みなさんはメソッドという言葉の意味を聞かれ答えられますか?
はっきり答えられない人も多いと思います。

メソッドという言葉を聞く機会が増えています

メソッドという言葉、最近よく聞きますよね。

なんかかっこいいからという理由でよく使っている人もいますが、これを機会にメソッドとは何かを考えてみましょう。

1.メソッドとは?

メソッドには主に2つの意味があります。

それは、目的を達成するための方法という意味と、体系的な方式という意味です。

1.目的を達成するための方法

「鈴木メソッド」なんて言い方をよくしますが、このように誰かが考案したプログラムのことをメソッドと言います。

鈴木メソッドの場合、鈴木さんが考案したプログラムであるということを言っています。

音楽のトレーニングをするための方法とか、数学が得意になるための方式など、プログラムの中身は教育的なものが多いようです。

どのメソッドもある目的を達成するための方法ややり方を説明しているものになります。

2.体系的な方式


体系的というのは、全体的にという意味です。

通常、ある専門分野の学問を学ぶのに、まずはその分野全体の学問から学びます。

まずは概論から。

そしてその後に各論について学ぶことで本当に学びたい分野の知識が深まります。

メソッドとは、まさにこの勉強方法の流れが構築されています。

つまり、メソッドとは概論から各論までの勉強の流れごと組み込まれているのです。

例えば、先ほどの「鈴木メソッド」が憲法第9条の戦争の放棄について学ぶものであるとします。

そうすると、メソッドは①法律とは何か②憲法の位置づけは何か③第9条の位置づけは何か④第9条の解釈についてなどというように、まずは憲法全体について学び、そこからだんだんと第9条まで範囲を狭めて学んでいく、この全ての流れが最初から組み込まれているのがメソッドです。

2.英語で書くと?

メソッドとは英語でmethodと書きます。

主な意味は方法や方式、順序、筋道などです。

規則正しいとか几帳面という意味もあり、amanofmethodというと、几帳面な人という意味になります。

3.科学研究などで良く使われていたのが一般化した

メソッドとは研究の分野でよく使われている言葉です。

英語の意味でも研究などの論理的な方法や方式のことをメソッドということが多いです。

4.カタカナ語好きな日本人

メソッドは日本語で言えば、つまり教育方法ということです。

「鈴木メソッド」とは「鈴木教育法」ということになります。

でもどちらが響きが良くて人の印象に残りやすいかというと、やはり「メソッド」のほうですよね。

また、教育法と聞くと古めかしい感じがして、とっかかりにくいものですが、メソッドと聞くと最新の流行り物のようで、すぐにチャレンジしてみたくなる感じがします。

カタカナで浸透していくということは、日本人、特に若い人に受け入れられるためには、今や必須なのかもしれません。

5.特に特定の分野や固有名詞を英語のまま言う


日本人はカタカナ語がとても好きです。

ちょっと伝わりにくい時もありますが、細かいニュアンスまで伝わるとても良いカタカナ語もあったりしますね。

わかりやすいところで言うと、オリエンテーションなどです。

「今日から一週間オリエンテーションを受ける」と言われれば、組織のしくみやルールなどの説明を受けるのだなぁと思えますね。

ただ、最近はまだまだ浸透していないカタカナ語もありますので、言われてもわからない時もあるでしょう。

例えば、「先月は仕事が忙しすぎた!マンパワーが足りないんじゃないか」なんて言われて、ピンときますか?仕事上すぐにわかる人もいるかもしれませんが、全然意味が伝わらない人もいると思います。

マンパワーとは人的資源、つまり労働人員です。

ですので、素直に「人が足りないんじゃないか」と言ってもらえばいいだけなんですけどね…。

メソッドも全く同じで、「鈴木教育法」と素直に言ってもらえればすぐに伝わるのでしょうが、やはり最近の流行で「鈴木メソッド」のほうが受け入れられやすいのだと思います。

世の中にある◯◯メソッドを一挙紹介!

