肯定=こうてい
「肯定」の読み方は、「こうてい」と読みます。
「肯」という字には、うなずいて認めるという意味があり、「定」というのは、内容が決まっていて変わらないことをいいます。
つまり、「肯」と「定」を合わせて「肯定=こうてい」ということです。
️肯定の類語
次に、「肯定」と同じ意味を持つ類語について書こうと思います。
この類語のそれぞれの意味を知ることで、使い分けが上手にできるようになりますよ。
是認
「是認=ぜにん」とは、人の行為や思想などを、良いと認める時に使います。
例文としては、「あなたの行為を全て是認することはできません。」というように使います。
「肯定」と同じように、結局、認めるのか認めないのか、分かりづらくてややこしいですよね。
この文を簡単に言えば、「全て認めることはできない。」ということです。
自認
「自認=じにん」とは、文字通り自分で認めることをいいます。
もっと詳しく意味を書きますと、ある状態が事実であると、自分自身で確かなことだと認めることです。
使い方としては、「自分が勉強不足なことを自認します。」という時に使います。
同音語で、「自任」という言葉があります。
その使い分けは、「自認」は自分自身の出した結果を認める時などに使い、「自任」は、自分が責任を負う時などに使います。
承認
「承認=しょうにん」とは、その事柄がもっともだと認める時などに使います。
また「承認」には、認めるというだけではなく、許可するという意味も含まれています。
「承認する」ということは、相手の言い分などを認めて許すということです。
「肯定」という言葉よりも、重要性が高いことを認める時に、よく使われている言葉です。
認める
「認める=みとめる」とは、それがあることが確かだと見てとることです。
例えば、試合などで負けた時など、「自分の実力が相手に及ばず、負けを認めざるを得ない。」などという時に使います。
要するに、見たことを目にとめて受け入れるという意味です。
諾なう
「諾う=うべなう」とは、願いや要求を引き受けるという意味です。
もっと強い意味では、「服従する」という意味でも使います。
別の意味では、「謝罪します。」あるいは、「お詫びします。」などの意味でも使われています。
要するに、「諾う」という言葉は、簡単に言えば、「従う」ということですね。
宜なう
「宜う=うべなう」も前に書いた「諾う」と読み方も意味も同じです。
「宜う」でも「諾う」でも、どちらでも使い方は同じなので、お好きな方を選んで下さい。
頷く
「頷く=うなずく」とは、肯定・同意・承諾などの意を表して、首を縦に振ることです。
例えば、ある人の意見を聞いて、もっともだと思った時に、「頷きながら聞いていた。」などというように使います。
自分が発言している時に、「うんうん。」と頷きながら話している人も、よく見かけますよね。