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要因とはどういう意味?わかりやすい...(続き3)

洋服をたくさんもっているのにまた服を買ってしまった理由で、お金がなくなってしまった。

実はどれも「理由」を「要因」に書き換えることができます。

つまり「理由」と「要因」はとても似ている言葉なのです。

違いは「要因」は主要な理由であるということです。

「原因」は結果に対しての何故か

「原因」はネガティブな場合にのみ使う言葉であるということは、先に少し触れていたと思いますが、この「原因」という言葉はもっと詳しく分析すると、どんな風に使うべきなのかというと、

「原因」は結果に対してどうしてそういう結果が出てしまったのか、悪い結果になってしまったのはどうしてなのか?を説明する言葉になるべきなのです。

例えば、どうしてついつい通販で買い物をしてしまうのか、「もう買わないと決めているのに」またサイトを開いて、買うべきじゃなかったものを買ってしまうのか?というと、

原因として考えられるのは、
・そのサイトを開いてしまうことが問題
・必要なもの以外のものを買おうとする考えが問題
・毎月幾らのお金を使ってもいいと決めて、それ以外のものは使わないようにするべきなのに、自分をコントロールできていないのが問題

などなど、色んな問題が挙げられると思います。

でも、その中で、本当の意味での「原因」と言えるのは、「意思が弱い」ということなのです。

これが原因であり、「要因」です。

つまり原因はたくさんあってOKですが、要因は一つでなければならないということです。

「理由」は「人が何かをすることに対して、何故か」

理由は、原因とは違うディレクションで、人の心にアプローチする言葉です。

この「理由」についての言葉も、買い物で例えてみると、

例えば、どうしてついつい通販で買い物をしてしまうのか、「もう買わないと決めているのに」またサイトを開いて、買うべきじゃなかったものを買ってしまうのか?というと、

その理由として考えられるのは、
・テレビを見ていて、おしゃれな芸能人を見るとつい、「私もああいうの着てみたい」と思ってしまう
・街でおしゃれな人を見かけると、「そのアイディアいいな!」と真似したくなってしまう
・新しい服・着たことのアイテムを買うと、気分がUPして幸せな気持ちになる

などなど、「理由」は「原因」と同じで、いくつもの内容を挙げることができるのです。

そして「理由」があるから「原因」が生まれる、そしてその中で、「要因」をピックアップすることができるのです。

プラス・マイナスどちらの文面でも使える

「理由」という言葉の便利なところは、プラスでもマイナスでも、どちらの文面でも使える言葉だという点です。

原因はネガティブな時しか使うことができないので、大事な書面に何をを記載しなければならない時は、とりあえず「原因」を避けて「理由」にしておくという方法があります。

明らかにネガティブなことだと言い切れるなら思い切って「原因」を、でも「ここでネガティブと断定してしまっていいのか?」と迷う時はとりあえず「理由」を使っておきましょう。

1番大切なのは、自分は「要因」「原因」「理由」の正しい使い方を知っているからと言って、他人にはあまり期待をしないことです。

正しい使い方を知っている人は少ないと思うので、正しい使い方をしている人を発見した時に「この人分かってるなぁ」「素敵だな」と思っていればいいんです。

それなら「なんだあんまり役に立たないんだ」なんて思ってしまうかもしれませんが、そうでもありません。

たった一つでも正しい使い方を覚えると、言葉というものを意識するようになり、普段の言葉がすっきりと綺麗になって行く効果があるんです。

自分も知らない内に、「話方が上手くなったな」とか「話ていることも、書いてあることもすごくすっきりしていて、分かりやすい」なんてことを言われるようになるはずです。

正しい言葉を使う人は、それが仕事の成果として現れるのです!