江戸時代の頃は下着を白無垢にするのが高貴の風として、お金持ちの間で流行っていたそうです。
現代でも、下着は白しか着ないという人が男女どちらも多いですよね。
もしかしたら、そういう人は子供の頃に親から「白い下着を身に着けていると幸せになれる」なんて言われていたのかもしれませんね。
明治以降、洋式慣行というものが導入されることになり、それに伴って葬礼等は黒ということで決定されました。
そうして、祝い事は白、お葬式などは黒という分け方が国民の常識となっていったのです。
3.「無垢材」とは
家を建てる時、お金をいっぱい持っていれば、使ってみたいのが「無垢材」ですよね。
まず選んでみたいのは、あの有名旅館「星のや」にも使われているヒノキです。
他には、オーク・パイン・チークなどがあります。
無垢材は管理が大変とか、すぐにカビが生えてしまいそう、柔らかいので凹んでしまいそうなんて心配がある人も多いかと思いますが、最近の無垢材の種類はとっても多く、硬い無垢材、カビが生えにくい無垢材などもあるんです。
値段も高いものから、そうでもないものまであるので、昔は諦めた人も、今であればチャレンジできるかもしれません。
そんな建築材として使われる無垢材は、混一本の木から取れるつなぎ目のない材木のこと。
木本来の質感や風合いが大変魅力があり、香りの立つ、化学物質を含まない自然素材です。
あまり知られていないのですが、無垢材はなんとコンクリートの約2倍もの断熱性があるんです。
その代わりにきちんと手入れしないと、縮んだり、膨張したりするので、日々のお手入れが必須です。
無垢材のそんな性質と、ピュアで汚れのない無垢という意味は、どこかリンクしているような感じを受けます。
4.混じりけのない金属のことも表す
無垢がつく物といえば、無垢材だけではなく、金属のことを表す場合もあります。
例えば混じりけのない金属には何があるのかというと、金・銀・同・チタンなどがあります。
「無垢」の例文
無垢を使った例文にはどんなものがあるでしょうか?
1.彼はいつまでも無垢な人だ
男性の中にはすぐに浮気するし、毛むくじゃらで、お風呂に入りたがらないちょっと汚いイメージの人もいます。
しかしその反対で、一人の女性を愛したり、毛が薄くて、顔はどちらかというと塩顔系、毎日朝と晩、2回のシャワーを欠かさないという清潔な人もいます。
後者のような無垢な男性と結婚できたら、きっとその女性は一生幸せになることでしょう。
2.この子犬の色は無垢な白さだ
犬の飼い主への愛情は言葉に表せない程の可愛らしさがあります。
何時間も待たされたというのに、飼い主を見た途端にこれでもかと尻尾を振って、愛情を表現します。
私の母が飼っている犬は、公園に行って他のわんちゃんと遊ぶ時、他の人からもらう食べ物を食べることを嫌います。
例え3日間食わずでも、絶対に飼い主とその家族以外からの食べ物を受け付けないのです。
そんな可愛い犬の中でも子犬はまた別格の可愛らしさがあります。
そしてさらにそんな子犬の中でも、無垢な白さの毛を持ったわんちゃんがいるのです。
彼女が公園に現れる日は、雄犬がまぁ大変!「僕とデートして!」「いいや、君は俺のものだ!!」とばかりに、取り合いになってしまうのです。
3.彼女の目の輝きは無垢だった
良くテレビを見ていると、元美人◯◯とか、美人シェフ、美人看護婦・・・などなど、頭に美人とつければ視聴率がもらえるのか、それ程美人でもないのに、マスコミはやたらと「美人◯◯」というタイトルを使いたいものです。
でもその中で本当の美人に会った時、人は本当に心を何かの手で鷲掴みにされるようなエモーショナルな感情に囚われてしまうのです。
そういう人は大概目の輝きが普通ではありません。
目が大きいとか、目の形がいとか、そういうことではなくて、目が輝いているんです。
その人の目はまるで「無垢な飴玉」みたいな目をしていました。
目の入り口から奥の良く見えないところまでがすべて優しくて純粋なのです。