そして、わずかの青春と熱愛、国への忠誠、戦友との友情、最後の覚悟など、生々しく描かれています。
こんな小説は単なる戦時中の時代小説というだけでなく、実話に基づく歴史小説、恋愛小説でもあり、友情や教育(生き方)の小説でもあるのです。
いろんなジャンルをしめた小説といえます。
ジャンルを意味する
この女流小説家は、国籍や地域、民族やイデオロギーに捕らわれない斬新な小説を書いている。
この小説の内容から判断すると、彼女の小説はこれまでにないジャンルを意味している。
ジャンルに於ける
音楽といっても無限といってもいいくらい、いろんな音楽があります。
世界を見渡すと、楽器というものだけでも数えきれません。
まあ音がでれば楽器ですかね?
そんなことよりも、ポピュラー音楽の作曲家を目指す友人が、新曲を披露してくれた。
これはフォークか?それともソウルか?それともジャズか?
どんなジャンルの曲なんだと聞いたところ、ジャンルに於ける区別はできない曲で、自分でもまだ決めていないとのことでした。
まあ、自分だけで楽しんでいればいいのかなあと思ったのでした。
テーマとは?
テーマというと頭によぎるのは、卒業論文のテーマです。
卒業するためには、必ず卒業論文を提出しなければなりません。
アルバイトに精を出し過ぎて、じっくりと勉強していなかった学生は、先生に貼りついて論文テーマのアドバイスを受けたことでしょう。
中には、これをテーマに論文を書きたいと決めていて、資料や情報をコツコツ集めていた学生もいます。
学生のつわものは、同級生の彼女にテーマを決めてもらっただけでなく、ちゃっかりと書くのも手伝ってもらっていたそうです。
途中で論文を書くのが難しくなり、テーマを変更したり、他人の論文を検索して真似て書いてみたりと、テーマについては苦しめられたのではないでしょうか?
社会人になっても、アルバイト先でも、「顧客満足度を上げる対策」とか「利益を上げる方法」とかというテーマをもらって、もんなで議論したことはありませんか?
「なんでバイトごときで、利益を上げることを考える必要があるんだ!」「それより時給を上げるテーマに変えてくれ!」と心で思ったのです。
テーマとよく間違えられるのは「タイトル」です。
タイトルとは、表題や題名のことで、映画や音楽、本のタイトルとして表示されます。
テーマは具体的な行動や考え方を表現したもので、作者の意図や考え方が表示されているものです。
行動や創作などの基調となる考え
テーマとは、行動や創作などの基調となる考えのことです。
上で説明したタイトルとの違いでも分かる通り、具体的な行動や創作という思考の方法論を指し示すものなのです。
例えば、「婚活」というタイトルでみんなで意見交換する時に、婚活だけでは何から話ししたらよいのか分かりません。
そんな時に、「婚活ーお見合いの注意点」と意見交換のテーマを添えておくと、参加者もすぐに話しができるのです。
もっとテーマを考えると、「婚活ー初めてのデートの場所」とか、「婚活ー気に入られる化粧の仕方」など、いろいろと出てきます。
ここでいう「お見合いの注意点」「初めてのデートの場所」「気に入られる化粧の仕方」がテーマになるのです。
行動や創作などの基調となる考えを意味します。
小説、映画、音楽の主題
小説や映画、音楽に絵画など、芸術全般で言えることは、何ごとも始める前にテーマを決めておくのです。
特に小説や映画などストーリーが表現できるものでは、テーマを決めることが重要です。
作品の方向性を決めるテーマの設定は、非常に重要なのです。
創作途中で作品の方向がぶれていないかを確認するためにも、テーマは大切な要素だからです。
近い将来に目を向けて、その時にこの小説や映画がどのように評価をしてもらえるか、そのためにどんな工夫をしておけば良いのかを明確にするのもテーマなのです。