常にタフなものです。
例えば仕事でミスをしてしまったとき、一般的にはどういう行動を取るでしょうか。
落ち込んで次の仕事が手につかなかったり、動揺してうまく対処出来なかったりするものですよね。
でも、賢い人は少し違います。
賢い人は時間を無駄にすることを嫌います。
ですから、落ち込んだり動揺したりして仕事に時間的なロスが生じることが嫌なのです。
そうならないように常に冷静に物事を考えるようにしています。
例えミスをしてしまっても、「仕方ない」「何とかするしかない」とすぐに気持ちを切り替えます。
そして、何事もなかったかのようにすぐに対処していくのです。
一般的な人はミスをしたらすぐに「あ~なんでこんなミスをしちゃったんだろう」と考えますが、賢い人は、すぐには反省せず、物事に対処した後に、反省会をします。
そしてミスを繰り返さないためにはどうしたらいいのかを考えるのです。
時間的なロスを出さないために、精神面でも安定を保とうするのが賢い人の特徴です。
4.時間の無駄遣いをしない
賢い人にとって、時間の無駄遣いほど嫌いなものはありません。
ですから、時間を無駄遣いしなくて済むように、自分のやらなければならないことや、仕事などのスケジュールをしっかりと把握しています。
時には、直接的に自分と関係なくても、全体像を把握するために人のスケジュールまで知ろうとする時もあります。
全体を把握することで、自分のスケジュールを無理なく、かつ確実にこなせるようにコントロールしているのです。
とはいえ、物事は常に予定通りには進まないものです。
時には大幅に遅れることだってあります。
そういう時に、ヒステリーになったりイライラしたり、計画が崩れた途端に動けなくなるのは、単に生真面目な人です。
生真面目な人も賢い人もスケジュール管理がしっかりしている点では全く一緒です。
ですが、スケジュール通りにいかなかったときの対応で賢いかどうかが分かれてきます。
賢い人はスケジュール通りにいかなかった場合のこともしっかり考えています。
スケジュールはあくまで予定。
そう考えて必ずスケジュールよりも少し早めに行動していくのが賢い人の特徴です。
ですから、万が一スケジュールが大幅に遅れても、うまく対処していけるのです。
5.気持ちの切り替えが早い
賢い人は、気持ちをすぐに切り替えることができます。
ですが、それは言い換えれば気持ちが少しフラフラしてるのと同じです。
一つの感情や行為に固執せず、常に流動的なので、コロコロと意見が変わっているように見えたりすることがあります。
でも、あえてこのように精神状態を保っているため、すぐに気持ちを切り替えて次の行動につなげていくことができます。
賢い人とは、自分のやり方、手段に固執せず、さまざまな方法、可能性を受け入れます。
時には自分には理解できないような考え方も受け入れ、自分の糧にすることができます。
それもこれも、自分の気持ちをラフに保ち、さまざまな方向性を受け入れることで自分の道が行き詰まるのを防いでいるのです。
その結果、周りから見ると、気持ちの切り替えが早い人というように見えます。
6.賢くない人と関わらない
本当に賢い人は、相手が自分と話す価値があるかどうかを常に見ています。
それは、自分を偉ぶっているのとは違います。
自分という人間を高めるためには、自分と同等かそれ以上の人格の持ち主と話すのが望ましいということを知っているのです。
全てを尊敬できなくても、尊敬すべき点がある人とは積極的に関わります。
逆に、関わっても学ぶべき点がないと判断された人とはほとんど話しません。
学ぶべき点がない人と話をしていては、自分がせっかく積み上げてきた格も下がってしまいます。
なぜかというと、周りの人とは自分の鏡だからです。
自分の周囲にいる人は自分が引き寄せた人であり、自分と同レベルの人たちなのです。
ですから、自分よりも格が上で尊敬できる人と積極的にかかわることで、自分の格も上げることができますし、さらに格の高い人を引き寄せることもできます。
賢い人はそれを理解しているので、自分が関わりべきではないと思った人とは極力関わらないようにするのです。
7.敵を作らない
賢い人は、人にあれこれ細かく指示を出して衝突したり、相手の意見を曲げて自分の主張を貫いたりすることはほとんどありません。
敵を作ることほど無意味で面倒なことはないとわかっているからです。
嫌な人や自分にとってさほど得にならないような人でも、敵にすることはありません。
もし意見が衝突しそうな時でも、自分の主張をガッツリと伝えるなんてことはありません。
視点を切り替えて説明したりして温和に解決する道を見出そうとします。
例え意見が衝突してしまっても、それを理由にその人を排除したりせず、普通にお付き合いしていきます。
そして、その経験をしっかり見直し、次回の場面に活用出来るようにまたシュミレーションを行うのです。
賢い人はこうして過去の経験から学んで人減関係を円滑に出来るよう日々努力しています。
8.自分の決断に自信を持っている
賢い人は常に最善の策を考えて行動しています。
ですから、その策を選んだ自分の決断に自信を持っているのです。
そのため、多数決で大多数な意見だったとしても、自分が間違っていると思ったときは賛成しません。
もちろん周囲の空気を読んであえて賛成することもありますが、あえて自分の意見を押し通す時もあります。
自分の決断に自信を持っていることと、どう行動するかは別です。
賢い人は自分の意見と周囲の意見、そして先のことまでしっかり見通した上でどう行動するかを判断しているのです。
9.困難をも楽しむ心の余裕がある
賢い人にとって、ミスは大した問題ではありません。
「ミスはよく起こるもの」と認識しているため、困難にぶつかってもうろたえたり立ち止まってしまったりすることはあまりありません。
