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人といないと心が寂しい「寂しがり屋...(続き4)

そのような今までとは違った面での努力の必要性を感じたり、世界を広げていくことはその人自身をもっと成長させます。

さらに、寂しいと思うときにはとかく他人に頼りたくなりますが、自分で何とかしなければならない状況になると、もっと自分を強くする必要があって大人になれます。

だから、寂しさを感じるときは、自分の感情をコントロールしたり、自分を変えていくことを学ぶきっかけになるので、大人になるチャンスなんです。

もっと自分を好きになろう

自分は孤独だとか、だれからも愛されないとか、友だちが少ない、と思うときは、自分のことがなかなか好きになれないかもしれません。

人は誰でも寂しさを感じることがありますが、寂しがり屋の人は特に誰かに愛されていることをとても必要としています。

でも、他人からそのようにいつも十分に愛を感じさせてもらえることばかりではありません。

そんなときも、自分で自分をちゃんと好きでいられるようにしましょう。

もっと自分に自信を持ったり、自分で自分を評価して認めてあげられるようになると、誰かに感情的に依存しているばかりでなくても、ちゃんと毎日を楽しく生きていくことができます。

人は自分にある程度の自信、つまり自尊心を持っている人に魅力を感じます。

逆に自分のことが嫌いな人は、マイナスなオーラが出ているのであまり人に好かれないかもしれません。

自分のことを好きな人は心が安定しやすく、周囲からも愛され、たとえ一人になってもその時間も楽しめます。

誰かに心を満たしてもらったり、認めてもらわないととおかしくなる、ということが少なくなくなります。

もっと広い世界に繰り出すチャンス

心が何か満たされないとか、ぽっかりと穴が空いているという時には、それを埋めるために新しい世界に繰り出すチャンスです。

満たされている状態では、新しい交友関係や輪を求めないで満足しているので、チャンスがあっても積極的にそこに繰り出すことはないかもしれません。

でも、寂しいと感じる時にはそれを満たすために、新しい世界にでも自分を送り出す用意ができています。

わかりやすい例では引っ越しなどですが、新しい生活を始めると寂しさや過去が恋しくなります。

ですが、新しい今の状況に目を向けたとき、また素敵な出会いや人との絆というものを作ることができ、もっと自分の世界を広げていろいろな人との関わりや繋がりを楽しむことができるのです。

さらに、恋人と別れたばかりであれば、失ったものばかりに目がいきがちですが、今の自分の状況には今までよりももっと広い可能性があることに気づくかもしれません。

フリーになった今、新しい出会いを自由に楽しめるし、自分の時間をもっと使えるようになります。

今までしたくても時間や自由がなくてできなかったことに挑戦することができるかもしれません。

どんな人が寂しくなりやすい?

1.長男長女

長男長女も寂しがり屋が多いといわれています。

もちろん、長男だから、長女だからと言ってみんながみんな寂しんぼうなわけではありません。

その人の育ってきた家庭環境や性格ももちろん関係しています。

でも、長男長女というのは、両親から多くの愛情と注目を注がれてきたことが多く、その反面期待されることも大きい場合が少なくありません。

そして、親の愛情をもっと得たいと思っていながらも、「お兄ちゃんでしょ」「お姉ちゃんでしょ」と言われてきたりもして、甘えたくても甘えられなかった人も多くいます。

大人になっても本当は甘えたいのにそれを人に上手に伝えられなかったり、表現できなかったり、誰かに迷惑をかけるなら一人になることを選んだり、人に頼ることができなかったりして、孤独を感じやすい人もいます。

2.末っ子

末っ子は寂しがり屋で甘えん坊というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?

末っ子は、周囲から大事にされ甘えて育ってきた人が多く、それゆえに周りの人に面倒を見てもらうのが上手です。

大人や年上の人から可愛がられる方法もよくわかっていたりします。

親はどうしても末っ子を一番お世話するし、年上の兄弟からもお世話を受けていると、どうしても、いつも自分に一番みんなの注意が向く場合が多いです。

それが普通の環境で生きてきたわけなので、大人になって自分が中心ではなくなったり、人がみんな自分を可愛がってくれるような環境でなくなったときに、戸惑いや寂しさを感じやすくなります。

3.離別や死別の経験がある人

愛する人との死別を経験していたり、離婚経験がある人は、ときにどうしようもないさみしさに襲われることがあります。

それは、死別や離別を経験したばかりの時には当たり前ですが、その後も何年という時が過ぎたとしても、時に大きな寂しさを感じることがあります。

自分の中の一部のように感じていた人との別れというのは、きっとそれを経験したことのない人が想像する以上に大きなダメージで、それは簡単に忘れられることではありません。