メソッドは最近よく聞く言葉ですが、一瞬にして世の中には◯◯メソッドという言葉があふれてきています。

現在、世の中に出回っているメソッドについて、いくつかご紹介いたします。

1.パソコンのプログラミング言語

メソッドの意味の一つは方法ややり方ですが、もう一つ違う意味があります。

それがプログラミング言語のメソッドです。

この場合、メソッドの意味は方法ではなく、オブジェクト指向プログラミング言語の中の、あるグループを指します。

プログラムの中にはいくつかの意味や内容によって分けられたグループが存在し、そのグループのことをメソッドと呼んでいるのです。

メソッドを活用することによって、プログラムの生産性が高まるとされています。

2.田中メソッド

有名な「田中メソッド」とは、一言で言うと算数トレーニングです。

算数は小学生の間にキライになってしまう子がとても多いです。

この田中メソッドでは、ホップ:算数がわかることで、算数のおもしろさを知る、ステップ:簡単に解ける問題で算数が出来る喜びを知る、ジャンプ:今まで学んできた知識を組み合わせて答える必要がある問題を解くことで、算数を考える楽しさを知る、の3段階で算数を学びます。

こうすることによって、算数に対する抵抗感をなくし、最終的には成績向上や集中力を高める効果があります。

1.算数トレーニング

算数の問題集や解説書には、問題と答えだけが書いてあるものがとても多いです。

しかし、それだけでは、算数は好きにはなれませんし、成績も上がりません。

なぜなら、なぜそういう答えになるのかが、全く理解出来ないからです。

田中メソッドの算数トレーニングでは、一つの問題を徹底的に解説しています。

通常は暗算で通り過ぎてしまうような足し算も、しっかりと書いて、決して飛ばしたりすることはありません。

こうすることによって、子ども自身がどこでどのようにつまづいてしまったかを理解させ、わからなかった部分を一切残すことなく答えまでたどり着くように道案内をしているのです。

田中メソッドは前にも書いたように3段階で算数を学びます。

この手順で算数を学べば、自分で算数を解く楽しさを子ども自身が感じることができ、算数を好きになるきっかけを作ることができるのです。

3.鈴木メソッド

鈴木メソッドとは、鈴木メソードとも呼ばれ、公益社団法人才能教育研究会が行っている活動です。

主に音楽を通じて人間を育てることを目標としている教育法の一つです。

日本のヴァイオリニストである鈴木鎮一が創始したため、鈴木メソッドと言われています。

創始者がヴァイオリニストであるため、音楽教育を主な活動としていますが、もちろんそれだけではなく、音楽を入り口に世界に羽ばたく子供たちを育てることを目的としています。

1.ヴァイオリンの奏法

鈴木メソッドとは、ヴァイオリニストが考案したものですので、ヴァイオリンの弾き方についての教育法です。

ヴァイオリンを上達させるために、良い音楽を反復して聞くことが学習するうえで大切であるとと言っています。

それは、日本の子供が日本語を話すところから考え出されたもののようです。

子供は物心つく前から毎日家族に日本語を聞かせられています。

そのため、いざ話せるようになる頃に話す言葉は、もちろん日本語です。

とくに誰から教えられなくても、最初から日本語を話そうとします。

もちろん大きくなるにつれて「あれはなんて言うの?」と聞いて学ぶこともありますが、最初は耳にした言葉をそのまま覚えるものです。

その部分からヒントを得て考え出されたのが鈴木メソッドです。

質の良い音楽を繰り返し聞くことで、脳に直接たたき込んで覚える方法です。

良い音楽が自然と身につくので、自分でヴァイオリンを弾いているとき、脳にたたき込まれた音になるべく近づけようと努力することで、ヴァイオリンの腕が自然と上達していくのです。

