そのため、多数決で大多数な意見だったとしても、自分が間違っていると思ったときは賛成しません。
もちろん周囲の空気を読んであえて賛成することもありますが、あえて自分の意見を押し通す時もあります。
自分の決断に自信を持っていることと、どう行動するかは別です。
賢い人は自分の意見と周囲の意見、そして先のことまでしっかり見通した上でどう行動するかを判断しているのです。
9.困難をも楽しむ心の余裕がある
賢い人にとって、ミスは大した問題ではありません。
「ミスはよく起こるもの」と認識しているため、困難にぶつかってもうろたえたり立ち止まってしまったりすることはあまりありません。
ミスが起こった場合のことも考えていることが多いので、すぐに対処することが出来ます。
また、自分という人間を客観的に捉えているため、困難が降りかかったときも冷静に判断することができます。
時には、「さぁ、どうする?」と困っている自分を外から見ることもできます。
そういう客観性に優れているのも賢い人の特徴です。
10.人の意見に振り回されない
賢い人は周りの意見は全くと言っていいほど気にしていません。
なぜなら自分ひとりで満足したり解決したりできるように普段から行動しているからです。
もちろん、人は助け合って生きていく生き物ですから、全く一人きりで生きていこうと思っているわけでもありませんが、だからと言って自分の意見を曲げたりせず、自分が正しいと思うことを貫きます。
頑固な人も自分の意見を貫きますが、単に頑固な人と違う点は、人の意見は気にしませんが、ちゃんと参考にはしますし、そういう考え方もあるんだと理解もします。
また、人が自分に対して何を言っているか、どう思っているかは気にするようにし、意見の食い違いから敵になることのないよう注意を払って行動しています。
このように自分の意見を通すところと周囲との調和を図ることのバランスがきちんと取れているのが賢い人の特徴でもあります。
11.判断が早い
賢い人はとにかく判断が早いです。
それは常に的確に判断が出来るように日頃から物事を見たり考えたりしているからです。
賢い人は判断が早いということがいかに重要であるかを知っています。
人生には限られた時間しかありません。
賢い人は合理的に生きたいと思っていますので、限られた時間の中でウダウダ悩んだり、グズグズして判断を保留にすることを嫌います。
また、不要な回り道をすることもあまり好きではありません。
ですから、物事を即決できること、なおかつ一番最適な道を選択できることが賢い人の特徴でもあり、理想的な人物像になるのです。
賢い人は、日々、合理的かつ多角的に物事を見ています。
また、いざという時に自分はどう行動すべきかということを考えるようにもしています。
シュミレーションがしっかりしているから判断が早く、しかも最も最適なものを選ぶことが出来るのです。
12.計画性がある
物事に取り掛かる時、普通はつい目の前の損得だけで行動しがちですが、賢い人はそんなことはしません。
常に長期的に物事を考えて行動しています。
例えばAとBの選択枝があったとします。
Aのほうが得に見えても、長期的に考えて自分の利益にならないと思ったらAの選択枝は選びません。
逆にBの選択肢を選んだ時、一時的に損な状況になったとしても、長期的に考えて得が増えると思えば積極的にBを選びます。
不動産投資や太陽光発電と同じような感覚ですね。
一時的にお金を払って購入する形になっても、少しずつでも収入を得て元手をとったあと、その後は自分の収入源として活用できます。
このように、一見損に見えても、その損が長期的に見て自分の利益に繋がる、自分に有利な状況を生み出してくれると判断すれば、すぐにでも行動します。
また、実質的な得がなくても損を選ぶ時もあります。
仕事などで、精神的ストレスが増えたりかなりの時間と労力を要する案件を任されそうになったとき、賢い人は時間のロスを嫌うため、その案件を断りそうに思えますが、あえて案件に取り組む人もいます。