「今日から一週間オリエンテーションを受ける」と言われれば、組織のしくみやルールなどの説明を受けるのだなぁと思えますね。
ただ、最近はまだまだ浸透していないカタカナ語もありますので、言われてもわからない時もあるでしょう。
例えば、「先月は仕事が忙しすぎた!マンパワーが足りないんじゃないか」なんて言われて、ピンときますか?仕事上すぐにわかる人もいるかもしれませんが、全然意味が伝わらない人もいると思います。
マンパワーとは人的資源、つまり労働人員です。
ですので、素直に「人が足りないんじゃないか」と言ってもらえばいいだけなんですけどね…。
メソッドも全く同じで、「鈴木教育法」と素直に言ってもらえればすぐに伝わるのでしょうが、やはり最近の流行で「鈴木メソッド」のほうが受け入れられやすいのだと思います。
世の中にある◯◯メソッドを一挙紹介!
メソッドは最近よく聞く言葉ですが、一瞬にして世の中には◯◯メソッドという言葉があふれてきています。
現在、世の中に出回っているメソッドについて、いくつかご紹介いたします。
1.パソコンのプログラミング言語
メソッドの意味の一つは方法ややり方ですが、もう一つ違う意味があります。
それがプログラミング言語のメソッドです。
この場合、メソッドの意味は方法ではなく、オブジェクト指向プログラミング言語の中の、あるグループを指します。
プログラムの中にはいくつかの意味や内容によって分けられたグループが存在し、そのグループのことをメソッドと呼んでいるのです。
メソッドを活用することによって、プログラムの生産性が高まるとされています。
2.田中メソッド
有名な「田中メソッド」とは、一言で言うと算数トレーニングです。
算数は小学生の間にキライになってしまう子がとても多いです。
この田中メソッドでは、ホップ:算数がわかることで、算数のおもしろさを知る、ステップ:簡単に解ける問題で算数が出来る喜びを知る、ジャンプ:今まで学んできた知識を組み合わせて答える必要がある問題を解くことで、算数を考える楽しさを知る、の3段階で算数を学びます。
こうすることによって、算数に対する抵抗感をなくし、最終的には成績向上や集中力を高める効果があります。
1.算数トレーニング
算数の問題集や解説書には、問題と答えだけが書いてあるものがとても多いです。
しかし、それだけでは、算数は好きにはなれませんし、成績も上がりません。
なぜなら、なぜそういう答えになるのかが、全く理解出来ないからです。
田中メソッドの算数トレーニングでは、一つの問題を徹底的に解説しています。
通常は暗算で通り過ぎてしまうような足し算も、しっかりと書いて、決して飛ばしたりすることはありません。
こうすることによって、子ども自身がどこでどのようにつまづいてしまったかを理解させ、わからなかった部分を一切残すことなく答えまでたどり着くように道案内をしているのです。
田中メソッドは前にも書いたように3段階で算数を学びます。
この手順で算数を学べば、自分で算数を解く楽しさを子ども自身が感じることができ、算数を好きになるきっかけを作ることができるのです。
3.鈴木メソッド
鈴木メソッドとは、鈴木メソードとも呼ばれ、公益社団法人才能教育研究会が行っている活動です。
主に音楽を通じて人間を育てることを目標としている教育法の一つです。
日本のヴァイオリニストである鈴木鎮一が創始したため、鈴木メソッドと言われています。
創始者がヴァイオリニストであるため、音楽教育を主な活動としていますが、もちろんそれだけではなく、音楽を入り口に世界に羽ばたく子供たちを育てることを目的としています。
1.ヴァイオリンの奏法
鈴木メソッドとは、ヴァイオリニストが考案したものですので、ヴァイオリンの弾き方についての教育法です。
ヴァイオリンを上達させるために、良い音楽を反復して聞くことが学習するうえで大切であるとと言っています。
それは、日本の子供が日本語を話すところから考え出されたもののようです。
子供は物心つく前から毎日家族に日本語を聞かせられています。
そのため、いざ話せるようになる頃に話す言葉は、もちろん日本語です。