ミスが起こった場合のことも考えていることが多いので、すぐに対処することが出来ます。
また、自分という人間を客観的に捉えているため、困難が降りかかったときも冷静に判断することができます。
時には、「さぁ、どうする?」と困っている自分を外から見ることもできます。
そういう客観性に優れているのも賢い人の特徴です。
10.人の意見に振り回されない
賢い人は周りの意見は全くと言っていいほど気にしていません。
なぜなら自分ひとりで満足したり解決したりできるように普段から行動しているからです。
もちろん、人は助け合って生きていく生き物ですから、全く一人きりで生きていこうと思っているわけでもありませんが、だからと言って自分の意見を曲げたりせず、自分が正しいと思うことを貫きます。
頑固な人も自分の意見を貫きますが、単に頑固な人と違う点は、人の意見は気にしませんが、ちゃんと参考にはしますし、そういう考え方もあるんだと理解もします。
また、人が自分に対して何を言っているか、どう思っているかは気にするようにし、意見の食い違いから敵になることのないよう注意を払って行動しています。
このように自分の意見を通すところと周囲との調和を図ることのバランスがきちんと取れているのが賢い人の特徴でもあります。
11.判断が早い
賢い人はとにかく判断が早いです。
それは常に的確に判断が出来るように日頃から物事を見たり考えたりしているからです。
賢い人は判断が早いということがいかに重要であるかを知っています。
人生には限られた時間しかありません。
賢い人は合理的に生きたいと思っていますので、限られた時間の中でウダウダ悩んだり、グズグズして判断を保留にすることを嫌います。
また、不要な回り道をすることもあまり好きではありません。
ですから、物事を即決できること、なおかつ一番最適な道を選択できることが賢い人の特徴でもあり、理想的な人物像になるのです。
賢い人は、日々、合理的かつ多角的に物事を見ています。
また、いざという時に自分はどう行動すべきかということを考えるようにもしています。
シュミレーションがしっかりしているから判断が早く、しかも最も最適なものを選ぶことが出来るのです。
12.計画性がある
物事に取り掛かる時、普通はつい目の前の損得だけで行動しがちですが、賢い人はそんなことはしません。
常に長期的に物事を考えて行動しています。
例えばAとBの選択枝があったとします。
Aのほうが得に見えても、長期的に考えて自分の利益にならないと思ったらAの選択枝は選びません。
逆にBの選択肢を選んだ時、一時的に損な状況になったとしても、長期的に考えて得が増えると思えば積極的にBを選びます。
不動産投資や太陽光発電と同じような感覚ですね。
一時的にお金を払って購入する形になっても、少しずつでも収入を得て元手をとったあと、その後は自分の収入源として活用できます。
このように、一見損に見えても、その損が長期的に見て自分の利益に繋がる、自分に有利な状況を生み出してくれると判断すれば、すぐにでも行動します。
また、実質的な得がなくても損を選ぶ時もあります。
仕事などで、精神的ストレスが増えたりかなりの時間と労力を要する案件を任されそうになったとき、賢い人は時間のロスを嫌うため、その案件を断りそうに思えますが、あえて案件に取り組む人もいます。
自分に負担になる案件であっても、それをやることによって自分が成長出来たり、職場の中で優位な立場に立つことが出来たりと、パッと見だけでは見ることの出来ない隠れた利益を追求出来るのも賢い人の特徴です。
ですから、結果失敗したとしても決して落ち込んだりせず、次に生かしていけるのも賢い人ならではかもしれませんね。
13.自分だけでなく周囲の人のことも常に思い遣っている
賢い人というのは、その場の空気を読み、雰囲気や空気に合わせて行動することが得意です。
雰囲気や場の空気を読むだけであれば、ちょっと神経質な人であれば比較的簡単に出来ます。
しかし、通常は場の空気に溶け込もうと自分の意見を変えたり、あえて発言しなかったり、安易に賛成したりするものです。
その結果、あとから反省したり後悔したりすることが多いです。
ですが、賢い人は自分の意見をしっかりと通すことが出来る上に、場の空気を乱すこともしません。
自分だけではなく、周囲の人にも気遣い、みんなの機嫌を損ねることなく行動することができます。
もちろん、機嫌を損ねないというのは単に八方美人というわけではなく、不必要な争いやもめごとを避けるという意味です。
常に相手を思いやり、自分もみんなも後悔することなく話が出来る、そういう行動を取ることが出来ます。
賢い人は勉強が出来るとは限らない
「賢い人」=「勉強が出来る人」ではありません。
賢い人というと、知識が豊富で試験の成績も良くて、仕事もバリバリこなして…というイメージを持たれがちですが、単に勉強が出来るだけでは賢いとは言えません。
職場にもいませんか?
知識が豊富で学校でも優等生で、期待されて入社してきたのに、実際の現場ではうまく仕事が出来なくて怒られてばかりの人。
「勉強は出来る人なんだろうけどね…」っていう人です。
賢い人とは、物事を多角的に捉え、適格に物事を判断できる人のことを言うことが多いです。
それは、決して勉強が出来ることとは違います。
例え試験の成績が悪い人でも、賢い人はたくさんいますし、その逆もあります。
最近の就職試験で筆記だけではなく、面談や集団面接など、さまざまな採用方法が出てくるようになってきたのも、単に勉強が出来る人ではなく、真に賢い人を採用したいという企業が増えてきているからです。
単に高学歴や知能指数などでは判断出来ない内面的な部分で判断するのが本当の賢さなのです。