とくに誰から教えられなくても、最初から日本語を話そうとします。
もちろん大きくなるにつれて「あれはなんて言うの?」と聞いて学ぶこともありますが、最初は耳にした言葉をそのまま覚えるものです。
その部分からヒントを得て考え出されたのが鈴木メソッドです。
質の良い音楽を繰り返し聞くことで、脳に直接たたき込んで覚える方法です。
良い音楽が自然と身につくので、自分でヴァイオリンを弾いているとき、脳にたたき込まれた音になるべく近づけようと努力することで、ヴァイオリンの腕が自然と上達していくのです。
これは、ヴァイオリンだけではなく、他の分野でも同じように学ぶことができます。
どの分野にも当てはめて実践することの出来る教育法なので非常に有名になりました。
4.太宰メソッド
太宰って聞いたことがありますよね。
そう、あの太宰治です。
人間失格などの小説が有名ですね。
太宰メソッドというのは、太宰治が提唱しているものではありませんが、太宰治の代表作人間失格の一説から生まれた手法のことを言います。
1.ネットスラングの一種
具体的にどんな手法かと言いますと、自分の個人的な考え方や思いを、あたかも世の中の人全員が同じように思っているかのごとく話すことです。
発言に対する自分の責任を回避しつつ、世間とか世の中という言葉を使うことで、発言に説得力を持たせることができます。
例えば、ネットの書き込みで困った発言をする人がいたとします。
その人に向かって「このサイトのユーザーはみんなあなたのような人を迷惑だと思っている」と伝える行為を太宰メソッドと言います。
自分一人の発言ではなく、大多数の発言であるように伝えることで、自分の発言の正当性を強めると共に、その発言に対する自分の責任を軽くする効果があります。
これはネットスラングのひとつで、本来の意味とは異なり、新しい意味で新たに使われるようになった言葉です。
本来は人間失格の小説のある一節にこのような意味の会話のやり取りが存在します。
5.ピラティス・メソッド
ピラティスにもメソッドと呼ばれるものがあります。
それがピラティスメソッドです。
ジョセフ・ピラティスという人によって提唱された身体を調節するための方法のことを言います。
ピラティスはヨガに似ていますが、ヨガよりももっとやれることの範囲が広く、太極拳や護身術のような動きをするときもあります。
ピラティスメソッドはドイツで考えられ、戦争で負傷した兵士がベッド上で行うことのできるリハビリテーション用に開発されました。
現在でも病院で行われていますし、もちろん健康な人も大勢の人が楽しむエクササイズとして広く知られています。
1.エクササイズ法の一種
先ほども書いたように、戦時中、負傷兵がベッドに寝たままの状態でリハビリが出来るよう考え出された方法です。
単なるエクササイズとは異なり、肉体と精神をコントロールするための学問であると言われているため、ピラティスには瞑想の時間もあり、精神状態を安定させる時間も取られています。
また、運動も単に体を動かすだけではなく、筋肉をつけること、代謝を促進することなどを目的にしています。
そうすることで、自己回復力を高めることができます。
これも戦時中の経験から薬がなく治療を十分に受けることが出来なかった兵士たちのために考え出されたということが伝わりますね。
ピラティスには、マットを使用するものと、マシンを使用するものがあり、それぞれマットピラティス、マシンピラティスと呼ばれています。
6.カランメソッド
カランメソッドとは、英語教師であるロビン・カランという人が考案した勉強法です。
英語教師が考案したものですので、英語の勉強法になります。
主に会話技術を高める勉強法です。
1.英語学習法
方法はイラストや写真を見ながら英語の先生に質問してもらい、それに対して即座に回答するというものです。