これは、ヴァイオリンだけではなく、他の分野でも同じように学ぶことができます。

どの分野にも当てはめて実践することの出来る教育法なので非常に有名になりました。

4.太宰メソッド

太宰って聞いたことがありますよね。

そう、あの太宰治です。

人間失格などの小説が有名ですね。

太宰メソッドというのは、太宰治が提唱しているものではありませんが、太宰治の代表作人間失格の一説から生まれた手法のことを言います。

1.ネットスラングの一種

具体的にどんな手法かと言いますと、自分の個人的な考え方や思いを、あたかも世の中の人全員が同じように思っているかのごとく話すことです。

発言に対する自分の責任を回避しつつ、世間とか世の中という言葉を使うことで、発言に説得力を持たせることができます。

例えば、ネットの書き込みで困った発言をする人がいたとします。

その人に向かって「このサイトのユーザーはみんなあなたのような人を迷惑だと思っている」と伝える行為を太宰メソッドと言います。

自分一人の発言ではなく、大多数の発言であるように伝えることで、自分の発言の正当性を強めると共に、その発言に対する自分の責任を軽くする効果があります。

これはネットスラングのひとつで、本来の意味とは異なり、新しい意味で新たに使われるようになった言葉です。

本来は人間失格の小説のある一節にこのような意味の会話のやり取りが存在します。

5.ピラティス・メソッド

ピラティスにもメソッドと呼ばれるものがあります。

それがピラティスメソッドです。

ジョセフ・ピラティスという人によって提唱された身体を調節するための方法のことを言います。

ピラティスはヨガに似ていますが、ヨガよりももっとやれることの範囲が広く、太極拳や護身術のような動きをするときもあります。

ピラティスメソッドはドイツで考えられ、戦争で負傷した兵士がベッド上で行うことのできるリハビリテーション用に開発されました。

現在でも病院で行われていますし、もちろん健康な人も大勢の人が楽しむエクササイズとして広く知られています。

1.エクササイズ法の一種

先ほども書いたように、戦時中、負傷兵がベッドに寝たままの状態でリハビリが出来るよう考え出された方法です。

単なるエクササイズとは異なり、肉体と精神をコントロールするための学問であると言われているため、ピラティスには瞑想の時間もあり、精神状態を安定させる時間も取られています。

また、運動も単に体を動かすだけではなく、筋肉をつけること、代謝を促進することなどを目的にしています。

そうすることで、自己回復力を高めることができます。

これも戦時中の経験から薬がなく治療を十分に受けることが出来なかった兵士たちのために考え出されたということが伝わりますね。

ピラティスには、マットを使用するものと、マシンを使用するものがあり、それぞれマットピラティス、マシンピラティスと呼ばれています。

6.カランメソッド

カランメソッドとは、英語教師であるロビン・カランという人が考案した勉強法です。

英語教師が考案したものですので、英語の勉強法になります。

主に会話技術を高める勉強法です。

1.英語学習法

方法はイラストや写真を見ながら英語の先生に質問してもらい、それに対して即座に回答するというものです。

先生は英語で2回質問してきます。

長考せず即座に答えなければいけません。

なんと、通常の4倍の早さで英語を習得できると言われています。

早口で質問された問題を頭で咀嚼する前に瞬時に回答しなければいけないので、英語をわざわざ日本語に翻訳している時間はありません。

つまり、英語で質問された言葉をそのまま理解し英語で返す必要があるのです。

また、イエスだけの簡単な答えは受け付けていません。

必ず文章にして答えなければいけないので、最初はとても難しいです。

これは、頭で英語を理解するのではなく、感覚的に英語を話せるようになることを目的としています。

ですから、基礎的な英語力はきちんと身につけてから取り組む必要があるかもしれません。

ですが、写真やイラストを使用して行われますので、印象に残りやすいのと、瞬時に答えることで、英語を話すという感覚が特別でないものになります。

こうして嫌でも英語力が身につくようになっています。