本人が離婚したいと思ったなら、それを今すぐにでも実行できてしまう立場にいるのです。
でも、衝動的に決めてしまった離婚で後悔しないことは少なく、大概、もっと頑張れたのではないかという思いが生まれるでしょう。
そして、離婚して失ってしまったものや自分が背負っていく現実に向き合ったときに、大きな後悔の気持ちが生まれます。
後悔している人たちの離婚の原因とは?
では、離婚をし、その決定を後悔している人たちにとって、離婚の原因というのはどんな点だったのでしょうか?
それは、人それぞれ違っていることですが、多くの場合原因となっている理由があります。
「不倫」「性格の不一致」「家事や子育てのことで意見が合わない」
「相手の親との確執」「金銭感覚の違いや浪費癖」「精神的また身体的な暴力」などがあります。
信頼している相手に浮気をされると、大きな溝ができます。
結婚に信頼は必要ですから、その土台がなくなるとその関係を持続させ、相手を変わらず愛し続けることは難しくなるでしょう。
さらに、近年増えているのが「性格の不一致」という原因です。
これは、付き合っていた頃にはわからなかった「考え方」や「価値観のずれ」というのものが大きくなっていくと、協力して生活を共にすることが難しくなります。
結婚には歩み寄りが不可欠で、多少の妥協も大切です。
しかし、それができなくなっている関係だと、相手のちょっとした行動にもイライラしてしまいます。
そして、まったく折り合いのつかない関係になってしまうかもしれません。
結婚は今まで別々に暮らしてきた二人の共同生活なので、意見が合わないことや相手の行動が理解できない、ということは絶対にありますよね。
それでも、それを受け入れてお互いに歩み寄れればいいのです。
しかし、そうもいかなくなると離婚を選択する夫婦も多いようです。
言葉の暴力や身体的な虐待、さらに家計のお金を浪費したり、家事を分担できずに片方の負担が大きくなりすぎる、ということも離婚の大きな原因です。
そのような、大きな問題といえることが夫婦間で生じると、「離婚しなければ解決できない」、「自分にとって(相手にとっても)これからの人生においてそれが最善だ!」と思うかもしれません。
そうだとしても、後悔を感じる瞬間はあるんです。
では、どんな時にその後悔を感じるのでしょうか??
男性と女性それぞれが離婚することで受ける影響、そしてそのあとの現実を見てみましょう。
今、離婚を考えている人たちにとっては、離婚後のリアルな現実を見つめて考える助けになると思います。
男性が離婚を後悔する3個の理由
ではまず、男性の立場からして離婚を後悔するときの、理由を見てみましょう。
離婚した男性はどんな時に、後悔を感じているのでしょうか??
1.仕事と家事の両立ができない
離婚してみて、家事の大変さを実感するという男性は多いようです。
家事というのは、見えない部分での苦労が多いものです。
例えば、部屋をきれいにするのは、簡単そうに見えて手間がかかるし、見えないところこそめんどくさかったりします。
そして、毎日当たり前のように食べていた温かい食事なども、失ってみて初めてありがたさが身に染みてくるということもあります。
自分は全く関係していなかったご近所づきあいなど、知らないところで奥さんが頑張ってくれていたことに気づくときもあるでしょう。
もし、家事などを奥さんが頑張っていてくれた家庭だったなら、今度は自分が仕事をしながら家事をしなければいけない、ということはかなりの負担になります。
仕事と家事の両立で毎日が疲れ果てるかもしれません。
疲れてきた時にこそ、後悔の気持ちが心にのしかかるものです。
自分は結婚前に一人暮らしをしていたから別に離婚したも構わない、と思っていた人たちもいることでしょう。
でも、実際には結婚前の独身生活と、家庭を持った後の独身生活にはちょっと違いがあることに気付くのです。
思っていたよりも自分への負担が大きかったと思う男性たちが多いようです。
2.周りに隠し通せない
「離婚をした」「バツイチ」「結婚に失敗している」という離婚へのマイナスな社会の目という試練もあります。
離婚したことは周りの人に隠すことはできないでしょう。
最初は隠していても、いずれはあとからみんなにバレてしまうことです。
男性は、社会的な立場というものが仕事にも関係してきます。
家庭もうまくいっている人というのは、男性としての信用や価値を高めるものでもあるのです。
だからといって、離婚している人たちが劣っているということでは決してないのですが、そうゆう目で見られることがあるのは事実です。
だから、そのような周りの目という圧力に耐えるのが辛くて、後悔してしまうということもあるのです。
結婚というのは自分たちだけでなく、相手の親族も巻き込んだ関係になります。
だからこそ、男性として責任感から相手の親などに対しての申し訳ない気持ち、という大きなダメージを受けることもあります。