「虎視眈々」という四字熟語は、たまに聞くことはありますが、字からして難しくて書けない人も多いのではないでしょうか?
いざ使う場面があっても、なかなかパッと出て来ない言葉ですよね?
普段から使い慣れている言葉ではないし、意味も分かりにくくて、どんな時に使えばいいのか、難しくて使えなかったり…
「虎視耽々」とは、どんな時にどのように使う言葉なのでしょうか?
その難しい四字熟語の「虎視眈々」の使い方を、分かり易く説明して、実用できるように書いていこうと思います。
虎視眈々の使い方をマスターしよう
さて、それでは、「虎視眈々」の意味や語源について説明しながら、「虎視眈々」を狙うタイプの人の特徴を上げますので、これを読んで「虎視眈々」という言葉の使い方をマスターしましょう!
1.虎視眈々とは?
まず、「虎視眈々」とは、どんな意味なのでしょうか?
それは、強い者が機会を狙って形勢をうかがっているさまを、「虎視眈々」と言います。
もっと分かり易く言うと、「虎=トラ」ということで、虎が獲物を狙って、鋭い目じっと見下ろす意からで、「虎視」は虎が獲物を狙い見ること、「耽々」は虎が見下ろすさま、狙い見るさまです。
例えば、王座をじっと狙っている有力者の様子を、「虎視眈々と王座を狙っている」などと言うように使います。
2.語源は?
「虎視眈々」の語源は、「虎視眈々」の意味でも書いた通り、虎が獲物を鋭い目で狙って見下ろすさまを表した言葉です。
強い者が弱い者をじっと見て、機会を狙って弱い者から立場を奪おうとするさまを、虎が獲物を鋭い目で狙っているように「虎視眈々」という言葉で例えているのです。
3.虎視眈々と狙うタイプの人の特徴
では、「虎視眈々」と狙うタイプの人は、どんな人なのでしょう?
例えば、「虎視耽々」と狙うタイプで一番多いのは、人のものを奪い取るタイプなどでしょうか。
ここからは、「虎視眈々」と狙うタイプの人の特徴を上げて、さらに「虎視眈々」の意味を理解していただけるように書きたいと思います。
1.略奪癖がある
「略奪癖」がある人は、例えば、略奪したい相手に奥さんがいたとして、奥さんが出産のために実家に帰っている隙に、ご主人を奪おうとしたり、隙を狙って妻の座を奪おうとする人です。
「略奪癖」がある人は、不倫などの恋愛関係だけではなく、嫉妬深い人でもあるため、友人関係でも割り込んで来る人なので、要注意人物ですよ。
2.人間観察をよくする
「人間観察」をよくする人は、人の欠点などをじっと観察して、隙あらばその人の立場を奪おうとしている人がいます。
例えば、クラスの人気者をじっくり観察して、「あの人は、こんなことをして悪い人だ。」なんて、他人の弱みや欠点などを探しては悪い噂を流して、隙あらば自分が人気者になろうとうかがっているような人です。
ご近所にも、こんなタイプの人がよくいませんか?
3.人をすぐ羨ましがる
「羨ましい」というだけで済めば、まだまだ可愛いものです。
「人をすぐ羨ましがる人」は、つまり嫉妬深い人であることでもあり、こういう人に何か嫉妬されるような原因を作ってしまうと、非常にややこしい問題が怒り得るのです。
なるべく、こんな人とは近づかないようにしなければ、悪魔のように情け容赦なく、残酷なことをする人が多いので、気を付けましょう。
4.所有願望が強い
「あの人が持っているものが欲しい。」と思うことは、誰でもある願望かも知れませんが、何でも欲しがってしまうような、「所有願望が強い人」も、あなたの持っているものを、いつか横取りしてやろうと、耽々と目論んでいたりする人です。
例えば、「所有願望が強い人」に彼がいなかったとして、あなたに彼がいたとすると、機会を狙ってあなたの彼を奪い取ってしまおうと考えたりすることもある人です。
5.人の手柄を横取りする
「人の手柄を横取りする人」って、実際に身近にもよくいませんか?
例えば、自分が一生懸命仕事をした甲斐があって、業績が上がって社員みんなから感謝されたのに、何もしてなかった上司が横から出て来て、「俺の指導が良かったお陰だからな。」なんて真面目に言ったりする人は、人の手柄を自分の手柄に横取りする人です。
こういう人に妬まれたりして狙われてしまうと、何でも手柄を横取りしたがる人なので、非常に厄介な人です。
6.わがまま
「わがまま」な人は、自分本位な人や自己主張が強い人が多いので、何でも自分の思い通りにならなければ気が済まない人ですよね。